>>742 韓国ゲーはかなり特殊。
まずPC房の存在がある。
一言でいうとPCが並んでるゲーセンで、1台のPCにいくつかのネトゲ
がインストールされている。
お客はPC房にお金を払ってネトゲを遊ぶわけだ。
PC房としてはよりプレイヤーの多いゲームをインストールしておきたい。
だからゲーム会社はやたらと長い無料βでいたずらに会員を増やす。
この時点では儲けは0だが、PC房のPCにインストールされやすくなる
ことを考えればβの会員数は大事だ。
さらに投資家が会員数の多いゲーム会社に投資する。
宣伝効果が見こめるからだ。
これに国家の補助金も加わって、無料βなのに儲かるという構図ができる。
そうやって資金を集めたらゲームを有料化し、残った一部ブレイヤーから
小金を回収しつつ、次のネトゲの開発に移行する。
以下ループ。
そんなんじゃ色々なファクターの入ったゲーム作らないわけだわ。
戦闘メインのLv制ゲームがビジネスモデルとして一番正しいんだもんなー。
ところが、日本人はその手のゲームは既にお腹いっぱいなワケだ。
コンシューマで散々やってきただろうからね。
この韓国式ビジネスモデルでは、プレイヤーよりも投資家が重視される。
ゲーム会社は投資家から資金を引き出すために、
短期間で多くの会員を確保する方法をとる。
長期間の無料β、複数国ローカライズはそのためだ。
そして、短い製品サイクルで新製品を投入し、
新規会員の発掘に力を注ぐ。
無料βを渡り歩く層は絶好のカモだ。
ゲームの質や深みは2の次で、
なるべく多くのプレイヤーを獲得と早期開発のために
グラフィックは総じて2次元または見下ろし3D。
アニメ調、萌え狙いの図柄で目を引く。
クライアントはバグだらけ、鯖は総じて不安定でバグ取りはおろそかな
くせに季節イベントは熱心。
それもこれも新規会員を増やすためだ。
そして、有料化となると月会費が(質に比べて)妙に高い。
なぜなら、PC房のソフトは過当競争の結果、
3-4ヶ月で入れかえられてしまうから、長期課金を狙うビジネスモデルではないのだ。