【戦術戦略】ストラガーデン【癒されない】

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1さつばつとほのぼののRPG
PvPで資源拠点の奪い合い、SRPGのような戦闘システム、
さらにはFFのサポジョブみたいなサイドジョブシステム。
βテストすらまだですが、ほのぼの雰囲気のビジュアルとは関係なく、
強さのみを求める人達が語り合うスレを作ってみました(’’ノ

本スレ
【当選】 ストラガーデン Part3 【落選】
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081140151/l50

初めてスレをたててみました。ストラ頑張れ〜(’’ノ
2名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 21:47 ID:61dwSO1M
2!!!だったらいいな・・・
3名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 22:05 ID:Hbb4ymA5
早漏杉
4名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 22:14 ID:tEc0OIJn
せめて前スレが900を超えてから立てれ。
スレタイにPart4の文字がないのも減点。

>>1は早漏で決定だな・・・
5暫定版テンプレ 改良キボンヌ:04/04/09 22:17 ID:Ajv8nXuA
SA→XGの流れを受け継ぐフル3DMMORPGです。
サミー+フロム+ドワンゴが早速やってくれちゃって前途多難だねっd('A^*
洩れた可能性のあった601垢には、β参加権とクオカードで補償して貰えるとの事。(ムーミンパパ・ナメック星人以外)
追加募集多杉&公式組スタートマダー?(AA略)

2004年4月中にクローズドβテストを、5月中には正式サービスを開始予定。
オープンβテストは行われない予定。
クライアントはDLに決定。垢・開始予定は非公開(´・ω・`)

ストラガーデン公式
ttp://www.strugarden.jp

ストラガーデンwiki
ttp://ooo.s56.xrea.com/

前スレ【当選】 ストラガーデン Part3 【落選】
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081140151/

前々スレ【前途多難】 ストラガーデン Part2 【リストラ庭】
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1079690807/

初代スレ【オープンβは】 ストラガーデン 【ありません】
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1077243789/
6名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 22:18 ID:rYZwOMGg
>>4
>>1を見る限り本スレではないようだが?
74:04/04/09 22:23 ID:tEc0OIJn
漏れはナニか勘違いをしてたらしい・・・
LANケーブル切って吊ってくる。
8名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/09 22:23 ID:Hbb4ymA5
>1
β開始前に立てるようなスレじゃないだろ
9名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 00:43 ID:TE51IAnw
こういうスレってサロンのがいいんじゃねえの?
10名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 01:06 ID:AF31vTnR
パート3が終わったらパート4のかわりに使うとか
11名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 01:26 ID:+2yRH4Q1
強さのみを求める最強厨専用スレはここですか?
12名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 03:29 ID:XtI3Ya/N
こんなしょうもないスレつくんなよ
13名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 06:10 ID:G5VHAynD
この類のはサロンに立てるべきだよ
14名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 08:42 ID:OPomnFPu
厨房ホイホイ
15名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/10 13:51 ID:uKkM2PdV
ハゲ


クソスレたてんな シネw
16名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/11 01:02 ID:NttegF39
1は早漏過ぎ
17名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/15 00:30 ID:/VlFLX2j
勿体ねーから次スレ立つまでの避難用に使うか


↓↓↓以後、ストラガーデンの話題をどうぞ↓↓↓
18名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/15 12:36 ID:4sZrj+cY
足の裏が発酵
19名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 18:55 ID:ue+bO85L
次スレのタイトルはどうする?
20名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 18:57 ID:frtUgPCl
【不満の園】ストラガーデン Part7【ストレスガーデン】
21名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:01 ID:ZbDIXkrl
テンプレに、所属国書くように書いといてくれない?
22名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:12 ID:qGvhoCIK
おい収穫スキル入れて資源場いったがここでは何もとれませんだとよ!!!!!!!!!!!!
23名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:16 ID:xyp9u+mo
フォレストトレントも蛇も倒すのきつすぎ
もうだめぽ
24名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:18 ID:WyiFQO2R
>>22
未実装っぽ
伐採もだめ
25名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:20 ID:ue+bO85L
それが事実だけどスレタイは追加アカウントに言及しなくていいの?

1の文章とかテンプレは練っといた方がいいかもね
ストラガーデンwikiにほとんど書いてるといえ基本的な質問は書いといた方が良さそうだし

それとwiki以外のサイトはこの2つだけ?
サイト名未定http://stru.s49.xrea.com/
ストラガーデン取引所(仮)http://netgame.oops.jp/stru/index.htm
あとはIRCも入れといた方がいいよね?
26名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:23 ID:frtUgPCl
IRC irc.tokyo.wide.ad.jp
(WIDE鯖ならどこでも可)
port 6667
ch名 #ストラガーデン
     #STRUGARDEN_2ch

こんな感じ?
IRCについてヨクわからんが
27名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:43 ID:cMlilGe/
IRCNETのページ
ttp://www.ircnet.jp/
鯖リスト
ttp://www.ircnet.jp/server-list.html

現状は#STRUGARDEN_2chの方が活発やね。




28名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:45 ID:Hh7E2wjd
IRCわかりづらいからまとめればいいのに
29名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 19:56 ID:ue+bO85L
分からない人はここを見れと書いとく?
IRC普及委員会
ttp://irc.nahi.to/

他に良い所あったらそこでいいけど
30名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 20:03 ID:NwVKYH/Z
Part7誰か勃てに行ってる? いかないなら>>20ので行くけど。
31名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 20:07 ID:i2+e7IKz
>>30
頼む、俺規制されてて立てられねぇ
32名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 20:10 ID:ue+bO85L
【もうすぐ】ストラガーデン Part7【追加締め切り】
とかは?

これはテンプレに入れといた方がいいかも
クライアントデータ(2004/04/14時点)
[Name] : setup.exe
[Size] : 301,282,869 Bytes
[CRC16] : A592
[CRC32] : FB61A9CD
[MD5] : A6F664F4D70AFC7BF40ABBDCFBF79EF9

DLしてきたクライアントが壊れてないかはCRC、MD5でチェック。
・compenc
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se255925.html


○○の心得=戦士
○○の伝承=格闘
○○の指南=盗賊
○○の盟約=精霊
○○の儀式=黒印
○○の教え=守護

操作やスキルはwikiに書いてますよ案内しとくぐらいで
33名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 20:15 ID:8pf5iuDQ
ここが次スレ?
34名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/17 20:20 ID:xyp9u+mo
デリケートマインかダークファイアーボールのスキルもってるやついない?
3530:04/04/17 20:35 ID:NwVKYH/Z
立ててきました。>>32 サンクス & スレタイ文字制限だたんで適当に変えますた
【間もなく】ストラガーデン Part7【募集締切】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082201379/
36名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 09:29 ID:JAfOZetZ
スレタイは状況によるから本スレでポンと出たのを賛成なら採用したらいいけど、
テンプレは練っておいた方がいいと思うからここで練っていきませんか?
37 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:20 ID:JAfOZetZ
今から張っていきます。
38 ◆aLQT8x1bFk :04/04/18 18:29 ID:JAfOZetZ
SA→XGの流れを受け継ぐフル3DMMORPGです。
もっさり移動、意味の無いLV上げ、すぐ埋まるクエスト、
頻発するフリーズ、アイテムロストでマゾい人にマジお勧め。
クローズドβテストを開始&募集中。2004年5月中には正式サービスを開始予定。

パッケージ発売予定日 : 2004年5月28日
販売予価 : 7,140円(税込)
利用価格 : 1,050円(税込)予定

■ストラガーデン公式 http://www.strugarden.jp/
■まとめ記事 ttp://www.4gamer.net/DataContents/game/1479.html
■ストラガーデンwiki http://ooo.s56.xrea.com/
■ストラガーデン垢クレクレスレ http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1081945755/
■wiki以外のサイト
サイト名未定 http://stru.s49.xrea.com/
ストラガーデン取引所(仮)ttp://netgame.oops.jp/stru/index.htm
ストラガーデンクエスト攻略 ttp://members.jcom.home.ne.jp/sgvic/
ストラガーデン クローズドベータテスト まとめサイト http://zchance.cside21.com/stra/
 ストラガーデンMAP http://www5f.biglobe.ne.jp/~hikki_station/map1.htm
■IRC
IRC irc.tokyo.wide.ad.jp
(WIDE鯖ならどこでも可)
port 6667
ch名 #ストラガーデン
     #STRUGARDEN_2ch

情報は >>3 あたり。>>2 氏ね。
39名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 18:30 ID:Z/YOGjRo
【探しに】ストラガーデン Part8【行きませんか?】
【マゾゲー?】ストラガーデン Part8【マゾゲー!】
【アイテム】ストラガーデン Part8【ロスト】
40 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:34 ID:JAfOZetZ
■過去ログ
part1【オープンβは】 ストラガーデン 【ありません】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1077243789/
part2【前途多難】 ストラガーデン Part2 【リストラ庭】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1079690807/
part3【当選】 ストラガーデン Part3 【落選】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081140151/
part4【追加募集は】 ストラガーデン Part4 【7000人】
part5【サミー】 ストラガーデン Part5 【癌バッテマス】
part6【操作】 ストラガーデン Part6 【ヨクセイ】http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082050753/
part7【間もなく】ストラガーデン Part7【募集締切】http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082201379/

■IRCが分からない人はここを見といて
IRC普及委員会
ttp://irc.nahi.to/

■操作方法とかはストラガーデンwikiを参考に
41 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:35 ID:JAfOZetZ
■推奨スペック 対応OS : Windows ME/2000/XP 日本語版
CPU : Pentium4 1.5GHz以上
メモリ : 512MB以上
HDD : 2GByte以上の空き容量
ビデオカード : DirectX9以上に対応した64MB以上のVRAMを有する3Dグラフィックカード
サウンドカード : DirectX9以上に対応したサウンドカード
ディスプレイ : 1024x768、16bitカラー以上表示可能
入力機器 : キーボード・マウス
通信環境 : xDSL以上(インターネットへの常時接続が可能な環境)

■クライアントデータ(2004/04/14時点)
[Name] : setup.exe
[Size] : 301,282,869 Bytes
[CRC16] : A592
[CRC32] : FB61A9CD
[MD5] : A6F664F4D70AFC7BF40ABBDCFBF79EF9

DLしてきたクライアントが壊れてないかはCRC、MD5でチェック。
・compenc
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se255925.html
42 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:37 ID:JAfOZetZ
■アイテム名
 ○○の心得=戦士
 ○○の伝承=格闘
 ○○の指南=盗賊
 ○○の盟約=精霊
 ○の儀式=黒印
 ○○の教え=守護

■???
 実はデータファイルを覗くと実装されていない国やアイテムなどのグラが、既に用意してあるのがわかります。
 明日のパッチの更新ファイルが実行ファイルだけである事合わせて、サミーはかなりの出し惜しみをしていて
 パッチによってどんどん良くなっていったと言う事を演出している可能性が高いと考えられます。
 タイトル画面下にある「β Version」て記述の無いタイトル画面なんていうのも既に有りました。

 メンテが長いと感じたら、
 binフォルダ内の StA.bin、StB.bin、StC.bin の拡張子を .wavにしてBGMでも聞いて待ってましょう。
43 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:38 ID:JAfOZetZ
■FAQ

Q.全体的にマゾいんですが
A.仕様です

Q.お金はどうやって集めるの?
A.肉売れ。最初のうちはソロじゃフロッピーとチッチしか倒せないから。
 ついでに各種討伐クエストも受けておくとよい。10回くらいクエストをこなすとそれなりの金が入るはず。
 それ以外によい方法は(今のところ)ない。諦めろ。

Q.お使いクエストのNPCはどこにいるの?
A.めちゃくちゃ遠いところ。報酬も低いからやめとけ

Q.回復できねー
A.病院池

Q.スキル覚えてぇー
A.ユーザートレードか、クエストをこなしてゲッツ。現在の初期のスキルの現金トレードの価値は500〜1000くらい。

Q.自分の町にいい武防具売ってない・・・
A.町選択ミスはつらいが自分は貴重な存在だと思え。

Q.別の町に行きたいんですが
A.LV15くらいなら2・3時間かけて行けそうな気がします。

Q.マゾいんですが
A.仕様です
44 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:40 ID:JAfOZetZ
Ctrl+q クエスト
Ctrl+w ワールドマップ
Ctrl+e 装備
Ctrl+r フレンドリスト
Ctrl+t -
Ctrl+y システム
Ctrl+u -
Ctrl+i アイテム
Ctrl+o -
Ctrl+p パーティ

Ctrl+a アクション
Ctrl+s ステータス
Ctrl+d デッキ
Ctrl+f ファミリア契約書
Ctrl+g ギルド
Ctrl+h ヘルプ(ノーア)
Ctrl+j -
Ctrl+k 生産スキル
Ctrl+l スキル

Ctrl+z ダイレクトチャット
Ctrl+x -
Ctrl+c コンパス
Ctrl+v ペースト
Ctrl+b -
Ctrl+n -
Ctrl+m マップ
45 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:41 ID:JAfOZetZ
補足あったらお願いします。
サイトのURLで直リンしていいよという管理人さんはリンクフリーとでも書いておいてください。
2chで作りましたって書いてあったのは直リンしましたよ。
46名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 18:46 ID:kHnagU3u
>>42下部の■???は省いていいと思う。
それでもちょっと長めのテンプレだね。
47 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 18:54 ID:JAfOZetZ
wikiにも書いておいた方がいいかなと思ったのも入れてます。

