米紙ニューヨーク・タイムズは28日、プロ野球、巨人のタフィー・ローズ外野手のインタビュー記事を掲載した。
「ローズは、よそ者としての生活を受け入れる」との見出しで、外国人選手が差別的に扱われているとの見方を紹介した。
記事によると、ローズは「日本人は、特定のだれかにではないが、外国人に偏見を持っている。
閉鎖的で人の結び付きが強いから、外部の人を仲間に入れたがらない」と話した。
日本人の結束の強さには敬意を払っているが、外国人選手として不利な扱いを受けていると打ち明けている。
審判の判定では、日本人選手より、明らかに広い「ガイジン・ストライクゾーン」が存在すると指摘。
本塁打の年間記録更新が目前だった01年に敬遠攻めにあったことについての不満も語った。
球団が「自分を球界最高年俸選手にしたがらない」という思いも打ち明けている。
巨人との2年契約では、契約金や出来高払いなどを含め最高2200万ドル(約23億円)の報酬となるのに、
球団は基本年俸の1000万ドルの部分しか発表していないという。
しかし、記事はローズが「ガイジン」としては最大級に愛されている選手であることも紹介。
ローズ自身も日本での成功を幸運と感じ、マイナス面を度外視して日本を愛していると結んでいる。
引用元
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040329&a=20040329-00001016-mai-spo