【野球】近鉄本社・山口社長「署名に加わったら、プロテクトしないよ」

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571名無しさん@恐縮です
26才1994年 野茂はダン野村を伴って契約交渉のため前田球団社長と現れる
         「野村君」と前田球団社長。 「こんなところでなにをしているのかね」
         「契約交渉に来たんです」とダン。前田の顔色がみるみる赤くなる。
         「君を部屋に入れるわけにはいかん」と前田の語気が荒くなった。
         「出て行きたまえ」そういってダンをドアの外へ押し出そうとする。「それなら-」と
         野茂はすかさず、くるりときびすを返す。「僕も出て行きます」 「いや、君はいかん、待て」
         と前田。「君は残りなさい、ウチの大事な選手なんだから」前田は肩に手をかけて制止する。
         野茂はその手を乱暴に払いのけてドアに向かった。しかしダンは席を外すことに同意し
         野茂に、部屋に残って1人で交渉するように説得した。交渉のポイントはすでに2人で
         打ち合わせしてある。ダンが外で待っている間、野茂はまず複数年契約を持ち出した。
         案の定、前田は即座に拒否。君はまだ若すぎる、と。言い争いの後、野茂は怒った口調で
         「それならば引退します」と宣言し交渉の席を立った。
         2回目の交渉、 「複数年契約を飲んでくれるならサインしてもいいがダメなら近鉄と縁を切る。」と野茂 
         前田は頑として聞かない。「入団して10年以内の選手は複数年契約はできない」  
         前田は考え直せ、と命じた。しかし、野茂はまったく動じない。会談はとうとう険悪な雰囲気に
         なり、感情的になった前田ははったりをかましたつもりか怒って野茂に命じた。
         任意引退の書類に今すぐこの場でサインしろ。そして下のコーヒーショップで待っていた
         ダンを証人として呼び入れた。