テンプレは長くても初めと必要な時しか見ないので長くてもいいかと思いますよ。
個人的には>>1はもっとシンプルがいいかな
48名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 19:24 ID:Vw/YNOkW
無駄に長くないか?
クエストNPC簡易マップ
・ウィズニアム
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
街タジ
 ナシ?
   チ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ターメリック
 街の東の森マップ 北東
ジンジャー
 街から東・東に進んだマップ 北西
ナツメグ
 街から東・南に進んだマップ 西 左下の方
シャモゥジ
 街から東・南・東に進んだマップ 東 右上の方
チェザーレ
 街から東・南・東・東・南に進んだマップ 西
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ロラン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ルフ?
タ テ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
タッパー:街北北の北西側
ルクルーゼ:街北北北の北側
フィスラー:街北北北西の北側
ティファール:町北北北西西南の西側
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

参照サイト
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/13198/sgvic.html
50名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 19:29 ID:GQx2GgIO
>49
そのBBS,
ストラガーデンクエスト攻略 ttp://members.jcom.home.ne.jp/sgvic/ の中身だよ。
51 ◆.ZSbhQo0u6 :04/04/18 19:30 ID:JAfOZetZ
>>44
>>49
以外はテンプレ候補で誰かがどうせ書くと思うから、
次のからはテンプレにと思って書いといた。
5230:04/04/18 19:32 ID:s1UsH4Ah
本ヌレ立てたものです。可変部分だと思うのですが、変な風刺とか、
情報は >>3 あたり。>>2 氏ね。
とかは適当に削ってくだちい(;;´д`)。乙彼様&GJです。
5350:04/04/18 19:33 ID:GQx2GgIO
>51

それはわかるんだけど、

参照サイト
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/13198/sgvic.html

ってのが、

ストラガーデンクエスト攻略
ttp://members.jcom.home.ne.jp/sgvic/
のコンテンツの1つなわけで。

あたかも別のサイトのように参照させるのはマズくね?
トップに直リン禁止って書いてあるし。
クエストNPC簡易マップ
・ウィズニアム
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
街タジ
 ナシ?
   チ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ターメリック
 街の東の森マップ 北東
ジンジャー
 街から東・東に進んだマップ 北西
ナツメグ
 街から東・南に進んだマップ 西 左下の方
シャモゥジ
 街から東・南・東に進んだマップ 東 右上の方
チェザーレ
 街から東・南・東・東・南に進んだマップ 西
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ロラン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ルフ?
タ テ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
タッパー:街北北の北西側
ルクルーゼ:街北北北の北側
フィスラー:街北北北西の北側
ティファール:町北北北西西南の西側
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

参照サイト
ttp://members.jcom.home.ne.jp/sgvic/
55名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 20:48 ID:wT0jr3fP
【漏れ】ストラガーデン Part8【漏れ】

二回目だしなー・・・
56名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/18 21:37 ID:BvfQkzUL
【個人情報】ストラガーデン Part8【見つけますた】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082291532/
57実は30:04/04/20 14:43 ID:3RqJ0hL9
立ててきたので一応こっちでも告知。本ヌレ。
【持物が】ストラガーデン Part9【見つかりません】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082438077/

本ヌレに張り忘れたけど、>>40 の過去ログで URL が判明したのが
あったのでプラスしときまつ。

■過去ログ
part1【オープンβは】 ストラガーデン 【ありません】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1077243789/
part2【前途多難】 ストラガーデン Part2 【リストラ庭】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1079690807/
part3【当選】 ストラガーデン Part3 【落選】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081140151/
part4【追加募集は】 ストラガーデン Part4 【7000人】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081637787
part5【サミー】 ストラガーデン Part5 【癌バッテマス】http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1081999383/
part6【操作】 ストラガーデン Part6 【ヨクセイ】http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082050753/
part7【間もなく】ストラガーデン Part7【募集締切】 http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082201379/
part8【個人情報】ストラガーデン Part8【見つけますた】http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082291532/
part9【持物が】ストラガーデン Part9【見つかりません】http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1082438077/

■IRCが分からない人はここを見といて
IRC普及委員会
(p)ttp://irc.nahi.to/

■操作方法とかはストラガーデンwikiを参考に
58名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/27 20:51 ID:x2mXb9F+
59名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/29 15:06 ID:uyHd7np0
相変わらずクダラナイ修正してるね・・・もうだめぽ
60名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/29 15:14 ID:PRj2EmW5
本スレ

【敵固すぎ】ストラガーデン【自キャラ非力】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1083218591/
61名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/29 15:17 ID:PRj2EmW5
間違えた
こっちが本スレ

【生産】ストラガーデン Part12【凄惨】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1083218523/
62名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/29 15:21 ID:uyHd7np0
なに乱立させてんの?アホ?
63名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/07 00:24 ID:2KhWX6ky
いえねぇ。いえねぇYO。それが逆切れだなんて言ぜってぇいえねぇ。
64名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/07 00:42 ID:5CJdzra2
【】内のネーミングがいまいち。
6564:04/05/07 00:50 ID:5CJdzra2
てか、クソスレを>>63がageちゃっただけか…

逝ってきます(´・ω・`)
66名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/07 17:00 ID:cXHSR+AZ
4gamersのデモを見たんですが、移動速度がめちゃくちゃ遅いんですが
あんなもんなの?
67名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/07 17:04 ID:GO9xDH9J
>>66
あんなもんです。
68名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/07 17:25 ID:vfvq50zU
遅いだけじゃないぞ
マウスポイントまでの距離で勝手に歩いたり走ったり
視点がヘンテコだから、その都度変更しないといけないし
69Part13のテンプレミスった1:04/05/08 08:19 ID:8uoGqOrO
少し直してみた。
他はそのままでいいかな…?

SA→XGの流れを受け継ぐフル3DMMORPGです。
もっさり移動、意味の無いLV上げ、すぐ埋まるクエスト、
頻発するフリーズ、アイテムロストでマゾい人にマジお勧め。
クローズドβテストを実施中(募集は終了)。2004年5月中には正式サービスを開始予定。

パッケージ発売予定日 : 2004年5月28日
販売予価 : 7,140円(税込)
利用価格 : 1,050円(税込)予定

■ストラガーデン公式 http://www.strugarden.jp/
■まとめ記事 ttp://www.4gamer.net/DataContents/game/1479.html
■ストラガーデンwiki http://ooo.s56.xrea.com/
■ストラガーデン垢クレクレスレ http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1081945755/
■wiki以外のサイト
サイト名未定 http://stru.s49.xrea.com/
 (サイト内「画像板」にMAPがアップされてます)
ストラガーデン取引所(仮)ttp://netgame.oops.jp/stru/index.htm
ストラガーデンクエスト攻略 ttp://members.jcom.home.ne.jp/sgvic/
ストラガーデン クローズドベータテスト まとめサイト http://zchance.cside21.com/stra/
ストラガーデンお絵かき掲示板 ttp://www14.oekakibbs.com/bbs/strugarden/oekakibbs.cgi
■IRC
IRC irc.tokyo.wide.ad.jp
(WIDE鯖ならどこでも可)
port 6667
ch名 #ストラガーデン
     #STRUGARDEN_2ch

情報は>>2-7辺りまでに。
70名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/08 08:43 ID:8uoGqOrO
FAQもちと変えてみる


■アイテム名
 ○○の心得=戦士  ○○の伝承=格闘
 ○○の盟約=精霊  ○○の教え=守護
 ○○の儀式=黒印  ○○の指南=盗賊

■FAQ

Q.全体的にマゾいんですが
A.仕様です

Q.お金はどうやって集めるの?
A.チッチ・フロッピーを乱獲。

Q.スキルツリー最初のほうのスキルの一部が出ません
A.近場お使いのレアです、100回やっても出ないとか…。
スキルのランクに関わらず強力スキルは出にくい模様。

Q.回復できねー
A.病院池・JOB変えなさい・ケチャップ飲みなさい

Q.別の町に行きたいんですが
A.MAP参照。…ただし、ソロではまず無理だと思います。

Q.もっさり、ってなに
A.
もっさり 3
(副)スル
(1)動作がにぶく気のきかないさま。また、野暮ったいさま。
「―(と)した男」
(2)毛が厚くはえているさま。
「―した髪の毛」
71名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/11 08:16 ID:ME9KlRIW
>>70
強力スキルがでにくいは嘘だろ

だから、リモチェンはどうでもいいです
デスクロー下さい
72名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/11 08:27 ID:a7swCORp
>>71
強力スキルの前提となるキースキルも、それはそれで強い力を…
…いや、スマンカッタ。
73名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/04 18:44 ID:uq+sFLQR
ちうかこれ貼っておかないとな。

【15人で】ストラガーデン Part18【MMO】
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1085753089/
74名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/23 17:52 ID:cFU2Ct8N
ストラガーデン 廃園ですか?
スレ板わからない
あと5日あるのに・・・・・・・
75名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/23 18:03 ID:12E2CO8b
76名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/22 01:36 ID:VxoVCKHg
つーかなんで大規模MMO板なの?
77名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/26 02:59:10 ID:IBOQ8L2v
このスレは、ここより

【☆8】 ストラガーデン Part26 【PSV祭り】 になりました。
78名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/26 04:19:13 ID:hUXDDgjp
新スレ建ってるがどっちのスレ使うんだ?
79名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/26 04:40:14 ID:IBOQ8L2v
スレ立てたのか、それなら今まで通り大規模の方でいいだろう。

本スレ誘導
【やっぱり】ストラガーデン Part26【凄惨】
ttp://game8.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1096137444/



80名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/27 07:46:17 ID:QVpE5pb7
現行スレ 大規模MMO

【新規】ストラガーデン Part31【移行】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1101089795/
81名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/27 11:57:28 ID:Z9Cq7dhB
現行スレ 大規模MMO

ストラガーデン Part 33
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1103150896/l50
82名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 16:54:23 ID:ucShcPcE
age
83名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 16:45:51 ID:4mGKezRl
現行スレ 大規模MMO

ストラガーデンpart35
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1105700734/
84名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 16:55:20 ID:eKJG8Tx/
保守乙!
てかオレ以外にもこっちのスレ気にしてるヤシがいたことにワロタ
85名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/06 19:35:03 ID:x3t83qwB
保守age
86名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 13:47:57 ID:e5JXKRg8
ぽまhら
とうtう課金開始dすyぽ
87名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 16:12:14 ID:0nFd7mrF
これだな
http://www.4gamer.net/news/history/2005.02/20050222150831detail.html

ロリ追加で課金開始、一体どうなる事やら
88名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 18:59:07 ID:GvTdi06A
やめてくれ、たのむからやめてくれ
ただでさえ他ゲーからタダゲ厨大量流入で戦々恐々としてるところにストラまでタダゲ厨切りをはじめたらどんなことになってしまうんだ…

大航海時代オンラインは明日プレオープンスタートです
ttp://www.gamecity.ne.jp/dol/
89名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 20:49:20 ID:70IRYtmH
>>88
「最悪」のタイミングで船出ですなw
90名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/01 18:10:43 ID:GYX3IGnP
91名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/08 12:57:15 ID:zcF27rqS
有料正式サービス後の3月、4月の大型アップデート内容をお知らせいたします。

★有料正式サービス後大型アップデート内容(3月下旬または4月上旬実装予定)

・新国家『ラデニウス示教国』公開
・現状のレベルキャップ上限40から45まで引き上げ
・ギルドダンジョン追加
・新生産システム『釣りシステム』実装
・新システム『縁システム』実装
92名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/08 16:43:48 ID:zcF27rqS
◆4カ国メインクエスト第6話を追加いたしました。
ロラン、ウィズニアム、ミクレンシア、ゴードゥ、各4カ国のメインクエストとなります。
◆アルカマイヤメインクエスト第4話を追加いたしました。
◆封鎖されていたゾーン「リングランド草原」、「ラヴィア半島」、「ナビア北限地帯」を公開いたしました。
◆新しいゾーン「ルルド台地」を追加いたしました。
※「リングランド草原」、「ラヴィア半島」、「ナビア北限地帯」、「ルルド台地」に行くためには特定の条件が必要になります。
◆ギルドルームにギルド倉庫を追加いたしました。
ギルド倉庫はギルドメンバーで共有できる銀行の金庫のような機能になります。
特殊な使用制限の付いたアイテムは預ける事が出来ません。
(使用制限つきアイテム→複数もてない、トレード不可、ログアウト消滅、置いたら消える)
※ギルドルームが解約されると倉庫に預けてあるアイテムはすべて消滅します。
◆酒場クエストに新しいクエストが追加致しました。
酒場クエストの更新にともない、メンテナンス以前に請け負ったクエストの達成報告ができなくなっております。ご了承ください。
◆各国酒場地下にスキルを忘れることができるNPCを追加いたしました。
◆各国酒場地下にレシピを忘れることができるNPCを追加いたしました。
◆生産スキルのレベルの上限値が上がりました。
◆一部の生産作成装備にエフェクト演出がつきました。
※アップデータの「オプション設定/オブジェクトアニメーション」を「なし」に設定している場合は、表示されません。
◆ 一部のモンスターを新たにファミリアとして封印可能にいたしました。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/20(水) 16:08:23 ID:rBdZfgKc
削除依頼、そろそろ誰かだせよ…
94名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 20:56:32 ID:6D9f45UW
あえて保守( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)フーン
95名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/14(火) 17:10:29 ID:Mp7G1j1N
(´・ω・)カワイソス
96名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/16(木) 02:06:11 ID:yZKHWKMJ
 
97名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/16(木) 02:18:56 ID:67C50t6t
 
98名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/16(木) 03:12:07 ID:w7mCOlht
IDテストに使うなぁぁぁヽ(`Д´)ノ
99えええ◇:2005/06/19(日) 00:48:24 ID:rAnLSqIV

