日本テレビが昨年11月に放送した「ニュースプラス1」で、防水性のある衣服によって洗濯機が爆発する可
能性を示す実験を紹介した際、爆発しやすい状況を設定するなど行きすぎた演出があったことが29日分か
った。同日夕の番組内でキャスターが「実験の仕方に一部不十分なところがあった」と謝罪した。
日テレによると、企画を制作したプロダクションが、爆発発生のメカニズムとされる「水の入った風船」状態に
しようと、レインコートのそでを縛ったり、ポリ袋を使ったりしたという。
また、最初に実験した国民生活センターの施設では爆発が起きなかったため、後日、プロダクションの駐車
場で再実験し、爆発させた。番組では2カ所で撮影したことを説明しておらず、国民生活センターでの実験で
爆発したかのような印象を与えたという。同局広報部は「一部厳格さを欠く手法があり、遺憾に思う。制作体
制の抜本的な見直しを図りたい」と話している。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040329-0027.html