http://www.kanagawa-np.co.jp/yb/yb03100201.html 横浜ベイスターズ 「高給」ベテラン放出へ
【野球】横浜ベイスターズ 「高給」ベテラン放出へ
◆オーナーらが会談
横浜ベイスターズの砂原幸雄オーナー(66)、峰岸進社長(61)、藤木幸夫社外取締役(73)が1日、東京・赤坂のTBS本社で会談し、
チーム再建のために複数年契約を結んでいるベテラン選手を放出する方針を固めた。今オフにも、"大量リストラ"に着手する。
この日、峰岸社長と藤木取締役が砂原オーナーを訪問し、約1時間半にわたって2年連続で最下位に沈むチームの今後について意見を交換した。
藤木取締役は「うちには"不良債権"が山ほどいる。百罰一戒にするべきだ」と、高額の複数年契約を結びながら不振に終わった石井、斎藤、三浦、鈴木尚らのベテラン選手を批判。
さらに「複数年契約中でも、球団社長から『金は払うけれど、君はいらない』とベテラン選手に面と向かって言ってほしい」と"リストラ"を迫った。
砂原オーナーも「今季は、あれは何だというのも随分いた」と同意し、シーズン中盤から「今オフは全選手がトレード要員」と宣言してきた峰岸社長は、
この日も「ベテラン選手には、コストに見合ったパフォーマンスを見せてもらわないと困る。刺激を与えるためにも、トレードや解雇も考えている」と明言。
異例ともいえる複数年契約選手の"リストラ"を行う構えであることを強調した。
横浜には推定年俸2億5000万円の石井を筆頭に、同2億円前後のベテラン選手が並ぶが、同社長は「高額年俸が移籍のネックになるなら、
2億円の選手をトレードした後、うちが1億9000万円を負担してもいい」などと話した。