【マウンドの指揮者となった中田英寿】
2年前のサンドニの惨敗・・・ナインのだれもが一度は頭によぎったはずだ。トルシエという
反動監督により0−5という大敗を喫した2年前のリベンジを果たした主役は、皮肉にもトル
シエに嫌われていた中田英寿と中村俊介であった。特に、中田は選手会長としてチームをまと
めあげ、マウンド上でも抜群の存在感を示して見せた。
0−5が3−0になったスコア以上に日本の進化はある。プラチナの中盤を要するジーコジャ
パンは、球宴かと思うような豪華なメンバーを使い、中盤に中田英寿、そしてトルシエが持て
余した「和製マラドーナ」中村俊介を見事にマウンドに両立させた。
アウェーでこれだけ闘えるようになったのはやはり海外移籍先駆者中田の存在があるからだ
ろう。日本人として初めてセリエAの舞台で戦った中田は、ユベントス、インテル、ミラン、
インターミラノ等のビッククラブを前に物怖じせず渡り合っている。これが日本代表に及ぼす
効果は計り知れない。これからも若き司令塔が率いる日本代表、大いに期待しようじゃないか。
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