【格闘技】タイソン弟、カンフー・キックで“鬼に金脚”

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1Theガッツφ ★
K−1新潟大会(3・14)に殴り込む、
プロボクシングの元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(37)の弟、
クリフ“ツインタイソン”コーザ(32)=米国=が11日、
指導を受けるカンフーの達人トニー・バレント(39)を伴い、来日した。
対戦相手は標的の巨獣ボブ・サップ(29)ではなく、その師匠・宮本正明(36)。
新たに習得したカンフー・キックで、宮本を粉砕し、サップ戦へまっしぐら。
K−1世界GP制覇もブチ上げた。

狂気の暴力台風が、ついに日本上陸だ。ケンカ500戦無敗。
兄の鉄人タイソンをもしのぐ気性の荒さ。
ボクシング界の孤児となったコーザが、K−1初陣に目を血走らせた。

「この2年間、ロクな試合が組まれず、オレは飢えてる。宮本? 左フック1発でKOだ。
2分で倒すから、早くサップとやらせろ!」
5月にも米国で浮上するタイソンvsサップを、横取りする驚きの青写真を明かした。

憎し、サップ。発端は昨年8月だ。
K−1米ラスベガス大会観戦に来場したタイソンに、サップがオキテ破りの対戦要求。
兄の用心棒を自負するコーザが、
「兄貴とやろうなんて、100万年早い。オレが潰す」と噛みつき、同12月、
サップを追って突然来日。
サップ戦直前の元横綱曙太郎の練習場を襲撃するなど、やりたい放題で暴れ回り、
危険度を存分にアピールしてみせた。

K−1初ファイトには、「キック対策が必要」と、冷静な準備も整えてきた。
カンフー映画の伝説的俳優ブルース・リーを師と仰ぐバレントの存在だ。
昨年11月のK−1MAX(70キロ以下)大会で、
現MAX日本王者・小比類巻貴之に敗れはしたが、
変幻自在の動きでファンを驚かせたバレントとコンビを組み、
カンフーキックを習得してきたのだ。

「世界GPを獲るには、キックも武器にした方が、より確実だから」と、
ケンカ屋は世界GPをも視野に入れる。
ボクシングの試合でバックドロップを放つなど、
「ややこしいルールは大嫌い。(K−1の方が)オレの性にあってる」と水を得た魚。
鉄人のパンチに、カンフーキックを加えた男が、K−1の常識を打ち破る。

引用元
http://www.sanspo.com/fight/top/f200403/f2004031201.html