ミュージシャンに「9.11」しのぶ動き
海外は忌避の傾向も
米国の同時多発テロ事件から1年。ミュージシャンにも「9.11」をしのぶ動きが出ている。
しかし日本に紹介されたもので政治的メッセージを前面に出した作品は意外に少ない。
多くの犠牲者を出した惨事を、商業的に利用したとみられるのを避けているようだ。
そんな中で真正面からテロ事件と向き合うのは、ロック界の大御所
ブルース・スプリングスティーン、梨子田まゆみ氏撮影。
7月に出た7年ぶりのアルバム「ザ・ライジング」は殉職消防士にささげる曲や、
自爆テロを行った10代の少女に触発された曲、遺族への取材をもとにした曲などで構成され、
“主張する男”の本領を発揮した。いま世界ツアー中だ。
http://www.asahi.com/culture/music/K2002091101319.html