脳梗塞(こうそく)でリハビリ中のアテネ五輪日本代表の長嶋茂雄監督(68)が、7月13、14日の壮行試合(東京
ドーム)に参加する意向を持っていることが明らかになった。24日、日本代表編成委員会の長船騏郎委員長に
「できれば東京ドームに行きたい」という長嶋監督の意向が関係者を通じて伝えられた。同関係者は「回復の経過
は順調」とも伝え、ベンチ入りする可能性すら出てきた。
キューバと対戦する壮行試合で復帰したいという長嶋監督の意欲は、衰えていない。長船委員長は「すべては医
師の判断、長嶋監督の体調によるが、東京ドームにぜひ来て欲しい。ベンチ入りの可能性も十分にある。それがダ
メなら視察してもらうだけでもいい。選手を激励していただきたい」とあらためて語った。
今日25日には代表24選手が発表される。「長嶋ジャパン」が集合する壮行試合は、アテネ五輪に向けた重要な
初戦になる。しかもキューバとの試合は長嶋監督が要望したもので、ここでの復帰を目指すことがリハビリに取り
組む原動力にもなっていた。試合直前まで視察できるかの判断を待ち、できない場合は中畑ヘッドコーチ、大野投
手コーチ、高木守備走塁コーチのうちの1人が指揮を執る。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-040625-0013.html