なんかこのスレでやけに極論が出るなぁと思ってたら
たまたまその理由を説明できそうな文章を見つけたので引用してみる。
中島梓が15年前に書いた「コミュニケーション不全症候群」という評論の一節。
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機械はなにもかも自分の意のままに反応してくれるし、自分を受け入れてくれる。
また機械の論理はきっぱりと割り切れて必ず正解があるが、人間関係にはそれがない。
これらのおタク青年たちはその「正解のない」状態、「理屈で割り切れない」状態に
耐えられないのである、という。それがおタクの精神構造であり・・・以下略
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たしかにリアルで人間関係が苦手なやつは
理由を求めたり極論に走ったりしやすいね。
ついでに、なんか最近のネトゲ周辺のことを予見してるような一節。
同じく「コミュニケーション不全症候群」より。
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コンピュータにせよマンガにせよ、本来は誰か他の人間が作り出した
フィクション的機構なのであるが、それはその使用者、というか
所有者の感性に従ってさまざまな角度からいってみれば「私物化」することができる。
実世界のなかに自分の居場所を見出すことのできなかったはみだしてしまった個体群は、
この無限に私物化することの可能な虚構空間を得て、はじめて自分自身であることを
許されたテリトリーを見つけだす。
・・中略・・・
そうであるから彼らは自分で生み出せない私的幻想、私物可能な虚構空間を
探してはそこに「とりつく」という形でしか共同幻想を生み出すことができない。
・・中略・・・
かれらはだから、そんなわけで自分の作り出すことのできない、自分の感性にあった
のぞましい虚構空間を見つけ出すと、それをまず仲間と共同化し、それから
パロディによって私物化を開始する。
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上手く抜粋できないなー。、通して読むと結構納得できたんだけどな。
チラ裏ごめん。議論のじゃましたね。