Fantasy Earth cβ当選者用 Part2
カセドリア軍に参加した一雑魚兵として
ちょっと今日の戦いが面白かったので書いてみようと思います。
午前0時過ぎ、戦いの火蓋は切って落とされた。
場所はナッシュブリッツ渓谷。
戦闘はカセドリア軍が優勢に進め、
そしてそのまま両軍睨み合う膠着状態に陥った。
というのもこのMAP、北と南にそれぞれ断崖絶壁があり、
南はゲブラント側から(落ちることで)進入でき、
北はカセドリア側から(落ちることで)進入できるわけだが、
ひとたび落ちたが最後、後ろに立ちはだかるのは壁なわけで。
戻ることができないため強制的に背水の陣を引かされることになるのだ。
(恥ずかしながら当方、なんにも知らないで北から突撃し、
「戻れないよ〜」と叫びながら何度も討ち取られました。
我ながら見事な雑魚兵っぷりを発揮しておりましたな・・・)
要所要所にひとまずオベリスクを配置したカセドリア軍。
わざわざ逃げ場のない不利な低所に降りて戦おうとする者は少なく、
(当方のような無知なだけの雑魚兵やオベ建設のスカウトを除く)
「せめてスカウトに崖のぼりのスキルでもあればいいのにね」
などといった会話がなされていた。
そこでようやくMAPの事実に気が付いた当方、
「これでは最初に優位築いて待った者勝ちか。興がそがれるのぅ」
などと思っていた。
しかし、そのままでは終わらなかった。
動いたのは形勢不利であったゲブラント帝国軍。
南側の高所から一気に大軍でもって突撃を開始した!
高所から雪崩のように突撃するその様子は
さながら義経の鵯越の逆落としのよう。
雨あられと弓矢と魔法を浴びせるカセドリア軍に微塵もひるまず襲いかかった!
ゲブラント帝国軍の突撃は勇猛でカッコいいもので、
カセドリア軍からも賛辞の声が聞かれたほどであった。
しかしここは戦場、いかに見事であろうと敵は敵。
ぼんやり様子見していたカセドリア軍兵士もあわてて前線へ向かい、
ここに両軍大激突の大混戦となった。
当方も斧を振るいゲブラント帝国兵と刃を交えながらも
心のどこかで帝国軍の勝利を願っているところがあった。
だって優位のまま戦争を運び、守りに徹して勝利を掴もうとした自軍より
不利を承知で突撃してきた敵軍が勝利したほうがドラマティックではないか。
(あと単純にこのゲームの可能性として、この不利な状況をひっくり返せることも
あったほうが面白いだろう、と感じたからです。)
帝国兵は勇猛でカセドリア兵を何人も倒した。
しかし健闘空しく、カセドリアの優位を覆すまでは至らず、
あたかも時間切れのようにしばらくしてカセドリアの勝利が確定した。
当方は自軍の勝利にほっとすると同時に
これだけ勇猛に戦った敵軍の敗北に寂しさも覚えた。
あの膠着状態のまま終わっていたら、つまらないと感じたまま終わっていた。
それをこれほど熱くさせてくれたのは他ならぬ彼らなのだ。
勇猛なるゲブラント帝国兵に栄光あれ!
共に戦ってくれたカセドリア軍の皆様、お疲れ様でした。
ちなみに当方の戦果は、キル数1、デッド数は少なくとも10以上。
敵に感心しつつも本気で戦っていたのですけどね。
う〜む下手糞だな。やはりしばらくは雑魚兵を名乗ることにしよう。
あ、今日の目標だった「ゴブリンブックゲット」忘れてました。
まぁ、いいか・・。