◆ Appie Online (アッピーオンライン) 質問スレ◆

西暦2003年、オンラインゲーム「アッピー伝説」は厨が主導権を握るネトゲになってしまった。

アッピーなくして生きられなくなった人間はアッピーでストレスを解消し始めた。次第に限られた生のなかに
こそある人間性は徐々に失われていきアッピーは荒廃の一途をたどった。それでも、
人間達は人間らしさを持たず全てのストレス解消はアッピーに任せる有り様だった。２次元の
愚かしさを知った“クロノス”は人間の１日の日程の約２時間をアッピーに変えて人間達を
支配し始めた。いつのまにか人間はそれを当然だと感じ始め、クロノスに支配される現実が当たり前に
となるその一方でアッピーの終末を予見した僅かな人間も存在したが、終末はすぐそこまで迫ってきていた・・・。

アッピーをやりすぎた人間たちの姿といえば、詐欺で取ったアイテム、CR（犯罪歴）、
そして人々の反応を必要とするほどだった。２時間をアッピーが支配する日本・・・
人間はそれを究極の快楽だと考えていたが人という種で見たときそれは悪以外の何ものでもない。
アッピーにﾊｧﾊｧする香具師は増え、必要のなくなった仕事は捨てし、人間は貧乏になっていった。

アッピーの人口は増え、パグも増え、それを嫌になった人はアッピーを捨て、かつて
ｲｲと言われたオンラインゲーム、「アッピー伝説」は退化していった。詐欺師の多さは他のオンラインゲームに比べて多い。

　クロノスによる支配が圧倒的になったとき、現状を自覚できる僅かな人間たちは
力を合わせアッピーの世界が滅びる前に他の次元にテレポーテーションし力ある空想の
人間に助けを求めることにした。この任務を受けたのがユージンという若い少女だった。
彼を筆頭に総勢十三名が乗る飛行艇“ラ○ナ○ク”で法的に禁止されたタイム旅行を敢行することになった。
万が一、計画が失敗に終われば彼女の心から愛を奪われ彼女の人格は消されてしまう。それは彼女らに
とって唯一残された愛まで失う重刑だった。

こうして2003年のアッピーを救う危険な最後の賭けはスタートしたのだった。