ありふれた情景。これも一種の幸せなのかもしれない。
弟と母さんと3人の夕食。会話もほとんど無いんだけど、ちゃぶ台を囲んで黙々と
ご飯を食べるのも、平和な証拠なんだろう。
父は物心ついた頃には家には居なかった。なぜ父は居ないのかなんて母さんに聞いたこともなかった。必要だと思ったこと無かったし。
母さんは過労気味で最近病気がち。よく寝込んだりするので心配。物忘れもも激しいし。
でも一生懸命俺や弟の面倒を見てくれる。早く楽にしてあげたいんだどね。
弟は来年、医大を受験するそうだ。医大を卒業して、俺が患っている病気を治す医者になるんだって言ってくれた。「俺の事はいいから、自分が本当にやりたい事をやれよ」と言うんだが、聞く耳もたない。
つうか聞かないw
ま、俺の自慢の弟なわけだが。
最近気づいたんだけど、ご飯の時は俺だけおかずが無いんだよ。母さん、大丈夫かな。
とある街で起きた女子児童暴行殺人事件
年若い児童が見るも無残な殺され方をしたと言う事で人々の注目は高まり
TV局はニュース時に報道すべく、その被害者の父親にインタビューを行うことにした
レポ「今のご心境の程は」
父親「心境もなにも…まだ信じられません、今でもあの子が帰ってくるような気がして」
レポ「○○○ちゃんは、どんなお子さんだったのですか?」
父親「いつも元気で、ニコニコと本当に笑顔の可愛い子でね、ほんとに信じられない…」
レポ「何か犯人に対して言いたい事は有りますか?」
父親「言う事なんてなにもないですよ、一刻も早く捕まえて死刑にして欲しい、こんなやつ人間じゃない」
レポ「最後になにか言いたい事は?」
父親「本当にね、警察の人には頑張ってもらって、一日も早く犯人を捕まえに来て欲しいと思ってます」
この報道が流れてすぐに犯人は逮捕された
父親の望んだとおり極刑に処されたという話だ
姉は血を吐く、妹(いもと)は火吐く、
可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、
地獄くらやみ花も無き。
鞭(むち)で叩くはトミノの姉か、
鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩きやれ叩かずとても、
無間(むげん)地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内(あない)をたのむ、
金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にやいくらほど入れよ、
無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、
暗い地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にや羊、
可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に
妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、
狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、
可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、
針の御山(おやま)の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、
可愛いトミノのめじるしに
育美ちゃんは小学校に上がる前にお父さんを亡くしてしまい
お母さんはその後再婚もせずに働きまくって育美ちゃんを高校は
もちろん、大学にまで入れてくれました。
でも、無理がたたって倒れてしまいました。
それでも身体が良くなるとまた働きはじめて、そしてまた倒れて・・・。
そんなことを繰り返しているうちについに起き上がれない身体になってしまいました。
そして自分がもう長くないと悟ったお母さんはお守りを1つ育美ちゃんに手渡し、
「ごめんね育美。ひとりでも頑張るんだよ。
でも、どうしても辛かったり耐えられなくなったらこのお守りを開けなさい」と言いました。
しばらくしてお母さんは亡くなってしまいました。
育美ちゃんはお母さんに貰ったお守りをお風呂に入るとき以外は肌身離さず持ち歩いていました。
あるとき友達(Nちゃん達)とプールに行ったとき更衣室で育美ちゃんのお守りの話になり、
中を見てみようということになったそうです。最初は断った育美ちゃんも
お母さんが亡くなってからだいぶ経っていたこともあり
まあいいかと思ってお守りの中をのぞいてみました。
