【Lineage】Wizardの会 62

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443ネトゲ廃人@名無し
気がつくと、ロイはバッシュに腕枕をされて寝ていた。
「すまない・・・俺、加減できなくて・・・。」
その言葉に、昨晩の嵐のような出来事が思い出される。
「ううん、平気。 僕も嬉しかった・・・。」
その身に僅かに残る余韻と、バッシュのぬくもりに、ロイは得も言われぬ幸せを感じ、
この時間がいつまでも続けばいい。そう思った。

明るい部屋で初めて見るバッシュの胸板には、左肩から右の腰まで続く大きな痕があった。
「はは・・、見苦しいだろ?
 DEみたいにUDとか出来ないから、前衛のくせに避けるのがヘタなんだ。
 恥ずかしいから、余り見ないでくれ・・・。」

――知っている。
  これは僕を庇ってくれた時の傷だ。
  これだけじゃない、これも、これも、全部――

ロイはいとしそうに、その胸の痕にすりすりと頬擦りをする。
「く・・・ロ、ロイ・・・!」
バッシュの躯がビクッと震え、ロイがハッと我に帰る。
「ご! ごめん・・・痛む・・・?」
胸の中にいるロイが泣きそうな顔で覗き込む。
「いや・・・く、・・・違うんだ・・・。」
見ると、バッシュの2hsは痛々しいほどに凝固していた。

いつだって先頭に立って、自分を引っ張って行ってくれるバッシュ。
そんな彼が、今は顔を真っ赤にしながら悶えている。
ロイは自分の胸の奥が、きゅ、と締め付けられるのを感じた。

気がつけばロイはバッシュの2hsをぺろぺろを舐め始めていた。

(続かない)