ラグビーのトップリーグ第5節第1日は16日、東京・秩父宮ラグビー場などで3試合を行い、
1敗の東芝府中が開幕3連勝のNECを17―13で破り、全勝チームが消えた。
10点をリードされた東芝府中は前半39分、後半3、22分とすべてモールからの3トライで逆転勝ち。
会社の顧問を務め、肺炎のため4日に亡くなった日本ラグビー協会・町井徹郎会長(享年69)にささげる1勝を挙げた。
また、クボタがサントリーに24―10と快勝し、勝ち点16で暫定首位に立った。
http://www.sponichi.co.jp/others/ SH苑田いぶし銀2トライで神戸製鋼3勝目
初代王者の神戸製鋼が34−20でワールドを下して3勝目を挙げた。
神鋼は元日本代表のSH苑田右二(31)が2トライするなど5トライを奪い、ボーナス点(1点)も挙げ、勝ち点を15に伸ばした。
ベテランのひらめきが神戸決戦を制した。相手に傾きかけた流れを引き戻し、最後のとどめを刺した2つのトライ。
31歳のSH苑田の個人技が神鋼の勝利を演出した。
「最初のトライはSO今村にパスを出そうとしたら倒れていたから、そのまま自分で行きました。後半のはサインプレー。
自分で出しました。フランカーさえ振り切ればイケると思った」
前半28分にゴール正面約15メートルで得たPKをそのままインゴールに持ち込んだ同点トライと、
敵陣22メートルライン付近のスクラムから右サイドを抜け出して奪った後半39分のダメ押しトライ。
昨季までの2年間、主将を務めた指令塔はウイルス性腸炎で昨季終盤を棒に振っただけに
「今は個人のことに集中できる。春からウエートトレや走り込みもしっかりできたし、
日本代表にまた選ばれたいという意欲もある。モチベーションは高い」と充実感を口にした。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200410/rg2004101702.html