するとそこには1枚の紙が折り畳んで入っていました。
なんだこれだけ?と拍子抜けした育美ちゃんが
その紙を取りだして開いてみると。そこには・・・
震えた文字で「育美、死ね」と書かれていました。
おれの住んでるアパートはかなり古くて、隣の声が丸聞こえだ。
今夜も、隣に住んでる一家の団欒の声が聞こえてくる。
「○○ちゃん、お口にケチャップが付いてるわよ。
ほらほら、また食べこぼしてる。
○○くんは、今日はたくさん食べたのねえ、えらいわぁ。
さすがはお兄ちゃんね」
楽しそうな声が洩れ聞こえる中、おれは一人でコンビニ弁当を食ってる。
もう、慣れたからね。平気だよ。
おばさんの声しか、聞こえてこないことぐらい。
いくつか説がある話を一つ。
俺が去年某洋楽バンドのライブに行った時の帰りの話。
俺と友達二人(仮にA・Bとする)の計三人で行って、ライブ終了後、テンション最高潮で帰ってたんだよ。
そしたらAが後ろから誰かに肩を叩かれたんだ。
振り返ると、80才くらいの背の小さい腰の曲がったばあちゃんが立ってたんだよ。
なにかな、道に迷ったりでもしたのかな?とか色々思いを巡らしてたら、そのばあちゃんはこう言った。
「私、死にそうに見えます?」って。
一瞬「は?」ってなったんだが
なんかばあちゃんの目が虚ろですごく怖くなって返事もしないでその場を去ったんだ。
しばらく歩いてから、みんなで
俺「怖っ何あれwww」
B「お化けかと思ったぜwww」
A「俺、肩叩かれた時、逆ナンかと思ったぜwww」
俺・B「ねーよwww」
とか半ば笑い話的に話をしてたんだよ。
だけど、話してる途中で気付いちゃったんだよ。さっきの一言で気付いちゃったんだよ。
あまり怖くないかもしれないけど書かせてくれ。
俺いま恋人と同棲してるんだけど、さっき家でネットしてたら突然画面に
「一人っきりになってはいけない」
って文字が浮かび上がって、スーッと消えていったのよ。
なにこれって思ってとりあえず彼女に話そうとしたんだけど、俺が言うより先に
晩飯作ってた彼女が「あれ、無い! 祐介、ちょっとマヨネーズ買ってくるね。」
なんて言ってどっか出かけちゃったわけ。
今の今で、正直独りになるのが怖くて止めたかったんだけど、
こんなこと話しても信じてもらえるわけ無いなと思うと止めれなくて、
結局家には俺一人になっちゃったんだわ。
で怯えつつテレビとか見ながら過ごしてたんだけど、実際には何も起こらないのよ、これが。
もうかれこれ3時間くらいになるけどホント何にも起こらない。平和そのもの。
さっき見た文字はやっぱり見間違えだったのかな。
流石にもう怖さも無くなってきたし、そろそろオナニーして寝るわ。駄文すまん
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
ビビりな俺はガクブルでその夜ベッドに入った。
案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くて
ひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。
出張から帰って同僚にノックの話をすると
「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。
ああよかった、ドアを開けていたら
今頃どうなっていたことか。
「え? 幽霊は外に出たがってたんだろ?」
電話帳をめくっていると
台所から母と祖父の話し声が聞こえる
「弥生さん、晩飯はまだかのう?」
「ええ!?何言ってるんですか?さっき召し上がったばかりじゃないですか!?」
「え?そ・・そうじゃったかのう?オカズはなんじゃったかな?」
「魚の煮付けにキンピラゴボウ、酢の物に大根の味噌汁ですよ
ちゃんとお義父さんの分も作ったじゃありませんか!しっかり
してくださいよ!」
「・・・そうじゃったけ?けど腹減って仕方ないんじゃ・・」
「分かりました、後でおむすびこしらえますから先にお風呂に入っててください!」
「・・・、風呂ならさっき入ったとこなんじゃが・・」
「や〜ね、おじいちゃんったらボケちゃって
きっとそのうち近所中に『嫁が飯を食わせてくれん』って言いふらすわよ」
「そうだね・・」
俺はため息をつきながら近所の蕎麦屋に出前を頼んだ
<ザワ・・・ザワワ・・ザワ /\
<・・・でさあww / \
<マジでw? / \
/ \
/ \ あれ?この匂いは・・・?>
/ \ 弁当の匂いじゃねw?>
|\ \ 便所飯www>
| \ :/ ̄ ̄\: .\
| \/ _ノ \: \.
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