サガン支援全国から、チケット寄付続々と
経営難が続くサッカーJ2サガン鳥栖を支援しようと、サポーターが招待チケット寄付を呼び掛けたところ、関東や東北など全国各地からチケットが続々と届いている。
チーム存続を願い、励ます手紙が添えられたものも多い。予想以上の反響に、サポーターは「この熱い気持ちを多くの人に伝えていきたい」とポスター貼りなどの活動を精力的に続けている。
集客キャンペーンは、「満員の観客で応援することが、チーム存続につながる」と七月中旬に開始。ホームページに趣旨を掲載し、九月四日のアビスパ福岡戦に少年サッカークラブを招待するため、チケットを送ってもらうよう呼び掛けた。
チケットは七月二十六日に郵送で届いたのを皮切りに、八月一日に行われたベガルタ仙台との試合前には、仙台のサポーターが地元での試合前、カンパをして買ったチケット百三十四枚を寄付。
受け渡しをした浅野浩則さん(28)=仙台市=は「鳥栖だけの危機だけではなく、明日はわが身。頑張って」と励ました。
現在、集まったチケットは千百五十六枚。実行委員の一人、池田章生さん(29)は「全国から寄せられた熱い気持ちを、多くの人に知ってもらい、サガン鳥栖存続につながるものにしていきたい」と話した。
九月四日に観戦する少年サッカーチームも募集中。問い合わせは電話080(3183)1309。
http://www.saga-s.co.jp/kizi1.asp?ID=20040809&COL=3