1 :
クリック連打してた人:
UCGO(※UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE Zero G Attack)
このネットゲームは当初、開発陣が壮大で画期的な内容を宣伝文句にしていたため、
テスト時点で大勢のテスター希望者が押し寄せていた程、人気があった作品だった。
ガンダムファンは勿論、ガンダムを知らない人間にも斬新な内容が評価されたためである。
数多くある宣伝内容の一部としては
・リアルスケール且つ地球圏をシームレスで完全再現
・16万人同時接続可能
・キャラクターは物を食べて太ったり痩せたりするなど本物の人間のように変化する
・軍人はMSを整備したり戦闘を通じて地球規模の大規模な軍事作戦に参加出来る
・民間人は商売や農業、趣味に没頭したり家を買って自室を作る事も可能 etc・・・
だがそれとは裏腹に、このゲームには出来ることが極端に少なくさらにラグ・エラー等が多発した。
さらに有料サービス開始早々からユーザーを落胆させる不祥事・珍事が多続いているのが現状である。
・16万人はおろか近くに十数人いただけで大幅なラグが発生することもある
・推奨スペック以上のPCでさえも快適にプレイできる人はほんの僅かしかいない
・地球圏のうちオーストラリア大陸と宇宙ステーション宙域のみしか存在しない
・大部分の大地は何も無い砂漠地帯でいくつかの都市の近くに鉱山や空港があるくらい
・キャラクタ状態では乗り物に乗る以外出来る事は何もない。当然家も買えない
・ゲームデータ損失の回数が非常に多く欠損したスキルの保障もない etc・・・
等々さまざまな問題が累積している上に、肝心のゲーム性はかなり劣悪であり難解な操作性と相まって
ガンダムファンである・ないに関わらず、すぐに退会してしまうほどの酷さだった。
あまりにも酷くつまらないため、未だに課金しているユーザーの一部間では
「大風呂敷の宣伝文句」を肴に自分達で宇宙世紀を妄想し始める者が現れた。
ゲーム自体が劣悪な事もあり、一部BBSで書かれた妄想にはそれなりに人気があった。
UCGOに疲れた人、やめた人、ガンダムが好きだがやりたくない人。
あなたも一度ここに書いてみてはどうだろうか?
2 :
ネトゲ廃人@名無し:2007/05/03(木) 20:32:16 ID:KAzX/KoH
○━━━━━━━━×書き込みをする際の注意×━━━━━━━━━━━━━━━━○
◆個人への誹謗や中傷はしない。又、反論せず無視すること。
◆荒らしや冷やかしは徹底的に無視し相手にしない。
◆1stガンダムの宇宙世紀、又はUCGOの世界観に関連した内容であること。
◆シリーズで連載する場合は判り易く冒頭にタイトルと番号を記入すること。
◆次スレは
>>950の方に。重複を防ぐため立てた場合はその趣旨を書き込むこと。
○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
3 :
ネトゲ廃人@名無し:2007/05/05(土) 23:54:38 ID:qtqFSXCW
初の最初カキコゲト!
!!!〆(^∇゜*)
4 :
ネトゲ廃人@名無し:2007/05/07(月) 11:29:43 ID:VdjLuZIs
次期実装も来そうに無い今
妄想と言うより 架空の空想になりそうだがな
βテストの雪合戦を面白くなるように改良してったほうがまだゲームになった来もしないではないが
5 :
素人プレイヤー01:2007/05/11(金) 21:25:55 ID:4TqX0B44
とりあえず最初に書かせて貰います。
タイトル:数年前の残影 No1「駄作の地雷?」 前半
家に帰って早速PCの電源を入れる。暇な起動時間の合間に、買ってきたパッケージを開けてみた。
本来俺は説明書に目を通す主義だが、これを薦めた本人いわく「見ずにやってみろ」とのこと。
大抵この手のガンダム物は地雷の可能性大だが、なぜかガノダの友人は胸を張って豪語していた。
最初はガンオタ限定のマイナーな内容だと思い、断ろうとしたが彼の次の言葉の後にすぐに承諾した。
「もしつまらなかったら定価そのままで買い取ってやるよ」一応確認はしたが彼は本気のようである。
丁度、カードに得点ポイントが4000円分あったので、その差額を現金に換えられるという旨い話だ。
どうせ、あれこれ文句を付ければいいだけだ。彼には悪いが俺はもう名前だけのゲームには興味はない。
やっと立ち上がったPCにCDを入れる。数年前のデスクトップ型の中古だが、それなりに重宝している。
だが意外な事に推奨スペックはクリアしていた。外箱のの宣伝からしてゲームマシン専用だと思っていたが。
せっかくの大義名分の一つが失われてしまったが、何のことはない。ゲームの内容なんて大体は想像できる。
(他ゲームを無理やり移植したか、シリーズの続編か、それか大風呂敷を広げて失敗した新作のどれかだし)
そんなことを考えながら冷蔵庫からよく冷えた麦茶を取り出して、砂のように渇いた喉を潤していた。
(数年前の残影 No1「駄作の地雷?」 前半 終了)
6 :
素人プレイヤー01:2007/05/11(金) 21:29:05 ID:4TqX0B44
数年前の残影 No1「駄作の地雷?」 後半
ようやくインストールも終わり設定画面に移った。そしてゲーム説明を見た時、思わず苦笑しそうになった。
(16万人同時接続、地球圏全域を完全再現、リアルでシームレスな戦闘、キャラは食べて太ったりやせたり変化、
民間人として商売や農業、放牧・養殖に土地の売買やコロニーに家を建てる事が可能。等々・・・本気か?)