100名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/19(日) 07:46:02 ID:Q3F/EAoI
描きくけ子
101名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/24(金) 16:00:45 ID:dcmNd7Mj
wan
102名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/27(月) 22:24:35 ID:HO8eO4M3
   ,,,,,,,,,____
   ミ゙6;;;;‘ 宀)
    .) *’ー’)カワウソス
   /=(ノ   /)
   |=    |
   ノ=   ノ
 ∠,,,,ノU"U
103名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 04:33:51 ID:/8n8ME+u
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
104名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/10(日) 16:43:52 ID:PYOW7pgC
今の本スレ何処?
105名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/10(日) 23:54:15 ID:R5/aZWth
106名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 17:21:10 ID:VUKjNTYf
あり。早速荒らしてくる。
  /⌒ヽ ブーン
二( ^ω^)二⊃          /⌒ヽ ブーン 
  |    /  /⌒ヽ ブーン  二( ^ω^)二⊃
  ( ヽノ 二( ^ω^)/⌒ヽブーン    /
  ノ>ノ   ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽノ    /⌒ヽ ブーン
 レレ     ( ヽノ|    /   ノ>ノ  二二( ^ω^)二⊃
        ノ /⌒ヽ ブーン   レレ      |    /
  ⊂二二二( ^ω^)二⊃  /⌒ヽ ブーン ( ヽノ
        |    / レ  二( ^ω^)二⊃ ノ>ノ
         ( ヽノ      |    /   レレ
         ノ>ノ       ( ヽノ
     三  レレ        ノ>ノ
107名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 19:19:29 ID:L12Ycf3E

■■■■■■■■■■■■■■■■
■ Dragon Raja復活.!         ■  
■                     ■  
■ ttp://www.dr2.jp/          ■
■                     ■  
■ 国家戦SUGEEEEE面白い     ■
■                     ■  
■ 2005/7/21 オープンβスタート!. ■  
■■■■■■■■■■■■■■■■
108名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 20:06:47 ID:kUvvY2ib
↑それどこ?韓国産はやりたくないんだけど
109名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/16(土) 20:31:48 ID:jR3kwbf/
(;・∀・)
110名無しさん@お腹いっぱい。:2005/08/11(木) 15:46:55 ID:OHxreaBz
ここは保守、と。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2005/08/25(木) 11:11:44 ID:ekHGrzmC
保守
112名無しさん@お腹いっぱい。:2005/08/25(木) 13:30:13 ID:GmI+zjnQ
113名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/06(火) 21:17:38 ID:55GLD36v
久々に盛り上げないかおまいら
114名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/06(火) 22:08:53 ID:oxSEXg1E
このスレは使っていいのか?
115名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/06(火) 22:21:04 ID:55GLD36v
今までは用途がなかったかもしれないが
これからは使用していこうと、俺が勝手に盛り上げてるんだが。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/06(火) 22:40:39 ID:Ho+HmMV/
>>114
IDがSEX
117名も無き冒険者:2005/09/07(水) 00:02:24 ID:MLvZ5A2F
ここに各国の各職のうまいやつリスト作ろうぜっっっっ
118名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 00:18:12 ID:6ehOMmtx
またお前か
119名も無き冒険者:2005/09/07(水) 00:28:53 ID:IcAbUKkb
だめなのかよー(´・ω・`)
120名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 10:13:44 ID:Ju6Ui6cj
それにしてもこのスレの>1は、何日でストレスガーデンを去ったのだろうか?
βテスト1次組だと長くてもGWにはいなくなっていたとは思われるが…
121名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 10:33:42 ID:2uWUesrk
>>115
とりあえず組みたいPT構成・おもろいPT構成からいくか

戦士・賊・格・黒or精霊・守護
が一番良か
てか めちゃ普通すぎた
122名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 10:34:09 ID:TV6NoNji
リスト作ろうぜっっっ!頼むぜっっっ!!!
123名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 11:07:15 ID:2uWUesrk
だいじょうぶさ
自分出てこないから・・・
124名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 16:48:26 ID:8qNBB9yy
リスト作るのは、スレのローカルルール違反にならないか?
125名も無き冒険者:2005/09/07(水) 18:04:39 ID:IcAbUKkb
漏れ的には某国の某精霊が守護の2にラインとか言ってるのを聞いて
(゜Д゜) ハア??とか思った(誰にもあたらない列に設定)
時間もギリギリだったから反論のよちすらなく
防御力を1割下げていたいのか?(゜Д゜) ハア??
だが、寝ている黒が戦士のSBによって起こされとばされ、
守護の2の列に黒がきた
センハリラインならリカボでも助からなかったからSBしたんだろう
そこにラインを設定するとはキレかけてた自分に反省せざるを得ませんでした
話豚切ってスマソ
126名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/07(水) 23:41:09 ID:yGYlcEWy
リスト作るのは別にいいが、板違い。
ネトヲチ池
127名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/08(木) 19:32:02 ID:v1zg4Y16
>>125
いいぞ、そういうのが聴きたいんだ
もっとやれ
128名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/08(木) 23:22:15 ID:U64LQbqG
スマソ
誘導しといてアレだが争奪に関してならこっちでもいいかもしれん。

ttp://free1.principle.jp/cbbs/strugarden/cbbs.cgi
129名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/08(木) 23:23:56 ID:U64LQbqG
sage忘れた…orz
吊ってきます
130名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/08(木) 23:59:21 ID:qqH0rmMz
個人的なHPに誘導すんなや
131名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/09(金) 16:12:25 ID:zOfEbAXR
>>125
そいつウマー
国とキャラしりたい
この板、いい意味での晒し?スレにしない?
そういうのあってもいいと思う
132名も無き冒険者:2005/09/09(金) 16:29:19 ID:FnH00BAK
>>131
しばらく前に晒しでケーキじゃないのにケーキと叩かれてた
精霊さんですよん
なるべくギリギリ晒さないようにしたけど
あとは自分で考えてくれorz
漏れ(騎士)にも先を読む力と読めたときに先回りできるスキルがほすぃ
133名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/10(土) 09:07:45 ID:6ozk0iJL
争奪下手な奴ベスト3
騎士1紅風(ミク
  2xxxxxtomxxxx(ミク
  3フリック(ミク
賊1Mr.まぐろ(ロラン
 2(亡Ilshenar(ウィズ
 3チャイコフスキー☆(ミク
格1kinki(ウィズ
 2Murry(ロラン
 3マドリ(ミク
黒1(亡♯葵朱花♯(ロラン
 2☆ニット★(ロラン
 3☆マリカ☆(ミク
精1とんとん(ウィズ
 2朱実(ロラン
 3starocean(ミク
守1アークリス(ロラン
 2涼たん(ウィズ
 3小林(ロラン
134名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/10(土) 10:30:14 ID:SNY5HruP
まぐろと、ぶこが嫌いなのはよくわかった
135名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/10(土) 13:12:07 ID:sDPZ9qox
133は福助
136名も無き冒険者:2005/09/10(土) 15:18:52 ID:mq1W48sO
あぁ、福助のってないのおかしいもんな
でも、ゴド人のってないから悲月か舞花とかかもよ?
137名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 08:14:32 ID:hC1SmG2O
だからこの板で名前出すなと言ってるだろうが
138名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 09:18:42 ID:fa1f8CfG
晒しが行方不明
139名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 11:32:50 ID:3tKnUMGt
ギル闘 最近夜まで結構人いるなぁ
140名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 17:13:03 ID:gvelqGzY
適当に話題投下。
ギル闘でゾーンハメ自粛してる黒サンって格好いいすね。
マシラ持ってる盗賊にとかはいいんだろうけど、なんだかんだでハメはつまらん。

読み合いを満喫させてもらいました。
141名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 17:32:08 ID:yFeH3UUP
争奪下手な奴ロラン守護ベスト3

1アークリス(ロラン
 2イシリス (ロラン
 3小林(ロラン
142名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/12(月) 19:55:52 ID:hVVqy/GE
戦略の話しろよ、ハンゲ厨ってほんとたち悪いな
143名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 02:27:55 ID:XAmiz22z
やっぱギル闘はヴィクトリー天下か?
今、だれが強いんだ
144名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 08:39:06 ID:hU16iNiD
ギル闘とかいかないし
145名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 08:47:20 ID:sQyxe3NX
>>144
変なデッキの奴多くて笑うぞ
146名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 17:27:28 ID:C7XQKl64
>>143
ヴィクトリーの連中は今でも食ってるのかね。
ギルメンのほとんどが食って、あのランキングまで行ったわけだからな。ギルドの伝統みたいなもんだ。
もう読みもなんもないゾーンハメの黒カノン様も健在だし、このまま1位狙うんだろうな。
どうぞ天下を取っていただきたい。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 18:00:50 ID:sQyxe3NX
pl○tsいたころの方が上手い奴多かった・・・・
148名も無き冒険者:2005/09/13(火) 18:41:03 ID:gKnnwWwA
ゾーンハメは立派な戦術だろ
印置くのなんてある程度の相手なら運だけじゃまいか
ゾーンを踏まえて移動するのが戦略だろ
相手が戦死のときだけゾーン自粛はかっこいいがな
149名も無き冒険者:2005/09/13(火) 18:48:40 ID:gKnnwWwA
舞(格闘)とマシラ(盗賊)とアミュ(守護)と同業者(黒印)と天敵(精霊)は
相手が黒でゾーンあっても十分戦えるしな
150名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 22:23:54 ID:PHZ2vj02
マシラや無連打されると守護には太刀打ちできないな。。。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 23:09:54 ID:drgud8ph
無は消えてる間攻撃できるじゃん
ましらはよけるだけ・・・いずれ捕まる・・・
152名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/13(火) 23:14:04 ID:PHZ2vj02
>>151
今は復讐があるから、即死とかあるんだが
守護で1:1してたら
ピンチなってマシラや無連打で50ターン粘られた事が多くてな…orz
153名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/15(木) 19:21:30 ID:w2zDYzql
a

154名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/16(金) 00:36:53 ID:JdgAXR+R
b
155名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/16(金) 08:19:42 ID:+jWxw+WQ
(ry
156名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/18(日) 14:13:09 ID:g+roLJ4O
ぬるぽ
157名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/18(日) 14:45:25 ID:F5mETcbD
>>156
ガッ
158名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 03:22:34 ID:4nOUV+N6
こんなスレでも30分でガッされるのか

ぬるぽ
159名も無き冒険者:2005/09/20(火) 15:37:48 ID:Lwrhw2DA
ガッ
160名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/21(水) 09:35:01 ID:AasdzhK9
http://curuhome.cururu.jp/yuiccho_2lover

うぇwwストラとまったく関係ねいし
161名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/21(水) 09:39:02 ID:AasdzhK9
やべ。160まったく関係ないし
けせねーー160のアドの人マジすまん!おまいら荒らすなよ
乗せたかったのはマイアヒ記事から飛べるここだ
http://curuhome.cururu.jp/xxxnanat0nxxx
162名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 08:46:06 ID:w0Lktizy
hくらい消せよ
163名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/25(日) 05:42:05 ID:52+H3/Of


164名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/25(日) 13:07:32 ID:81lKVuDX
遅くなってごめんよっ!


165名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 08:25:02 ID:9SW5eg9/
ぬ、ぬるぽ
166名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 08:49:31 ID:kvgSB6mW
ガ、ガッ
167名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/01(土) 22:37:49 ID:sYaGAZ60
ロランのュ○カ激最悪
168名も無き冒険者:2005/10/01(土) 23:05:13 ID:401vQ7/p
なんで○リカ激最悪なんだ?
169名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/02(日) 01:18:09 ID:g8AGd5+N
ぬるぽ?
170名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/02(日) 01:33:03 ID:yVr3lyLb
がっ?
171名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/03(月) 13:23:35 ID:Ii42xsej
―――――――――――――――糸冬 了―――――――――――――――――――――
172名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/04(火) 02:09:25 ID:m7B1nwFI
−−−−−−−−−− 再開 −−−−−−−−−−−
173名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/04(火) 02:21:47 ID:ie+XlZcn
めるぽ
174名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/04(火) 09:55:38 ID:IZNma/nt
あっ…
175名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/04(火) 10:25:08 ID:23S/Tgki
遅ればせながら・・・

がっ!
176名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/07(金) 11:18:32 ID:7+wKMjww
争奪の実況とかにでも使えないかね、ココ。
177名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/07(金) 19:43:57 ID:E5vSqwhQ
ランディルクとライトニングディルクは似ている

ケチャップとまちゃっぷは似ている

178名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/07(金) 23:24:05 ID:Hu/UhI7B
>>176
たとえば?
俺に考え付くのは、現在どこが何PTある、
くらいしか思いつかない…orz
179名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/20(木) 08:09:50 ID:/2Us2J29
現在ゴードゥは0PTです・・・
180名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/23(日) 22:24:34 ID:Mqs0Pddw
ウィズも0
181名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/04(金) 13:14:30 ID:ZTLGQdAc
ロラソも0
182名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/12(土) 03:43:45 ID:Cri9RYey

