首相「永田町は地雷原」――参院幹部との会合で
「永田町の地雷原を歩くよりはいい」。
小泉純一郎首相は22日昼の与党三党の参院幹部との会合で、
来月8日に滋賀県で開く防衛庁主催の「対人地雷廃棄完了式典」に
出席することに触れて、こんな冗談を飛ばした。
首相は式典で最後の対人地雷の爆破指示ボタンを押すことなどを
説明したうえで、自民党総裁選や衆院解散・総選挙への思惑が複雑に
絡み合う政界の現状を「危険な地雷原」になぞらえた。
公明党の草川昭三参院議員会長は「踏んでも不発弾じゃないですか」と
ちゃかし、扇千景国土交通相も「永田町では不発弾が多いですから」と続けた。
首相は「踏んでも地雷はなかなかなくならないよ」と混ぜ返し、
一同の笑いを誘った。
http://b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/morning/20030122d1e2200822.cfm