【大阪】「花園ラグビー場」が消滅の危機、近鉄撤退も府と市は財政難
「全国高校ラグビー大会」などで知られる大阪府東大阪市の近鉄花園ラグビー場について、
管理・運営する近鉄レジャーサービスは30日、将来的に大阪府か東大阪市に売却し、
運営から撤退する意向を明らかにした。
財政難の府や市が買収に応じる可能性は低く、今後の存続に不安を残しそうだ。
東大阪市役所で初会合が開かれた「花園ラグビー場の活性化検討会」で、
久保都志・近鉄レジャーサービス社長が意向を語った。
同社はこれまで、同市に支援を要請。市は年5000万円の運営補助金を出したが、
同ラグビー場は昨年度、約1億3000万円の赤字を計上。固定資産税や芝生の管理経費、
人件費などの負担が大きかった。久保社長は当面、廃止する考えはないとしながらも、
「施設整備も十分にできない状況で、公的支援だけではいずれ立ちゆかなくなる。
運営から手を引き、府や市に売却したい」と述べた。
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