シドニー五輪柔道男子100キロ級金メダリストの井上康生(綜合警備保障)が4日、
神奈川県平塚市の東海大で記者会見し、
アテネ五輪代表選考会となる全日本選抜体重別選手権(4月4日・福岡市民体育館)、
全日本選手権(4月29日・日本武道館)に向けての抱負を語った。
アテネ五輪男子100キロ級の代表をめぐっては、ライバルである昨年9月の世界選手権、
無差別級王者の鈴木桂治(平成管財)との対決が焦点となる。
これまでは「自分の柔道を追求する」という姿勢だった井上は、
「鈴木の研究を始めた。夜(鈴木の)ビデオを見ていると、いろいろ考えて眠れなくなる」
と危機感を募らせている。
100キロ級の実績では井上が上回るが、実力はほぼ互角。
鈴木は同級で出場した2月のドイツ国際では全試合1本勝ちで優勝。
得意の足技に磨きがかかり勢いがある。
昨年の全日本選抜体重別選手権では、井上が直接対決で敗れている。
五輪で金メダルが期待できる2人は、どちらかが100キロ超級代表に回る可能性がある。
100キロ級で五輪2連覇を狙う井上は「厳しい闘いになる」と覚悟しているようだった。
引用元
http://www.nikkansports.com/ns/sports/f-sp-tp0-040304-0027.html