183名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 00:34:23 ID:evpNJxjK
ほしゅしゅ
184名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/28(月) 13:06:07 ID:a9TPbWEd
ぬ るぽ
185名無しさん@お腹おっぱい。:2005/11/28(月) 13:29:55 ID:5APiqut9
ガッ
186名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/04(日) 06:37:42 ID:yLMZpqJ7
まげ
187名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/10(土) 23:54:37 ID:JJIVgTMv
とりあえずぬるぽ
188名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/11(日) 00:07:26 ID:qBuwILbL
ガッ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/15(木) 03:16:43 ID:w/MoJFGt
nurupo
190名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/15(木) 09:43:17 ID:vwSY8W9r
gaxtu
191名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/15(木) 13:28:12 ID:FqaSlHtp
ぬぽる
192名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/15(木) 16:30:46 ID:RxZatGEU
がっ!!!
193名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/15(木) 23:30:00 ID:uTE9FUjQ
ぬ〜るぽ!
194名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/16(金) 00:42:39 ID:SuNq7QXS
がっっ
195名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/19(月) 06:12:22 ID:n11UYe7r
無料になると聞いて始めたんですが街でかすぎて動き遅くて何すればいいかわかりません。
本当にありがとうございました。
196名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/19(月) 08:27:19 ID:2u6XHMEL
ぬるぽ
197名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/19(月) 10:11:35 ID:baFAUHew
ぽぬるぽ
198名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/19(月) 13:43:40 ID:Qsp41/ag
>>195
思い出すなぁ
cβ当選してはじめたはいいが、あんたとまったく同じ理由で即アンインスコしたよ
たったの1時間でな
199名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/19(月) 18:13:13 ID:hreB+kbG
>>195,>>198
ごめん、ニュートラルで頭が悪い仕様なのかと思いました。
200名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/20(火) 15:31:56 ID:tsCtF3NN
このスレなかなか埋まらないね。
他ゲーやってたけど、けっこうこのゲーム癒されるよ。
201みずき ◆WnmizUKIg6 :2005/12/21(水) 21:36:24 ID:gUmWy12N BE:112036853-
202名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/28(水) 11:50:48 ID:ippva3le
ぬるぽ
203名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/28(水) 12:23:25 ID:UklWSdoy
がががっ!
204名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/28(水) 15:29:58 ID:3lvZ7pB4
>200
ストラで癒されるって、随分とひどいゲームばかり渡り歩いてきたんだね・・・・゚・(つД`)・゚・
205名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/01(日) 04:15:17 ID:o6GX0GMz
206名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/04(水) 05:38:20 ID:M7V/gY53
ぬるぽ
207名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/04(水) 11:26:38 ID:zl72AJsK
がっ!!
208名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/05(木) 11:22:50 ID:QDYdDnd7
ぬるぽぬるぽと言われたら・・・
209名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/05(木) 13:20:47 ID:u0yjtmGX
がっ
210名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/07(土) 04:51:18 ID:eD3pfX8p
このスレを本スレと思ってもらっては困る。
211名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/07(土) 05:24:08 ID:dZGXxdGs
>>205
もうそれ飽きた・・・
212名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/07(土) 12:06:06 ID:EvTd+CU5
ぬるぽ
213名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/12(木) 02:39:36 ID:JUuatrNA
214名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/12(木) 05:31:59 ID:3n18addw
o(^-^)o
215名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/19(木) 23:23:31 ID:NOM9wjwj
ぬるぼ
216名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/25(水) 23:48:37 ID:bcBNaS6c
がっ
217名無しさん@お腹いっぱい:2006/01/29(日) 17:37:54 ID:KeOzwmp4
◆ 追加アイテム説明
魔法の虹翼…一瞬にして自国の首都に戻ることができる魔法の翼。
ハイポーションスキルセット…ハイポーションスキルとハイポーションが入っているアイテム。
ハイポーション…特別な製法で調合された薬。ハイポーションスキルがあれば戦闘中でも使用できます。
逃走煙幕〜紅〜…戦闘中、このアイテムを所持した状態で逃走煙幕スキルを使用すると必ず逃げることができます。
テクニカルドライブの薬…生産合成時の作成時間を20%短縮させ、成功時のスキルLv上昇量を増加してくれる夢の薬。
フォーチュンドライブの薬…あなたの成長をサポートしてくれる夢の薬。戦闘不能時のデスペナルティを50%に減少させることができます
218名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/29(日) 20:35:41 ID:JnnjU54p
__________
  \_Ω_√  <しまった、ここは糞スレだ!
   ヽ )     オレが止めているうちに他スレへ逃げろ!
    ) |     早く!早く!オレに構わず逃げろ!
    / |
   .Ι L


__________
  \_Ω_√  。oO(本当に真に受けられるとは思わなかったっ!!)
   ヽ )     
    ) |     
    / |
   .Ι L
219名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 01:00:42 ID:hxWvGfI0
 こんな宵に出かけるんじゃなかった・・・・・・。
 そう自分の浅はかさを悔いながら
 大木に寄りかかり、ため息をつくのだった。

パオは一人、ルデンヌの森で迷子になっていた

「やぁ」

 目の前、といっても辺りは暗く
 眼前に広がるのは闇だけなのだが
 その闇の方から声が聞こえてきた。

「ひっ」
 
 パオは恐怖と混乱で自然と口から声が漏れた。
 すぐに、闇の方から声が返ってくる。

「どうしたの?一人?」

 その声の主は聞き覚えのある……
 そう、あのときの男だった。

 パオは体を起こすと
 どちらとも分からぬ方向へ駆け出していた。
220名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 01:07:09 ID:hxWvGfI0
 …・・・声の主
 それは、パオを以前襲ったことのある人物のものだった
 忘れもしないあの男…・・・

 その後も何度かルピターナで顔を合わせるたびにこちらを
 にやにやしながら見てきていたあの男だ。

「助けて・・・・・・寝起きちゃん・・・・・・」

 ぱおが目に涙を浮かべながら
 つぶやいたときだった。

 DOWN!

 パオ は 転倒状態になった!!

 パオ自身、何が起きたか把握できないでいると
 後方の闇の中から声が聞こえてきた。

「いやぁ、ネタスキルと思ってたけど
 案外使えるな、それ」

 パオは、男の歪んだ表情が肉眼で捉えることの出来るほど
 男の接近を許してしまっていた。
221名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 01:15:27 ID:hxWvGfI0
 パオが起き上がれないでいるのを確認すると
 男は詠唱をし始めた。

「――――ッ!」
 パオは声にならない悲鳴を上げたが
 男は詠唱を止めるそぶりを見せない。

 何やらぶつぶつと男が言い出すと
 男の周囲が光を帯びだした。
 そして

「バインドアイビー」

 あの忌まわしいスキルを再び男が放った。
 また…・・・辱めを受ける……!
 どうしようもない深い絶望がパオを包み込む。
 
「もう許してーーーー!!」
222名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 01:23:20 ID:hxWvGfI0
 シャァーーーーッッ!!
 聞き覚えのある泣き声…・・・それはこのルデンヌの森に生息する
 バイパーのものだった。

 その直後、ドサッドサッと
 切り刻まれ、何塊にも分断された
 蛇の肉塊が地面に落下した。 

 男の放ったバインドアイビーは
 パオに向けられたものではなかった。
 
「危ないなぁ。この森では頭上にも注意しないと
 特に蛇なんかは木の枝によく絡み付いてるしね」

 そこまで言うと男はスッとパオに近寄ると
 その足首に手をあてがった。

「ひゃうっ!」
 一瞬体をビクんとさせるパオだが、男は構わず
 行為を続けた。

「ごめん、ひねってない?
 今リペアーしたげるね」

 暗闇の中、再び男の周りを光が包み込む。


 パオは不思議と恐怖は感じなかった…・・・。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/31(火) 00:41:23 ID:qU9zL//w
もういいやー
224名無しさん@お腹いっぱい:2006/01/31(火) 17:36:58 ID:sTJ0Ut0u

「ストラガーデン」は中世ヨーロッパ調の世界を舞台に、
魅力的な可愛いキャラクター達が冒険を繰り広げるMMORPGです。
これまでのMMORPGにない戦闘システム
「ストラテジック・シンクロナイズド・バトル・システム
(SSBS=戦略性を兼ね備えた同時移動の戦闘システム)」は、
多様なスキルの組み合わせと仲間との連携をテーマにしており、
戦いと癒しの中で長時間楽しむことができます。

ttp://www.4gamer.net/news.php?url=/DataContents/game/1479.html

プレイヤーは、6つある職業の中からひとつに就き、豊富な装備を装着し、
スキルを習得しながら、見た目も能力も個性的なキャラクターに成長させていきます。
性別、髪型、顔、髪の色、服装等の組み合わせで、
プレイヤーキャラクターのバリエーションは1億通り以上にもなり、
自分だけのキャラクターを無限にカスタマイズすることが可能なゲームです。
また、ゲーム中のモンスターを捕獲して、ファミリア(ペット)にして連れ歩くことができます。
このファミリアを育成することによって、アイテム合成のサポートをさせたり、
一緒に戦闘したりすることが可能になります。
225名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/31(火) 19:23:30 ID:oZH3On5S
>>217,>>219>>221
続きまダー?
226名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/31(火) 19:25:02 ID:oZH3On5S
>>219>>222だった
227名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/31(火) 23:49:53 ID:OVlSZWYr
 ぱおが想像していたよりも早く、男の治療行為は終わった。

「ごめんね」

 パオの足から手を引くと男は意外な言葉を口にした。

「ぇっ!?」

 パオは思わず素の反応をみせていた。
 辺りは再び闇に舞い戻り
 静かな闇夜のルデンヌ大森林が二人を覆っていた。

「・・・・・・あの罠さ、他意はないんだよ。」

沈黙に耐え切れなくなったのか、男が口を開いた。

「・・・・・・」

「いや、結果的に良い方向に働いたからね。よかったけど・・・・・・。」 

228名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/31(火) 23:54:52 ID:OVlSZWYr
「・・・・・・じゃ、じゃあ・・・・・・どういうつもりであんなところに仕掛けてたの?」

「いやぁ・・・・・・せっかく覚えた珍しいスキルだからさ。
一度は使ってみたかったんだ・・・・・・ま、後で忘却爺さんの
世話になるんだけどね。」

 それを聞くとパオはムスっとした様子で体を起こすと
 どことも知れぬ方角へ歩き出した。

「ちょ、おまっ、どこ行くんだよ?」

「カンケーないでしょ!」

 足の調子が良くなったのか、パオはずんずんと歩き出した。

「明かりもないのにどうするのさ!?」

 男はパオのあとを追いながら声を上げた。
 だがパオは歩を緩めなかった。

「あなたといたくないの!」
229名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/01(水) 00:03:46 ID:OVlSZWYr
 それからしばらく、二人は時々木々の隙間から顔を覗かせる
 月明かりだけを頼りに歩き続けた。一定の距離をおきながら。

「ついてこないでくださいっ!」

「ほうっておけないよっ!」

 そんなやり取りを繰り返すうちに二人は湖の近くまで来ていた。
 さすがにパオも疲れたのか、大木のうちの一つに腰を下ろし息を切らしながら
 追ってきた男の方をチラと見た。
 湖面に反射する月明かりに照らされた男の顔は・・・・・・
 ‘あの男’の顔ではなかった。

「しかしまぁ、元気だね。」

 男も息を切らしながら、それでもニヤっと口元を緩めて
 パオが腰を下ろした大木に腰を下ろす。 

「ふんっ、ヤカンマラソンで鍛えてるんだもんっ。」

「違いない」


……二人の間に初めて笑顔が生まれた瞬間だった。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/01(水) 01:45:19 ID:3OOAyVKk
>>227>>229
えちくない(´??ω??`)
231名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 22:22:03 ID:3HgajJQ0
 パオは苦しんでいた

 いつも見るあの夢、あの記憶・・・・・・
 男は信用できない。
 自己の欲を満たすためだけの道具として女を扱う
 ・・・・・・そんな男は許せない。

 だからあの日、パオは自らを汚した男に‘復讐’をした。
 

――3ヶ月前

 「急に呼び出してなんだよ?」

 酒場の地価の片隅で酒をあおりながら、
 男は不機嫌そうな顔をしてパオに悪態をついた。

「おりいって相談があるんです。」
232名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 22:37:09 ID:3HgajJQ0
 話が終わると男は満足げな面持ちで上階へ上っていった。
 そして、その後パオと男が顔を合わせることはなかった。
 虚しい…・・・後に何も残らない復讐だった。
 自分の手を汚しもしなかったのだから。

――朝。

 パオはすっかり寝入ってしまっていた。
 ルデンヌの森林がいかに日光を遮るとはいえ
 その木漏れ日は不快感を伴わない程度の
 ちょうど良い目覚ましの役割を果たした。 
 目の周りをごしごしとこするとパオは
 背もたれにしていた大木の反対側をそっと覗き込んだ。
 ・・・・・・誰も居ない。
 昨日の夜の男はどこにいったのだろうか?
 ここでパオははっとして自分のリュックや手荷物の確認を始めた。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 22:48:09 ID:3HgajJQ0
 パオの予想に反し、持ち物を物色された様子はなかった。
 夜の男はどこにいったのだろうか・・・・・・
 
 パオがあたりを注意深く見渡すと
 湖の近くであの、夜の男が何やらじっと手に何かを持ち
 集中した様子で湖面を眺めている。

 不思議な男だ・・・・・・少年のようだが
 その雰囲気はどこか落ち着いていて
 物憂げである。

 パオは思わず声をかけようとして
 用意していた言葉を飲み込んでいた。

「起きたんだ?」
 
 男はパオに気づくとパオのほうに歩みよりながら
 声を上げた。
 
 そう・・・・・・このときはまだパオはこの男の名前を知らなかった。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/04(土) 02:09:35 ID:R9JtrBsl
>>231>>232
どんな復讐だよww
235名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/05(日) 02:58:58 ID:msrlixP1
(´・ω・`)ツヅキマダナノ〜?
236名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 00:53:35 ID:DGPKq6tJ
これなんてオナニー小説?
237名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 12:09:04 ID:bu1ju5EH
ストラガーデンというMMO自体が運営の壮大なオナニーショーですからwwwwwww
こんなゲームやってるおまえらもそろそろ赤玉でるんじゃねぇのwwwwwwww

と過疎スレの極北で煽ってみるテスト
238名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 15:40:45 ID:ze+ZsmC/
パッケージまで購入して当時プレイしてた。

無料になったときいて久しぶりにやってみたけど・・・
なにも変わってないな、相変わらず時間のかかりすぎるクエストetc
一戦闘にあんだけ時間かかるんだからもっとサクサクLVあがってもいいのにね。

移動も相変わらずスットロイ。
これでもアップデートで速くなってるんだから笑えるよな・・・
239名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 00:09:22 ID:LPJ8W5m9
「俺は行くところがあるけどキミはどうする?」

 男は唐突に訊ねた。それがあまりにも突然だったので
 パオは「ふえ?」っと間の抜けた声を出し、すぐに返し直した。

「いくところって、どこ?」

「うん、とりあえずそうだな…・・・はぐれた人たちがいるんで
 その人たちと合流するのが先決だけど。」

「・・・・・・だけど?」

 パオは聞き急ぐように男の顔を覗き込んだ。
 大きな瞳が上目遣いに男を覗き込むと
 男は顔をそらし、しばらくして答えた。

「最終的な行き先はロラン共和国さ。」
240名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 00:10:26 ID:LPJ8W5m9
ロラン共和国・・・・・・
 共和国とは名ばかりで、汚職政治などの噂が
 後を絶たず、またそんな政府のやり方に
 レジスタンスとして活動する組織もあるという…・・・
 そんな敵国にこの男は何をしに行こうというのか?

