【Livly】リヴリー可愛がって641日【GLL】
豆黒犬島はそれが聞こえたのか聞こえてないのか、わたすずを一瞬ぎゅっと抱きしめ、そして突き放した。
「ばか!あんたなんか大っ嫌い!!」そういい残して豆黒犬島は走り去っていった。
取り残されたわたすずは驚いた表情で「・・・はは」と力なく笑うだけであった。
翌日、わたすずは登校途中の豆黒犬島を見つけた。
「よ、よぉ・・・」気まずそうに声をかける。
「おはよ!」豆黒犬島は何事も無かったかの用に笑顔で振舞うのでわたすずはぎょっとした。
するとぐいっと耳を引っ張られてこう耳打ちされた。
「あ、あんたなんかとシテあげたんだから・・・か、感謝しなさいよ!」
顔を真っ赤にして豆黒犬島は校門に走っていった。
Fin