危うく飲んでいた麦茶を吐き出しそうになったが、完全に勝利を確信した瞬間でもあった。むしろ当然だろう。
(大風呂敷タイプか。推奨スペックからして、きっとネタが潰れて仕方なく適当に作った駄作だろうな)
今更、友人に申し訳なく思ったが言ってきたのはあっちだ。こっちは少しでもボロマシン改造の資金が欲しいのだ。
次にステータス設定に移ったが何故か本格的だった。髪毛・肌色・目や鼻に口や顔の形までかなり細かく出来るようだ。
適当にデフォルトで終わらせようと思っていたが、せっかくだし好きな漫画キャラに似せて少しアレンジを加えた。
まあネタ倒れ物だからこういうところは細かいんだろう。今までの駄作プレイ経験からいって怪しい雰囲気ではある。
とりあえず「初心者にオススメ」な民間人にし、スタート地点はこれまた「初心者向け都市」のシドニーにしてみた。
家に帰ってからおよそ15分くらい経つであろうか。PCに映る画面のアドバイス通りにすべて設定のを終了した。
契約と課金は例の友人が手配をしてくれているはずのなので、あとはログインボタンを押すだけである。
だが、今になってどういう内容かが気になっていた。地雷と分かっていてもやはり好奇心がそう思わせる。
そして色々と駄作ゲームの型を当てはめながら、俺はログインをするためにスタートボタンを軽くワンクリックした。
(数年前の残影 No1「駄作の地雷?」 後半 終わり)
7 :
ネトゲ廃人@名無し:2007/05/16(水) 16:35:30 ID:3MNKy1Ed
数年前の残影 No2 「予想の現実」
PCの画面では時計みたいな棒が忙しく回っていた。どうやら正常に動いている証拠のようである。
繰り返すことになるが、要求されるスペックはそれなりに高くはないので当然といえば当然だろう。
むしろここでフリーズでも起きてくれたら、わざわざゲームを起動して文句の理由を探す手間が省けるのだが。
ログインが長引きそうなので、冷蔵庫から空になった湯飲みに麦茶を注ぐべく、小走りに台所へ向かった。
ついにゲーム画面らしきものが表示された。何やら賞状らしき紙に歓迎の言葉や移動・会話の基本操作が書いてあるだけだ。
ただ説明書に目を通していないので、一通り読んで重要だと思われる項目だけをメモ用紙に写しておいた。
メモをとった後にOKボタンを押してみると、先程設定したキャラクターが自分に背を向けて町の中で立っていた。
第一印象としては見た目がかなり良い。従来のRPGとは違い、高層ビルや景色が人間視点で見える。
近くには朝日に照らされた大きな道路があり、標識や白線にバス停までがきれいに描かれており少し驚いたりもした。
さて何からすべきだろうか。あれこれ文句を付けるにしても、まずはそのネタがないとどうしようもない。
ここで悩んでも仕方ないので、町を散策してみることにした。幸い地図は表示されているので迷う事はないだろう。
本物の地図みたいに少々見辛いが気にしない事にしよう。良く見ると現在地は高層ビル街前の広場のようだ。
ふと、部屋にある目覚まし時計に目をむけた時、デジタルの表示は9時30分を明るく示していた。
(数年前の残影 No2「予想の現実」前半 終わり)
8 :
ネトゲ廃人@名無し:2007/05/16(水) 16:46:49 ID:3MNKy1Ed
数年前の残影 No2 「予想の現実」後半
とりあえず前方の高層ビルに向かって歩いてみたが、だいぶ距離があるようで建物が静止画背景のようにさえ見える。
本来なら説明書を参照すればいいのだが友人との約束があるし買い取らせる以上、一方的に破るのも頂けない。
そこでメモで走る方法を探してみた。少し試したところキャラが走り出したので、通常移動はこの方法でいいだろう。
ダッシュして当初の目的地であるビルに到着したが中に入れない。地図上にある近くのビルもすべて同じ状態だった。
確か宣伝に“一部を除くすべてのビルや施設には原則として入ることが可能”が書いてあったはずである。
方法が間違っているのかもしれないので、丁度近くにいた案内NPCの言う通りにしたが全く無反応だった。
立体化したはいいが複雑すぎてハリボテ化してしまったのだろう。まさに典型的な駄作ゲームである。
開始数分で探すまでもなく大義名分を発見していた。
そんな風に思っていたところ、画面右端に一瞬だが動く人間を発見した。恐らくプレイヤーの可能性が高い。
思い返してみればさっきから誰にも会っていない。まあ臨時休校で平日の朝にやっているせいでもあるが。
せっかくのネットゲームなのだし少しだけでも話しをしたいと思い、姿が見えた方向に急いで行ってみた。
どうやらビルとビルの間にある狭い小道に入っていったようだ。とりあえず道なりに真っ直ぐ走る事にする。
狭い小道に入ったところで何故かキャラクターの走る速度を遅く感じたが、たぶん気のせいだろう。
傍らに置いておいた湯飲みには麦茶を注いだばかりのはずだが、既に底の淡い水色がはっきり見えていた。
(数年前の残影 No2「予想の現実」後半 終わり)
9 :
リサイクル男:
とある地域で一番倉庫というリサイクルショップを発見!!!!
なかなか面白かった。