 恐らく、パオも抱いていたであろうその疑問を
 まもなくして男が説明しだした。
 
「女神に魔王…・・・そして古代の戦争に英雄伝説
いろんなこと、まだ見ぬ土地・・・・・・もっともっと知りたいんだ。」

 男はいつの間にかパオの瞳を見つめていた。
 パオも男の言った壮大で馬鹿げている話に
 夢中で男の行動にすぐには反応できず
 慌てて顔を伏せた。
 
 しばらくの沈黙・・・・・・
 男はパオに背を向けると
 静かに、そしてどこか冷たく

「馬鹿げているよね」

 といった。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 00:12:31 ID:LPJ8W5m9
「・・・・・・待って!・・・・・・くださいっ・・・・・・!」

 パオは既に背を向け、歩き出していた男を呼び止めていた

「私・・・・・・ドジだけど・・・・・・」

 パオはうつむいた様子で続ける。

「よわっちくって、頼りないかもしれないけど・・・・・・」

 男は少し離れた距離にいたが、気づいていた。
 ・・・・・・パオは涙していた。
 自分の並べる言の葉一つ一つをかみ締め、これまでの楽しい記憶
 辛い記憶、そして忘れえぬ自分の復讐のことも・・・・・・全てを
 振り返りながら涙していたのだ。

「私も、もっといろんなこと・・・・・・しりたいんです。
 だからあなたのPTに・・・・・・いれてください。」

 つたない言葉だったかもしれない。
 だが、しかし、男はニコっと口元を緩めパオに手を差し出した。

「喜んで。」

気づくと二人、歩み寄り 握手を交わしていたのだった。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 06:40:38 ID:jjGJCc3l
最強は幻闘x5が結論ということで万場一致ですね
243名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 10:54:06 ID:JvLRaUaa
>>242
それなんて格レンジャー?
244名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 13:17:27 ID:CKaRBNIK
「助けて・・・・・・寝起きちゃん・・・・・・」
ワロスwwwwwww
245名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 16:21:01 ID:PMCokSDf
じゃあそろそろ登場人物のテロップ流さないか?
246名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 17:18:15 ID:rf/K2Hmv
寝起きってアレか?ガイキチ主婦40歳。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 18:45:27 ID:i0duDbr6
>>245
主人公 ザンギエフ 格闘 ♂
最強の力を持つ自称「赤きサイクロン」
ただフライングボディプレスを187回連続で変な髪の男にカウンターされて以来鬱気味
好きな言葉は「マシラにはFAB」

↓ヒロイン頼む
248名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 13:04:58 ID:uOsM9mGT
↑オマエでFA
249名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 19:17:03 ID:4h0HcQjP
パオの絵希望
250名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 19:25:06 ID:PxiOneuq
ヒロイン ガイル 格闘 ♂
しゃがみがちな日々を過ごす中、戦友ナッシュが残した言葉

「助けて・・・・・・寝起きちゃん・・・・・・」

メッセージの謎を解く為に今立ち上がる(文字通り)
251名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 22:52:04 ID:4h0HcQjP
ヒロインの友人 寝起き ♀ ゴム工場勤務

性欲物欲のままにプラネタリアを柔躙する。40歳。長尾氏との度重なる戦闘と散っていく仲間を見る辛さに、彼女の自我は精神の崩壊を選んだ。
252名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 22:58:43 ID:4GkJ7wMu
β時代に蒼月という名でギルド長やってたものです・・・
あの頃のメンバー誰か残ってるんだろうか
253名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 00:25:10 ID:xlaetbKi
>>252
びっくりする程スレ違い
254名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 02:14:39 ID:vt4/PvKs
>>252
あんたか。スレ違いではあるがそうだな・・・・・・
ニートのMackerel?は今でも残ってたと思うが
しずく(2chネラー女)やシドニー(晒しでさんざ某女格闘と呼ばれてた)は消えうせた。
あぁ、Qwety?は生きているかも知れん。

まぁ、そのくらいだと思う
255名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 03:49:19 ID:ytYDpeO2
そもそもみんな各国に散ったしな。
今でも残ってるヤツいんの??

今のこってる彼らは何をして楽しんでいるのだろうか・・・
256名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 06:49:22 ID:5H1MnwD/
ストラはやはりレベル上げに偏ったゲームシステム。
戦術戦略はAGEofEMPIRESVをやった方が圧倒的に楽しめる。
257名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 08:26:04 ID:dg6EmpYp
>252
名前を変えている人も含めれば数人のこっている。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 09:05:21 ID:r6FLIvHR
β時代の蒼月ってウィズのギルドだよな
ロランのBlackBoxのメンバーは残ってねーの?
259名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 10:38:12 ID:k95UDPbr
ていうかそれはマスターの名前であってギルド名じゃないだろとかなんとか
260名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 10:50:20 ID:k95UDPbr
うん日本語出来てなかった、スマソ
残ってる大半がミクの某ギルドに行ってる気がした
藻前さんも所属してた所な
261名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 13:47:46 ID:0bQ+fNbq
??
ええと、>>257-260はID変えてがんばってみたけど、最後に変えそびれてしまった、でいいのかな?
…すると、このスレはひとりの人間のためのオナニースレ?

はっ!ここに書き込んだ時点でオレのそのひとりの人間なのか!?
とりあえず叫んどく






オナニー最高!
262名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 15:15:07 ID:r6FLIvHR
>>261
いや俺は純粋に聞きたかっただけな過去の人なんだがな
263名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 19:09:01 ID:XfJhJ/s8
>>262
まともな話を求めない方がよさそうだ。
264ザバス:2006/02/09(木) 20:51:09 ID:WhfcoWxR
ウィズニアム黒印同盟はまだ健在ですか?
265名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:12:04 ID:vt4/PvKs
「若いな」

パオは目の前の刀を腰に差した男を前に
上目遣いでオドオドしていた。
蒼く、やや長いい髪に無精ヒゲ……
浴衣?だろうか?着物とも取れるが
そういった珍しい服を着ている
パオが今まであまり接したことの無いタイプの大人だ。

「えぇ、でも、そんなことをいったら
 きっとノエルの方が若いですよ。」

「まぁ、そうか……」

パオの前に立つ夜の男が
刀の男を諭すようにすると
パオはすかさず口を挟んだ。

「あ、あろ、パオって呼んでくだしゃい」

緊張したのか、パオは舌がもつれたようだった。
だが、かまわずパオは続けた。
266名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:12:57 ID:vt4/PvKs
「調理はクッキー作りなら誰にも負けません!
 紡績はルセデス糸作りが得意です!それから……」

「もういい」

刀の男はパオの言葉を静止すると
パオに歩み寄り手を差し出した。

「ヴァントだ。よろしくな。」

パオは武骨なヴァントの手を握った。
その手はパオのそれより一回りも大きくごつごつとしていた。

「パオです。よろしくお願いします……!」

二人が程なくして手を解くと
夜の男が口を開いた。

「とりあえず、ロナデ高原の資源拠点に行きましょうか
 きっと、ノエルが買出しを終えて飛んでいる頃でしょうから」

夜の男がそういうと刀の男……ヴァントも
その後を追うように歩き出した。
パオもノエルという人物に会うべく
二人の後を着いていった。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:14:01 ID:vt4/PvKs
「遅い!」

「ごめんごめん」

ロナデ高原の資源拠点前に着くと
可愛らしい一人の少女が
沢山の荷物を抱えて
一同を待ち構えていた。

少女は碧色の長い髪を左右に縛っている。
その服装は軽装そのものだが
腰にガンベルト……
パオがチラと見るとトイガンがぶら下がっていた。
そのそぶりに気づいたのか
少女はパオに近づくと
パオの顔を覗き込んだ。

パオは近づいてくる少女に慌てて顔を隠す。

「ふーん……可愛いんだ」

少女はパオの顔をじろじろと見ると
一言、そう呟いた。

「こら、ノエル」

「わかってるよ。」

夜の男がノエルを諭すと
ノエルは舌をペロと出してパオと間を置いた。

「じゃあ、そろそろ旅路について話すか」
268名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:16:19 ID:vt4/PvKs
ヴァントが旅路の概要を話し出した。
今回の一行の旅はまず、ロナデ高原からルカン平野に向かい
ルカン平野からアルカマイヤ公国首都ウベンに立ち寄る。

ウベンを通過しキュリル砂漠、ルセデス山地
そして、ブルーム平原を経由し
ロラン共和国の首都、パラディアを目指すというもので

およそ1ヶ月間を目安に旅をするというものだ。

地続きでウィズニアムとロランが繋がっているとはいえ
旅の途中には危険なエリアも含まれ
想定の範囲外の事態に陥ることもあるかもしれない
ということだったが、パオは旅の話を聞いているときは
楽しそうな笑みさえ浮かべた。

そう、彼女にとって‘初めて’の冒険が始まるのだ。
269名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 00:13:32 ID:JWoiRDuH
>紡績はルセデス糸作りが得意です!
ワロタ
270名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 00:57:35 ID:liM7ic8O
ウホッ、イイオナーニ
271名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/14(火) 01:18:34 ID:ailvKNkf
(´・ω・)続きマダー?
272名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/14(火) 12:53:40 ID:S01c8Agw
とりあえず誰かが小説まとめサイト建てるべき。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 13:27:50 ID:Q9QExJDE
その前にパオに小説出演の許可とってるのか?
不許可なら勝手に出すのはマズイと思われ
274名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 15:58:45 ID:SKtad36N
>>273
あえていわさしもらう
身内乙
275名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 16:04:10 ID:3kDkrQIG
日頃は『ストラガーデン』をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

2月15日(水) メンテナンス終了後一部のゲームサーバーにて
ログイン障害が発生しております。

現在、原因の調査と対応を行っております。

対応が完了次第、再度お知らせさせていただきます。

ユーザー様へは大変ご迷惑をおかけいたしておりますこと、深くお詫び申しあげます。

今後とも『ストラガーデン』をよろしくお願いいたします。


ストラガーデンサポートチーム
276名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 16:20:02 ID:Q9QExJDE
>>274
身内とか身内じゃないとか関係あるのか?
277名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 18:49:28 ID:rsI2DmoT
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
ふーん……可愛いんだ
278名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 20:37:55 ID:Ao7VS/L8
>>274
あえていわさしもらう
厨房乙
279名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 21:11:03 ID:G6yJT5vY
>>276
あえていわさしもらう
必死だな
280名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 21:15:19 ID:SKtad36N
だってだって普通知らない人だったらぱおたんってよぶじゃない
それをパオだなんて・・・・どんな関係なのさ!><
281名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 21:55:29 ID:Q9QExJDE
必死に見えようがどうだろうが
あまりにも疑問と思わなければ、2chにこういう事は書かない。

もうこれ以上は書かないが
最後に長文だがかかせてほしい。

ここの住人は全員>>274>>279のような考えなのだろうか。
「晒されるのが嫌ならネットを辞めればいい」という言葉をよく聞く。

そういう風に割り切れるやつは、厨だけじゃないのか?

