【格闘技】曙「ハイキック見切れた!」

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1Theガッツφ ★
武蔵よ、“キックの正体”見破ったり!
元横綱の曙太郎が3日、武蔵との3・27決戦に向け、
都内のジムで“仮想武蔵”のK―1戦士タケル(正道会館)と本格スパーリングを開始した。
曙は「キックの軌道を見切れるようになった」と話し、
早くも横綱時代の「動体視力」を取り戻したことを告白。
タケルもスパーリング中に一撃でダウンを喫した必殺「ヨコヅナ・パンチ」の存在を明かした。

“名誉の負傷”が特訓の内容を雄弁に物語っていた。
10ラウンドのスパー中、右目尻下を赤く擦りむいた。
「タケルの左ハイキックが当たっちゃった。
サップ戦で“人間のパンチってすごい”と思ったけど、空手家の蹴りはもっとすごい」
曙の言葉に不安や危機感はみじんもなかった。
むしろ自信の裏返しだった。

「僕は横綱の突っ張りを受けました」タケルが口を挟んだ。
192センチ、97キロ。
95年以来、K―1で14戦のキャリアを持ち、
武蔵以上の体格を誇る日本戦士は曙のパンチで倒され「ものすごく強い」と実感した。
実力者の証言が進化する曙の打撃力を予測させた。

曙が明かした。
「ハイキックが見えます。読み方も分かるようになった。
12月は分からないままリングに上がったが、すべて真っ白にして、
この1カ月半はディフェンスの基本をやった。キック対策は順調です」
蹴りの軌道を見極められるからこそ、
心にゆとりを持って重いパンチを繰り出せるというわけだ。

この間、宿敵サップはプロレス界で大暴れ中だが、
曙は「どうぞ、お幸せに。マカイクラブ?何それ?好きにしたら」と眼中になし。
「気にする余裕もない。自分のことで精一杯」
視線の先には武蔵しかいない。決戦まで3週間余り。
「ダウン?するわけないよ!マットの味を1回食ったら、もう2度と倒れません」
曙は死んでも倒れなかった「弁慶」になる。

引用元
http://www.daily.co.jp/ring/2004/03/04/118676.shtml