タレントのSAYAKA(17)が本格舞台に初挑戦することになった。アイドル歌手で失敗、映画女優としても目
立たなかったが、正念場となる舞台ではかなりの前評判。その意外な理由とは…。
松田聖子(42)の娘として鮮烈歌手デビュー。ファーストシングル「ever since」、自ら作詞作曲した2枚目
の「garden」でもブレークは遠かった。方針を変え、出演した映画「ドラゴン・ヘッド」は興収10億円を超える
ヒットとなり、演技の評判もソコソコだったが、共演の妻夫木聡(23)の存在ばかりが目立った。
アイドルとして今一歩で、「われわれの質問にも丁寧に答えるなど性格はでき過ぎぐらいだが、残念ながら
アイドルとしては顔が古典的。70年代ならウケたかもしれないんですけどねえ…」(芸能リポーター)という
評価が定着しつつある。
そんなSAYAKAが踏む初舞台は、宮本亜門演出のミュージカル「INTO THE WOODS」(新国立劇場、
6月9−26日)。ほとんどが有名劇団出身でベテランぞろいのなか、SAYAKAは20倍のオーディションを
勝ち残り、“赤ずきんちゃん”役をゲットした。
先ごろ行われた製作会見でSAYAKAは「現代風に、腕っぷしも強い赤ずきんちゃんを演じてみようと思いま
す」と意気込みを語ったが、関係者も期待を寄せる。会見では、宮本が「声の質に加え、何といっても反応が
いい」と絶賛した。
ミュージカル「ミス・サイゴン」の初演メンバーだったボイストレーナー、楊淑美氏も「顔の骨格をみたときに声
の通る子だとわかった。表現力もあるし舞台に向いている」と太鼓判を押す。
「母親の方がアイドルっぽい」(音楽関係者)ともいわれるSAYAKA。アイドルとしては顔の大きさが“壁”に
なったが、舞台では一転、「大きい方が表情がよく出る」と“光明”に。
これでダメなら、もうお手上げということにもなるが…。
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