2chに書き込むやつも一緒に遊ぶ友達もいるだろう。
厨に面白半分に晒されそいつが次の日からこなくなったら?
かわいそうだと思わないか?晒したやつは酷いなと思わないのか。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 23:22:50 ID:kgEzMMSu
(´-`).。oO(50人しか鯖にいなかった頃から名前晒しは横行してましたよ、本スレでね)
283名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 00:15:39 ID:lvDnYial
>>281
必死に見えるじゃなくて実際に必死だろ?
所詮は便所の落書きのようなものだし、特に気にする事でも無かろう。

で、出演許可だって?ストラ内のキャラクターとは一切関係ありませんと付け加えるだけで許可も糞も無いと思うのだが。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 01:07:36 ID:2WndoIjf
>>281
              ∩___∩
            /  ノ   \  ヽ 
            | ●    ● |   なに必死になってんの?
          彡   (_●_)    ミ  
           /、   |∪|    ,\   この鮭の切り身やるから帰れよ
          /.|     ヽノ    | ヽ   
       ,,/-―ー-、, --、   .|_,|
    r-、,'''";;:;;:;::;;;;:;;::;:;:;;::;:;`'- /_,l,,__ )
   |,,ノ;;:;r'" ̄ ゙̄^"`Y'-、;;;::;:;::;:;:;:;::;:|
    .ヽ,′       ;   `"";;;;;⌒゙')
     ´`゙'''''''''''‐-‐'"`‐-‐'"゛  `゙´
              |  .‖ /
            ("___|_`つ
285名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 07:39:47 ID:ewZK48i5
>>281
そんなぱおたん守りたければ周りの人間に目を光らしとけって
そいつらが犯人だから、偽善者って多いからね〜><
286名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 15:42:53 ID:ByvA6xLe
どうでもいいが、続きマダー?
287名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 00:01:29 ID:bMk04Eha
 ロナデ高原の資源拠点を発って2日。
 一向は亜人たちの凶暴化する夜を避け
 旅を続けていた。

「ノエルちゃん」

「なぁに?パオ」

 PTの最前列を歩くノエルに
 その後ろからパオが声をかける。

「お友達って……どんなものなのかな?」

 パオの突然の質問にノエルは呆気にとられたが
 すぐさま切り返す。

「え?急に何言い出すの?」

「うん……パオね…・・・」
288名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 00:07:08 ID:k452aBUz
 パオは自分のことを語りだした。

 初めてルピターナの町に‘エマージ’した時
 パオはちょうど魔法塔の辺りに飛ばされていた。
 そこで初めてパオに声をかけたのが
『寝起き』という初老の女だった。

 初老の女はパオの身辺の世話を自ら買って出た。
 パオは偉く初老の女に感銘を受けたらしく
 それからは初老の女の言うとおりにルピターナで暮らし続けてきた。

 二人の関係は親子というものでもなく
 むしろ友達に近いものだった。
 
 やがて……パオが成長するにつれ
 初老の女との関係に変化が訪れだした。
289名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 00:12:41 ID:k452aBUz
「生産に使いたいから綿花とってきて。」

 最初は、寝起きの頼みともあり
 パオは喜んでそのお願いを受け入れていた。
 だが、日に日に寝起きの態度は
 お願いから強要に変わっていった。

「ちがう!私が頼んだのはルセデス綿花じゃない!」

「何度言ったら分かるの!?シウワナを持ってきてちょうだい!」

 日に日に寝起きの態度は豹変しだし…・・・終いには

「あんたの採ってくる素材が悪いから失敗するのよ!この疫病神!」

 そこまで言い出したという…・・・。
 そしてある日、パオがルピターナの教会に行ったときのことだった。

「失礼します」

 パオが教会の扉を開けると壇上の近くで神父が誰かと話しこんでいた。
 パオはいけないこととは思いつつ、壁越しに二人の会話を聞くことにした。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 00:16:49 ID:k452aBUz
「しかし…・・・パオさんはもう今年で16、もう国からの助成金は出ませんよ」

「そんなこと関係ないわ、出してくださいな」

 神父と揉めているのは…・・・寝起きだった。
 初老の女は顔のしわを引きつらせながら神父に詰め寄っていた。
 助成金……それはパオも知らないお金の流れであった。

 初めて☆5のクエをクリアしたときも

「家賃の足しにするから」

 と、寝起きはパオからZULAを奪っていった。
 それだけではない。パオの元には
 お小遣いというものすら入ってこないばかりか
 食事すらまともには提供されないのだ。

「はい、今日はキムチよ。なかなかレベルが上がらなくてね。」

 そんなセリフはもう聞き飽きていた…・・・。
291名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 00:23:49 ID:k452aBUz
「つまりは…・・・そのお友達の事、信じられなくなったっていう事?」

 パオが一通り語ると、横に並んで歩いているノエルが訊ねた。
 
「うん……そうなの。」

 パオがしゅんと顔を伏せて黙ると
 二人の後ろを歩いている夜の男が
 声を上げた。

「それは嘘だな」

 思わず、二人が振り返る。夜の男は
 不敵な笑みを浮かべ、続けた。

「君があの夜、暗闇に怯え思わず口にした人の名前は……?」

「寝起きちゃん…・・・。」

「え?どういうこと?」

 再び黙り込んだパオに対し、ノエルの問いかけは流されてしまったが
 PTの最後尾を歩くヴァントから返事が返ってきた。

「つまりは・・・・・・そういうことだ。」
292名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 07:20:35 ID:yFh6tPqq
ノエルってだれ?
ヴァントってだれ?

無知な僕におしえてください><
293名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 08:17:16 ID:Ok/vcBMZ
小説の登場人物。
294名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 20:37:06 ID:DOX7Bzve
寝起きヒデーな
ぱおたんカワイソス;;

295名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 21:41:32 ID:hXmBYAKO
寝起きはよく表現されてるじゃないか
296名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:06:01 ID:z79ezp0w
寝起きひでー・・・
297名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:23:07 ID:DxSh1s5l
痛いスレ発見記念カキコ。
298名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 00:02:09 ID:iT6AwJJQ
文才無いから二度と書くな!氏ね!
299名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 05:58:24 ID:DDVMntry
【MMOプレイヤーに知っておいて欲しい】

他板出張&マルチ失礼します。
過去、例を見ない程の神運営が存在します。
トゥループランケーション
僕達の力では、もうどうにもできません。

http://game10.2ch.net/test/read.cgi/mmominor/1139583407/l50
300名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 13:07:14 ID:kbwzwjHJ
かなりおもしろかった
続きキボン
301名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 12:15:57 ID:yILfSWLK
この小説ひそかな楽しみだったりするんだが続きまだなのか?もしや打ち切り?orz
302名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 12:33:26 ID:gYZPvleL
小説スレ建ててください、ネ申よ…
303名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 15:25:47 ID:2ucZ77ZN
続きまだー?
304名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 16:18:25 ID:gYZPvleL
大変面白かったですので、良ければ続き書いて下さい。
305名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:24:51 ID:vA2wV4mc
「して、彼らは?」

「はっ、現在、ルカン平野にて野営中のようです。」

「よろしい。そのまま監視を続けてください。」

「はっ!」


 ……
 高原の資源拠点を発ってから4日。
 一向はロナデ高原を経て
 ルカン平野に歩を進めていた。

 広大な平野は雪原や砂漠、
 ロラン共和国はもちろん、ゴードゥ皇国とも
 地続きでつながっているため、
 国境線付近では常に小競り合いが耐えない。

 一向はその小競り合いに巻き込まれないように
 中立であるアルカマイヤ公国内を経由し
 ロラン共和国首都のパラディアを目指す経路をとっていた……。

306名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:25:57 ID:vA2wV4mc
 「だからパオに一人歩きさせるのは反対だったのだ。」

 「僕も迂闊でした……お魚を釣ってくるってあんなに元気に……。」

 「うーん……パオちゃ、どうしてるのかな?」



 パオを欠いた一向はルカン平野で足止めを食っていた。
 辺りはすでに暗く、パオの捜索は困難を極めると容易に想像できた。
 だが、一向は彼女を探すしかなかったのだ。



 「うーん……うーん……」

 一行の心配をよそにパオは魚釣りに励んでいた。
 もちろん、彼女の釣りレベルは1だ。
 全て彼女の‘皆の役に立とう’という一心から生まれた
 空回りであった。
 
307名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:27:00 ID:vA2wV4mc
「そこの女」

「はぅ?」

 パオが振り返ると目の前には無骨な鎧姿の男が立っていた
 背には立派な大剣を背負っている……。

「俺の女にならないか?」

 パオは男の発した一言にビクンと背筋を反応させると
 後ずさりしだしていた。

「あの……そういうのは……ごめんなさいっ!」

「まてっ!」

 ボロボロの釣竿を投げ出して
 駆け出したパオにいち早く反応した男は
 けたたましい雄たけびを上げた。

「俺は大剣士 ショウタだァ!! 」

 あたりにビリビリと激しく振動する
 男の怒号……パオは身がすくみ、走って逃げることを
 諦めていた……。

「助けて……」
308名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 03:03:53 ID:dTMoB0gU
どういう展開だよww
309名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 03:37:11 ID:Zs7JXHtx
よくわかりませんがまとめておきますね

>>219-222第一話
>>227-229第二話
>>231-233第三話
>>239-241第四話
>>265-268第五話
>>287-291第六話
>>305-307第七話
310名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 06:24:41 ID:l45xCO+C
くそワラタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
311名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 07:43:48 ID:BPwXGHOp
>>307
それ言っちゃったからには責任もって全ての迷言を出せよ
312名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 09:47:26 ID:wqEwEF38
>>305>>307
笑い死にさせるなwwww
313名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 12:23:35 ID:vA2wV4mc
パオは顔を伏せた。
 そうすれば、無骨な男の恐怖から逃れられると思っていた。
 だが、しかし、男は容赦しなかった。

「最初から大人しくしてればいいものを……」

 鎧男の手がパオの肩に掛かる……
 その恐怖に、パオは今にも崩れそうに震えていた……。

「あ”〜〜〜!?なんだお前は!」

 絶望感がパオを満たそうとしていたときだった。

「その手を……離せ。」

 現れたのは浴衣に刀……ヴァントだった。

「下品な怒声……気づいて下さいと言わんばかりだな?」

 ヴァントは低いトーンで淡々と続けた。
 1歩、また1歩と次第に鎧男に距離をつめ、
 なおもヴァントは鎧男に接近した。
314名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 12:24:37 ID:vA2wV4mc
「ブァントさん!」

 震えながら喋ったせいか、パオは噛んでいたが
 構わず、その感謝の眼差しをヴァントに向けていた。

「浴衣……ふざけてるのか?」

 鎧男はシレっとした態度でパオから距離を置いた……。
 そしてヴァントの方に自身も歩み寄り
 
「悪かったな」 

 と、軽く言うと
 その場を立ち去る
 ……とみせかけ、体を翻し
 ヴァントに思い切り斬りかかっていた。

 ガキンッ!!

 ……大剣の刃はヴァントの身に振り下ろされる前に
 空で軌道を止めた。
 パオは刹那の出来事に、目がついていかなかったのだが
 ヴァントが何らかのカウンター技を決めたということだけは
 抜き身のヴァントの刀が鎧男の鎧を
 断裂させているのを見て、把握できていた。

「てめ……いつの間に……」

「常に斬られる覚悟が無ければ、こんな格好は出来ない。」
315名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 12:25:37 ID:vA2wV4mc
「それより、公国の自警団がこちらの動きに気づいたようだが?」

 ヴァントのいった事は事実だった。
 彼方からいくつもの灯火が揺らめきながら
 こちらに向かってきている。

「つっ……覚えてろよ!」

 鎧男はそう言い残すと
 ガッシュガッシュっと小気味良い金属音を立てながら
 その場を去って行った。

……

「そこの者!所属と職業を述べよ!」

 間もなくして、ヴァントのいう自警団が
 目の前に現れた。
 ヴァントはパオを守るように彼女の
 前に立つと静かに、自警団に対して口を開いた。

「ウィズニアム連邦所属、ヴァント=ヴルックス大尉だ。」
316名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 12:34:18 ID:t6QlWTE1
ショウタワロスwwwwwwwwwwww
317名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 13:14:54 ID:uOLl/4V/
「ブァント」って誰だよwww
318名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 13:52:49 ID:BPwXGHOp
>>317
そこは別に突っ込むところじゃないだろう
319名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 14:11:24 ID:L1+ObrmP
うわw
落ちたスレ読んでると思ってたら現行かよ
しかもかなり続き読ミタスwwwwwww
320名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 14:17:39 ID:t6QlWTE1
シリアスな話の最中に、伏線無しで晒しネタ混ぜるのは良いね。



職人さん、爆笑しました。暫くしたらまたよろしくお願いします。
321名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 16:55:40 ID:t6QlWTE1
アルカマイヤでアルファdx登場しないかな。
322名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 00:58:19 ID:2PedQ7c+
ショウタで吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
323名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 01:53:48 ID:7xakKXY+
> 駆け出したパオにいち早く反応した男は
 けたたましい雄たけびを上げた。

「俺は大剣士 ショウタだァ!! 」


テラワロスwww
だからどーしたんだよwww
324名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 16:23:47 ID:6SjszLLr
>>323

戦士の咆吼www
325名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 10:56:35 ID:HZ24Ia7b
>>321
だれそれ
326名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 23:55:26 ID:3/1oHUOV
全部読んだがツマラン
氏ね。
327名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 00:58:16 ID:iNedujvE
本当につまらなかったら全部なんて読む気にならないとマジレス
面白かった。続きよろー
328名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 14:55:30 ID:jC/BsAdq
wktk
329名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 00:14:40 ID:pzl93PLF
ヴァントとパオはごたごたの後二人と再会。
自警団に事情を説明し無事開放された。

その足で一向は
アルカマイヤ公国首都ウベンの酒場にて
休憩を取っていた。

酒場の隅の丸テーブルに集まり
適当に食べ物や飲み物を注文し終えたところで
夜の男が切り出した。

「しかし……ヴァントさんが軍人だったとは……。」

「正確には違うな。俺は護衛丁の兵に過ぎん。」

夜の酒場はにぎやかで、時折騒ぎ声とも取れる様な
複数の人間の談笑が響いていた。

「でもさ、何で教えてくれなかったのよ」

アイスティーが注がれたグラスを
指先でチーンと弾きながらノエルが訊ねる。

「それは……」

ヴァントはふぅ、とため息をつくと、静かに語りだした。
今回の旅の目的を……。
330名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 00:17:53 ID:pzl93PLF
「……というわけだ。」

大尉殿が語ったのは
ロラン共和国の軍事力及び
外交を通しては得られない内情の調査……
それがヴァント……いや、一向に任せられた
任務だということだった。

夜の男は淡々と、ノエルは眉間にしわを寄せ
必死に内容を聞き取ろうと、パオはラク酒で
すっかり出来上がりながら……それぞれに
旅の目的を聞いていた。

「まぁ、今のところ日程に遅れはないし
 今日は宿にも泊まれる……のんびり行こう。」

「そうですね。」

ヴァントがひとまず、場の話を締めた
その時だった……。

一向のテーブルに向かって誰かが近づいてくる気配、そして足音。
気がつくと、目の前に一人の人物が立っていた。

「さっきはどうも。」
331名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 01:58:25 ID:9JX+YcTN
誰だ?www
332名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 11:34:23 ID:FcMIlfnb
>>330
ショウタじゃね?
333名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 12:51:53 ID:9JX+YcTN
単純に考えるとそうだが…
334名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 13:32:53 ID:PD7ugvnx
ばかやろう!

