ほ乳類ではオスとメスの数は大体1:1である場合が多い。人間も例外ではなく、
1:1になっている(出生率は男性1.04に対し、女性1.00)。改めて考えてみると、なぜ男性の数はこんなに多いのだろう。
ミツバチや蟻などはほとんどがメスで、オスはごく少数女王と生殖を行う時だけ出てきて、用が済めばさっさと殺され捨てられる。
魚類などには全てメスで、必要に応じて一部のメスがオスになる種類がある。アブラムシなどはオスが居なくとも繁殖してしまう。
神はアダムの肋骨からイブを造ったそうだが、それは間違いで、アダムがイブから造られたのだ。
なぜ人間にはこんなに男性が多いのだろう。せいぜい女性の100分の一も居れば、生殖には問題がないはずだ。
なにしろ、女性が生涯に産める子供は20人が精一杯だろうが、理論的には一人の男が地球上の全ての女性を妊娠させられる。
(別に私の夢を語っているわけではない ー 余談である)哺乳類や鳥類以外のメスは大抵オスより体が大きく、繁殖以外ではオスは邪魔者扱いされている。
なぜ哺乳類ではオスの方が体が大きく、数も多いのだろう。人間に近い猿を見てみよう。
群の秩序を乱し、メスを巡って喧嘩をし時には子殺しさえする。それでもオス猿は群のボスになって群を守るからまだ良いが、
ライオンなどは大きな図体で何も働かず、メスが狩りをしてせっかく手に入れた獲物をイの一番に食べ普段は子供の面倒など見ずに
あちらこちらのメスにちょっかいを出している。
それはさておき、男性ホルモンのお陰で男性は病気が多く女性よりも早く死に、そして犯罪も多い。
そんな犠牲を払ってまでこれほど男性が多いのは、きっと何かの理由があるにちがいない。
群を守るためとか群のために食料を確保する事ならメスでも充分出来ることは言うまでもない。
とすると、秘密はその脳、というよりその思考形式に存在理由があるのではないだろうか。
その思考形式が必要なために、男性ホルモンを過剰に持った男性が多数必要なのではないだろうか。
男性ホルモンは、生殖のためではなく、脳を女性から際だって異なった機能、つまり暴力を好み独占欲が強く嫉妬心が強く攻撃的であるような
いわば犯罪を犯す為に用意されているのだと考えられる。
http://ueno.cool.ne.jp/added/crime.htm