納見が引退(4月18日、後楽園)カウントダウンスペシャルで神取と対戦し、完敗を喫した。
最後は左ひざを固められ、ギブアップ。
それでも試合後は、
「社会に出たらタップで逃げられない。それを教わった」と笑顔で振り返った。
歯が立たなかった。
「岩と対戦している感じだった。ごつごつしてた」
ロープに振ろうとしても“岩”は動いてくれない。
逆に四肢を決められてはロープにすがる。
ぜんまい仕掛けのように、これを繰り返した。
「社会に出たらだれも助けてくれねぇ」と神取から叱咤(しった)された納見は、
「やってよかった。今までの人生、私はロープに逃げてばっかりだったから…」
とこれを人生の教訓にするつもり。
今後は団体内の相手と試合を行う意向。
“卒業”の準備は整いつつある。
引用元
http://www.daily.co.jp/ring/2004/03/11/119648.shtml