ここで寝起きが出てくるに1000ガバス
335名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 15:18:44 ID:FcMIlfnb
ショウタ再登場希望な俺は勝ち組。

ショウタに10000マルク
336名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 15:39:22 ID:9JX+YcTN
伏線探さねーと…何処だ何処だ?
337名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 16:51:42 ID:YNmNb/kD
裏をかいて

ばんぴれ君に10000ざすぱ
338名も無き冒険者:2006/02/26(日) 18:37:33 ID:9zv94QaK
見え見えだがテケテケ登場に100z
339名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 19:43:32 ID:NhLNfaMQ
なんつー良いとこで止めてんだ…。
昔のジャンプのドラゴンボールみてーぢゃねーか!
340名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 11:32:00 ID:7ERFbmdK
ショウタよい子だねんね氏ね
341名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 11:45:40 ID:Y+XnLyO5
†わたる†に500ザバス
342名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 13:45:33 ID:llRjz/mi
俺が登場するに1000$
343名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 14:20:31 ID:9avIganV
夜の男って誰で、3ヶ月前に復讐したのは誰なんだ?
両方tktkかと思っちゃってたんだが
344名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 23:09:05 ID:Z6MfF3Dp
>>343
tktkには復讐済み
夜の男はパオが迷子になった夜に会った別人物
345名も無き冒険者:2006/02/28(火) 08:55:19 ID:RLHtjo3x
展開がいきなりすぎて話がつながってない小説だな
もうちと経緯を書いてくれてもいいと思うが
346名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 21:07:06 ID:6P577kOe
あーはやくパオたん犯されないかなぁ!
347名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 23:01:40 ID:EqMsVPno
>>345
お前・・・・・ワンピースとか好きだろ
中だるみは俺は勘弁だ。このくらいでいい
348名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:45:23 ID:cIQgPpvJ
一向のテーブルの前には
先ほど、ルカン平野からウベンまでの
案内をしてくれた自警団の女性が立っていた。

「遅れまして、自警団第二師団長のアスティーです。」

そういうと彼女は敬礼をして見せた。
整えられた服装と肩まであるセミロングの髪型……美人だ。

ヴァントは椅子から腰を持ち上げようとしたが
彼女はそれを制止した。

「そのままでお聞きください。」

「ふむ……用件はなんでしょう?」

「実は折り入ってお願いがあるのですが……。」

彼女のお願いとは最近闘技場を荒らしている
迷惑な冒険者を懲らしめて欲しいというものだった。
標的の数は1人、なんでも、格下の相手をいたぶる重装備の騎士だそうだ。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:46:51 ID:cIQgPpvJ
アスティーは続けた。

「ウベンの闘技場は単なる観光名所としてだけではなく
 由緒ある決闘の場でもあるのです。
 なるべく、我らのような公に知れた機関が動いて
 事を収めるよりも、一、冒険者であるあなた方に
 動いてもらった方が自然に事が運ぶと公爵はお考えに……。」

「まて、公爵と?」

「……えぇ?はい。」

ヴァントは目を静かに瞑り何かを考えているようだった……。
ノエルと夜の男は不思議そうにその様子を観ていたが
しばらくしてヴァントはアスティーの依頼を引き受けた。

アスティーは会釈をするとその場を去っていった。

「…いいんですか?」

「あぁ、公爵には恩を売っておいても損はない。
 それに、お前たちにまで戦闘を要求はしない。」

「そうだけどー……」

二人が渋い顔をする中
会話の横でパオは眠りについていた。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:47:36 ID:cIQgPpvJ
……


「で……あの困ったチャンは?」

「ノエルと先に宿屋に連れて行きました
 今はもう二人とも寝ている頃かと。」

二人は闘技場に来ていた。
ウベンの首都はその性質上眠ることはない。
闘技場も例外ではなく
二人の周りには屈強な冒険者たちが集っていた

「この中にいるのか……」

ヴァントは辺りを見回した。
アスティーの手渡してくれた風貌描きに
一致する者が……いた。
どうやら今は対戦相手も無く、待機中らしい。

「あいつですね」

「あぁ……。」
351名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:48:05 ID:OiOkD2pB
ウホッ
リアルタイム
352名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:48:28 ID:cIQgPpvJ
二人は男が対戦予定表にエントリーしていないのを
確認すると、辛抱強く男がエントリーするまで待ち続けた。

そして……
その時は予想より早く訪れた。

「今だな」

「えぇ、頑張ってください」

ヴァントは一人で受付に向かった。
あの重騎士とサシでやり合うつもりなのだ

「対戦申し込みを……」

ヴァントが受付に話しかけようとした時だった
突然、見知らぬ若い男女の二人が横槍を入れてきた。

「そいつ、俺たちソイツとやらせてくれよ!」
353名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:49:47 ID:cIQgPpvJ
「無礼な奴だな。順番は守れ」

ヴァントは若者二人を睨みつけるが
二人は悪びれた様子も無く自分たちの主張を続けた。

「なんなのこのおっさん、アキ、言ってやってよ!」

「マミと俺はアイツに恨みがある!」

ヴァントはちぃと舌打ちをした……
こんなところで時間をかけているわけにはいかないのだ。
重騎士がしびれを切らし、試合放棄をしてからでは遅い。

ソレに、相手は悪党ということだ……
汚い話だが、手段を選ぶ必要も無いのだ。

「分かった。ならばこの三人で登録を頼む。」

受付嬢は手馴れた様子で
エントリーボードに3人の名前を書き込んだ。

間もなく、夜の男を含めたギャラリーたちの目にもそれが触れることになる。

「ヴァントさんの試合は……」

夜の男の前に掲げられたエントリーボードには
3対1の試合という事と試合参加者の名前が表記されていた
354名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 14:50:52 ID:OiOkD2pB
ちょwwwwwwwwwwww
アキヒロとマ_ンwwwwwwwwwwwww
355名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 15:38:45 ID:B2y8Xswf
アキミヤキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
356名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 15:47:15 ID:+HPcNShp
ちょwwwwwwwwっをまwwwwwwwwwwwwwww
357名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 16:03:36 ID:zGxLZ8B0
なんてホットなネタをwwwwwwwwwwwww
358名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 16:23:11 ID:cIQgPpvJ
[夜の部、第23試合目 ヴァント&アキミヤ&マ_ン VS しょうた]

エントリーボードにはそう書かれていた。

「そっか、ヴァントさんはPTを組んだのか……」

夜の男が見守る中、ヴァントの試合は始まろうとしていた。


……

「お前たちに背を預けるつもりも後ろを固めろとも言わない
 最初から全力で奴をたたくぞ。いいな?」

「あーいw」

「アキ、本気出してよねw」

ヴァントは緊張感を持たせようと言ったつもりだったが
二人には通じなかったようだ。
それでも、構わずヴァントは控え室から
ゲート越しにリングを眺め続けた。

ガコン という鈍い音。
ゲートが開く……
ヴァントは全力でリング内に駆け込んでいた。
前方には対面の控え室からノソノソと歩いてくる
重騎士の姿が……
いける……!ヴァントは確信し、そして叫んだ

「続けっ!」
359名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 16:42:36 ID:ahOUHahv
うはwwwしょうたキタコレwwwwwしょうたって文字だけでワロスw
360名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 16:47:07 ID:ahOUHahv
今、気付いたけどオレのIDがアホってなってるwww
361名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 16:47:51 ID:bZJu6V+Y
とりあえず





ワロスwwwwwwwwwwwwwwww
362名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 19:21:28 ID:q8v55Gux
アキヒロって誰だよWWW
363名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 22:21:55 ID:OiOkD2pB
ショウタまでwwwwwwwwwwwww
くるのか・・・くるのかアレが・・・・・!!!!!!!!!
364名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 12:02:23 ID:TsfN1IZH
職人さんすごいよwwwwwwww
GJ!wwwwwwwww
365のらこねこ:2006/03/02(木) 12:54:57 ID:HW9DIanh
作者の俺ですら噴いたじゃねーかwwwwwwwwww
どーしてくれんだwwwwwwwwww
366名も無き冒険者:2006/03/03(金) 12:41:24 ID:4L+y0loP
ヴァントの迅破小波!
ヴァントはカウンター状態になった!
アキミヤの連弾!
ヴァントの迅破小波!
アキミヤに18のダメージ!
ヴァントは12のダメージ!
ショウタの俺は大剣士 ショウタだァ!!
ヴァントは麻痺状態になった!
アキミヤは転倒状態になった!
マ_ンは戦闘不能になった!



妄想だから気にせず書き続けてください作者様(゚д゚)
367名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 17:25:08 ID:wwGjgBIA
ショウタの人気に嫉妬。
368名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:03:01 ID:kT77d1ke
小説マダー?
369名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 01:04:33 ID:g/fL9ITB
ぐんぐんと距離を詰める重騎士とヴァント
夜の男は観客席からその様子を観ていた。

「観戦ですか?」

長い髪がふわっと香りを発てる
夜の男の横にはアスティーが座っていた。

「えぇ、まぁ……」

「何だか、気になりませんか?」

「というと……?」

アスティーが気にしていたのは
ヴァントのPTの足並みの悪さだった。
戦闘開始から格闘士、守護魔導士の動きに無駄が目立ちすぎる。
それこそ、ふざけているのではないかというほどに。

「僕もそれは観ていて思いました。
 ヴァントさんは相変わらず浴衣ですし……大丈夫でしょうか……」
370名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 01:05:51 ID:g/fL9ITB
もう互いの距離は1グリッドもないかという
距離に達した刹那、重騎士が大剣に手を掛けた。
バーチカルウェブの動き……だが
ヴァントはそれに合わせる様に
抜刀、迅速に重騎士を斬りつけた。

チュイン
金属が弾ける音……浅い。

斬撃の後、ヴァントはすぐさま反転……
対応が遅れた重騎士をさらに追い込む。

ガギィン
今度は先ほどとは違い
相手の首筋の甲冑の接合部分、それも脆いところを
激しく峰で叩き付けた。

ヨロヨロと力なくよろめく重騎士……
誰の目にも勝負は明らかだった。

「トドメは任せた!」

リングにヴァントの声が響き渡った。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 01:07:08 ID:g/fL9ITB
「よぉし!アキいっけぇ!」

「ほいきた」

ようやく、ヴァントの近くまで駆けつけてきた
アキミヤはよろめいている重騎士……


の、奥に立っているヴァントめがけて
連続で拳を突き出した。

一回、二回と虚しく空を切る拳……
拳一つ分余裕を持ってヴァントは見切っていた。

「ごめwwwww」

「なっ!?」

ヴァントはその場から数歩身を引くと
刀を構えなおした。

「どういうつもりだ!?」
372名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 01:09:20 ID:g/fL9ITB
ざわ……ざわ……

この事態に、観客席もどよめいていた。

「これは……」

アスティーも例外ではなく、事態の把握に必死だった。
連携ミス……?
それにしては、アキミヤの攻撃の思い切りのよさが目だった。

そうこうしている間に、リング内ではマ_ンのセントハリケーンが
ヴァントを襲っていた。
沸き起こる竜巻……
それを必死にかわすヴァント。
これはもう……単なる連携ミスという話ではなかった。

事態を座視していた
夜の男は一度、うつむくと
静かに顔を上げ、アスティーに言った。

「‘標的は三人だった’」
373名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 02:59:10 ID:BsG/6dJK
アホだwwwww
374名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 03:15:02 ID:vZG+5Vfu
これは・・・・・・


ワロスwwwww
375名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 05:23:02 ID:BB6D9UDp
シリアスなのに間抜けさがあるのはストラNPCぽい
376名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 10:20:20 ID:PAUPjMK9
>>372
オレはあまり小説とか読まないんだけど
もうオマエすごいよ。ちょっと感動した。

これからも書き続けてくれ
377名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 13:50:10 ID:faGUFnaQ
3人で囲んで
アキミヤの時差でやられるとかやめてくれよwwwwwwwww
378名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 16:15:56 ID:drzlgRro
こうなると思ったwwwwwww
379名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 19:31:47 ID:BvIHr0fY
いや、そんなことよりショウタを活躍させてくれよ('A`)
380名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 22:26:24 ID:hzPaxMoV
全ては読者次第だな
381名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 09:21:28 ID:1Qy9VmS1
トドメは任せた⇒次する木なのに〜〜って名言入れてほしかったけども

全体としてワロタwwwww作者様GJ!
382名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 05:10:37 ID:zlY1+XFN
……


リング内は静まり返っていた
幸い、連弾、セントハリケーンとヴァントは連続して
かわす事に成功していたが
直撃すれば即死級のダメージは免れないものであった。

「おっさん、よくかわすねぇ」

重騎士がフェイスプレートを上に上げその顔を覗かせる

……そこにはさきほどの大剣士様のお顔があった。

気づくと、しょうた、アキミヤ、マ_ンの三人は陣形を組み
ヴァントをリングの端に追いやっていた。

「貴様ら……!」

「おっとぉ、怖い顔しない、傭兵だが何だか知らないけど
 深入りしたあんたがバカだったんだよねぇ」

「そうそう、貧乏くじってやつ?」

「アキ、もうこいつ良いよ。殺っちゃおうよ☆」
383名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 05:11:30 ID:zlY1+XFN
 しょうたとアキミヤはヴァントと一定の距離を保ちつつ
 気を練っていた。マ_ンはその後ろで二人に
 アタックアセントを施していた。
 接近しないでヴァントを屠ろうというのだ

「こいつ、なかなかすばしこいからな!」

「分かってるタイミングは合わせるぞ!」

 そして、そのときは来た。
 アキミヤは気功を巨大な弾に換えて発射
 しょうたは闘気を込めて武器を振り、衝撃波を飛ばした
 二つの投射攻撃がヴァントを連続して襲った。
384名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 05:12:08 ID:zlY1+XFN
「もうこれ以上は……!」

