フランスを代表するドキュメンタリー映画監督、人類学者のジャン・ルーシュ氏が18日から19日にかけての夜、
滞在先のアフリカのニジェール・タウア近くで交通事故死した、とAFP通信が報じた。
86歳。事故の詳しい状況は伝えられていない。
モナコの海洋博物館の館長の家に生まれ、人類学者マルセル・グリオール氏に師事。
41年土木技師として西アフリカ各国を訪れて以来、現地の文化や民俗をテーマに撮影した。
代表作に「我は黒人」「人間ピラミッド」など。約50年間の活動で作品は120点に及ぶ。
ニジェールに長く滞在し、アフリカ各国の映画の発展に尽力。フィルムライブラリー
「シネマテーク・フランセーズ」の館長、仏国立科学研究センター主任研究員も務めた。
ソース
http://www.asahi.com/obituaries/update/0219/006.html