【プロレス】蝶野が怪奇行動、裏切りにもノーコメント

狂乱ファイトを繰り広げている蝶野正洋が、またも奇怪な行動に走った。
１２日の代々木大会では、タッグパートナーの永田裕志を裏切り、
魔界倶楽部の村上和成と肩を組んで控え室へ消えた。
本隊離脱の意思表示とも言うべき試合放棄に、試合後の永田は涙を流して悔しがったが、
蝶野の心は完全に冷え切ってしまっているようだ。

１３日、東京・渋谷の「闘魂ＳＨＯＰ」でサイン会を行った蝶野は、
１５０名のファンの前では笑顔を見せていたが、
イベント終了と同時に不可解な動きを見せた。
ショップが併設されている旧・新日本プロレス事務所はすでに引き払った後だが、
突如そこへ閉じこもった。その間、およそ１時間半。
中で何をしていたのかは、まったくの不明だが、
黒い策略をめぐらせていたことは疑いようがない。
空が闇に包まれた頃、ようやく姿を現した蝶野は、記者からの質問を完全に無視。
裏切り行為の真相、村上との共闘、
魔界倶楽部入り……と何を聞かれても口を開くことはなかった。

蝶野は２月に新日本の現場責任者の座を降りると、坂口征二ＣＥＯ、藤波辰巳社長を批判。
以降、パートナーやレフェリーを無視し、ラフファイトを展開。
現体制に決別の意思表示をするかのように、暴れている。
また、これまでは魔界潰しを掲げていた蝶野だが“魔界の青年将校”村上と共闘を示唆。
１２日には村上が蝶野のセコンドにつくなど完全合体寸前だ。
魔界の星野勘太郎総裁も、
「蝶野とは横の関係。まあ、一段階段を上がってきた」と不敵なコメントを残している。

何を聞かれても「聞こえない」といった顔の蝶野。
さっそうと愛車に乗り込むと、独り、夜の町に消えて行った。
“黒の総帥”はどこへ行く……。

引用元
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20040313-00000025-spnavi-spo.html