 アスティーはヴァントの劣勢を見かねて席を立つ。
 が、すぐに服の袖を夜の男に捉まれた。

「まぁ、見ていて下さい。」

 夜の男の様子は恐ろしいほど冷静で
 そしてどこかでヴァントの勝利を確信していた。

「あ、ほら……勝ちますよ」

 アスティーは彼の言うとおり席に腰を下ろし
 リングを眺めた。


 ……事実

 ヴァントを襲った投射攻撃は、彼に着弾したかの様に見えた。
 だが、しかし、その手前で弾き飛ばされ
 いや、正確にはヴァントが武器を巧みに使い‘打ち返していた’のだ。

 そして、その投射攻撃はそのまま攻撃の発信源である
 しょうたとアキミヤを襲った。
385名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 05:12:46 ID:zlY1+XFN
 ズンッ

「うぁぁぁぁぁ!」

 鈍い音……
 アタックアセントを施された彼らの強力な一撃は
 皮肉な事に彼ら自身を襲った。

 立ち込める土煙の中……
 マ_ンは二人の姿を探していた。

「アキィー!?」

 刹那……
 キラッと何かが光ったと彼女が認識した頃には
 彼女の喉に抜き身の刀身がピタッと当てられていた。

「視界不良の乱戦時に自分の居場所を教えるアホがいるか……」

「ぅぅ……」

 やがて視界が晴れると
 気絶状態の大剣士様とアキミヤの姿が視認できた。

 マ_ンはそれを見て
 ガクッと肩を落とすと唇をかみ締めながら敗北を認めた。
386名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 05:13:37 ID:zlY1+XFN
「やりましたね」

 夜の男の労いの言葉……
 ヴァントは夜の男とアスティーが待つ控え室に戻ってきていた。

「すいません……。我々の調査不足でした。」

 アスティーがしゅんとしょげかえるのを見ると
 すかさず夜の男が「まぁまぁ」と仲裁に入った。

「あの三人には厳重注意と闘技場の入場処分を与えておきました。
 手荒な方法ですけど……結果的にはこれでよかったと思います。」

「そうでしたか……。」

 決して、後味の良い勝利ではない……
 だが、ヴァントは勝利した。


……

 二人は闘技場を後にすると宿屋に向かっていた。

「なんです?それ。」

「あぁ、別れ際に渡されてな。温泉の招待券だそうだ。」

「温泉……ですか。」
387名も無き冒険者:2006/03/08(水) 08:49:26 ID:zcqUuEVh
なんか無理矢理勝たせてるから微妙
リターンバッシュ両手じゃ使えんし('A`)
388名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 10:58:19 ID:ii0Mx0a2
うーん、ストラの小説版ってこんなもんだということか
389名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 11:17:51 ID:rIqJ1MyQ
温泉?ウベン1ですか?
ちょっと展開が無理矢理だったが
この後の展開に一応期待。
390名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 14:06:21 ID:vXt0u1wj
まぁまぁたまにはこういうこともあるわな
391名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 15:10:34 ID:c8D2K5/W
温泉でおっぱお!おっぱお!の展開ならば全て許す。
392名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 19:40:03 ID:KfZhKf5s
>>387
つ武器変更

まあ作者さんお疲れさまでした
何でこんな叩く奴が多いんだろうか
おうちへかえれ
393名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 00:05:36 ID:KrOLePBX
手にい持っていた刀でリターンバッシュしたとは書かれてないしな
片手武器もちと脳内変換したぞ俺わ
394名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 00:35:11 ID:WeZRVJ7H
うーん、でも3人と対峙してから→刀を構えなおした
リターンバッシュ直後→抜き身の刀身をマ_ンに

だからなぁ・・・オレには脳内変換できんわ
395名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 04:11:38 ID:DMRzhRRo
構え直しを持ち替えと脳内変換すればおkだ
片手剣だって抜き身の刀身だろ
396名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 05:25:02 ID:WeZRVJ7H
>>395
百歩譲って抜き身の刀身=片手剣だってのは納得しよう
でもアキミヤに攻撃され、かわした直後に武器持ち替えってのは何なんだァァーーー!?
普通に考えて持ってる武器で身を備える意味だろォォォーー??

根掘り葉掘りってよォォ、根を掘るってのはスゲーよくわかる。根は地面に埋まってるからな。
でも葉掘りって何なんだよォォォーーー!!葉っぱは掘ることがデキねぇだろォォーー!?

一言、武器を持ち帰る描写が欲しかったぜェェー!
こういうのスッゲー気になって夜も眠れねぇんだわ。
397名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 17:50:42 ID:ENdaMl6T
>抜き身の刀身をマ_ンに
スキルの名前じゃないから、なんの技か分からないよね!
ね!
398名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:35:11 ID:/r+tcrgW
ま 小さいことは気にするな。
楽しく読めればいいじゃないか?
399名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:53:58 ID:ENdaMl6T
>>398大きい事じゃボケ





と、>>387-390,>>393,>>394,>>396
が申しております
400名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 02:26:32 ID:rcmT1ulU
〜何かにはまる兆候〜

「ここがこうだったらな」と、そのものについて語りだす奴が出る。

良いことだな。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 05:01:07 ID:5MJyaXuf
マ_ンに抜き身の刀身か・・・
エロイな
402名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 05:23:52 ID:8k4+GuPV
>>401
そ れ だ
403名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 08:47:02 ID:QaZ0ptaI
>>401
天才
404名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 22:10:22 ID:Sv0G0ic1
小説が更新されなくなったな
突っ込まれてやる気うせたのか?
405名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 23:05:16 ID:a68lsaHy
小説マダー?
って、声を待ってるんだろ
406名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 23:25:13 ID:IWzS3+UJ
小説マダー?
407名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 01:49:17 ID:saeLZthw
小説マダー?
408名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 11:54:54 ID:9D2FlEgs
小説マダ?
409名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 11:56:27 ID:vH0NJF87
小説ダマー?
410名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 12:49:02 ID:OCiKsh4Z
?ーダマ説小
411名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 13:25:15 ID:vH0NJF87
小説モウイイヤ(プ
412名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 15:55:38 ID:jmTbjiw9
小説!小説!
413名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:13:12 ID:saeLZthw
せめてネタがあるのかないのかだけでも言ってくれ
あるのなら待つし、ないのなら諦めがつく
414名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:44:56 ID:9nxweyta
ガチャ

扉の方を見ると旅の者だろうか……男が二人。
カウンターでぼんやりとしていた亭主は
突然の来客に手元にある宿泊客リストを眺めた。

「すいません、お部屋がもう……」

「いや、先に4人分部屋をとってもらったものだが……。」

二人の主張に合点がいくと
亭主は二人を部屋の前まで案内した。

「家族旅行か何かで?ふふ……中のお二人は多分
 もう寝てると思いますが……」

そこまで言うと亭主はニコニコと会釈しながら
階下へと降りていった。

ヴァントがドアに手を掛ける……

部屋の中は暗く、ただ静かにスゥースゥーと
寝息がたっているのが聞こえた。

「僕たちも寝ましょう。」
415名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:45:34 ID:9nxweyta
‘今日は疲れた。’
月並みだが、そんな表現が適切だろうか。

夜の男はチラとヴァントの方を眺めた。
壁を背に座っている……浅く、眠っているようだ

PTの仲間がいようとヴァントは普段から油断をしない。
常に気を張っている……故に理解されないことも
しばしばあるのだが、そこは個人の問題なので深くは追求できない。

夜の男は横になっているベッドで
ふぅと一息ため息を付くと静かに目を瞑った。

そのときだった。

「起きてる?」

小さな声……自分の枕元の横にはノエルの顔があった。

「寒いの。隣で寝て良い?」

ノエルの目は潤んでいた。

……

夜の男は少女のささやかな要求に快く応えた。
416名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:46:05 ID:9nxweyta
……朝。

一行は宿屋を発つと
ウベン内にある温泉に向かった。
ヴァントは渋い顔をしていたが
なんとかノエルが説得に成功した。

「ようこそ
 今日は4名様でよろしいですか?」

「あぁ、これを。」

「まぁ……かしこまりました。」

番台さんは招待券に少し驚いたように
マユをピクと動かしたが、すぐに続けた。

「男湯と女湯に別れてますので……。」

一行が番台の左右に分かれた入り口を
視認する。なるほど、確かにそのようだ。

「はぁーい♪パオ、いこ!」

「う、うん……じゃあ私たちは。」

「あぁ。」
417名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:46:36 ID:9nxweyta
「前に……言ってくれましたよね?」

「んん……?」

男二人組は岩風呂に浸かっていた。
温泉独特の香りと適度な湯の温度が心地よく二人を包み込む。

「名前なんて、自分で決めれば良いって。」

ヴァントは夜の男の話を聞きながら
湯で顔を洗い、はぁ と、心地よさそうに息を吐いた。

「護衛庁で初めて会ったときか……。今でも覚えてる。」

「えぇ、僕は……トファンと名乗りました。」

「あぁ……」

そこまで話すとヴァントは湯から上がり、歩き出した。
それに続くようにトファンも後を追う
どうやらまだ奥に温泉があるらしい……。

「エマージしたときの記憶がないってのは
 どういう事なんでしょうね?」

二人は歩きながら話し続けた。
418名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:50:53 ID:jmTbjiw9
更新きたこれ。
完全に次へのつなぎの話だな、今回は
419名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 16:57:03 ID:NzT3HkNi
トファンとノエルの間に
もう少し、少しでいいから何かの描写がほしかった
420名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 05:18:13 ID:UncZGsw2
小説うpしてる人、トリつけてコテになればいいのに
421名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 18:06:53 ID:KBUmP4P+
同一人物では無いと予想
422名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 18:28:05 ID:KeBWRnGE
立ち込める湯気……岩風呂のさらに奥、
白濁色の湯が二人の男の疲れを揉み解していた。

「いっそ過去なんて覚えていない方が良いさ」

トファンの横で湯に浸かっていたヴァントは低く、重い声で続けた。

「俺が‘飛んで来た’ときは皇国と戦争状態でな……
 訳も分からず盾を持たされたよ。」

「皇国と……?」

「大勢死んだよ、女、子供、連邦は人手不足だったんだろうな……
 結局、俺みたいなのが生き残っちまってな……」

「そうでしたか……」

二人は無言のまま湯を上がると再び移動を開始した。
423名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 18:30:20 ID:KeBWRnGE
……

しばらく歩くと開けた場所に出た。二人の前には三度温泉……
心地よい香り……アロマテラピー効果のある湯なのだろう

二人がゆっくりと湯に浸かると
湯煙ごしに人影が見える……先客だろうか。

それに構わずヴァントは話し出した。

「結局……俺は誰一人護れなかったんだ
 持たされた盾で自分を護ることしか出来なかった。」


しばしの沈黙……
トファンは相槌を打つことすら出来なかった。

「それは違うと思います!」

トファンの声ではない……
この声はパオの声だ。

二人が人影の方に目をやると
パオが湯からしなやかな体を露見させていた
424名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 18:32:17 ID:KeBWRnGE
二人の視線に気づいたのか、パオは慌てて湯に体を隠す。
男二人も気づいたように目をそらす。

少しして
喧騒に気づいたのか、ノエルもその場に現れた

「アレ……?何してンの皆?」

「……」


……


「……良い湯でしたね。」

一行は温泉に浸かった後、ウベン内で旅具を整えていた。
パオとヴァント、ノエルとトファンに別れて買い物は進んでいた。

パオの声にも耳を傾けず、ヴァントは剣を眺めていた。

「……」

しばらくして、居た堪れなくなったのかパオは武器屋を出て行った。
425名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 18:34:32 ID:KeBWRnGE
「あの、これ。」

 パオはすぐにヴァントの元へ戻ってきた。
 それどころか、その両手にはロンダンスが抱えられていた。

「仲間を大切に思える気持ちがあるなら……ヴァントさんならきっと。」

 パオはヴァントに盾を差し伸べた
 だが、その盾が受け取られることはなかった。

「……すまないな、今はそんな気持ちにはなれないんだ。」

 ヴァントはパオを置いて店を出た。
 後に残された少女の顔には涙が滴となって
 零れ落ちていた。


……

 一行は買い物を終え、合流するとキュリル砂漠に
 差し当たっていた。
 これから砂漠越えをしようというのだ。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 08:20:21 ID:aGuuK3bR
差し当たっていた。
 ↓
差し掛かっていた。

だよね?
427名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 08:54:20 ID:DlaxUiJQ
ここ見てるおまいらも砂漠越えがんばれよwwww
428名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 12:33:18 ID:MoRhzz2k
おk今から砂漠越えしてくるわ。ノシ
429名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 19:11:12 ID:OAo/1+fP
さしあた・る 0 【差し当(た)る】


(動ラ五[四])
(1)その場に出くわす。当面する。直面する。
現代語では主に「さしあたって」「さしあたり」の形で副詞として用いる。



んー……間違ってはいないのでは……?
430名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 19:18:02 ID:OAo/1+fP
さしかか・る 4 0 【差し掛(か)る】


(動ラ五[四])
(1)移動していて、ちょうどある地点に至る。通りかかる。
「いよいよ最後の急坂に―・る」



と思ったら>>426の指摘が正しいみたいだな?
まぁどっちでも良いや小説読めれば
431名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 19:18:41 ID:NaptTmla
さし‐かか・る【差(し)掛(か)る】


[動ラ五(四)]

1 ちょうどその場所に至り着く。「山道に―・る」
2 ちょうどその時期になる。ある場面になる。「農閑期に―・る」「事件が山場に―・る」「話が本論に―・る」
3 上から覆いかぶさる。「枝が軒に―・る」


【1.】こっちのほうがしっくりくるよね。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 02:59:20 ID:sKypaJq7
続きマダー?
433名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 09:31:05 ID:TiYJDczH
?ーダマき続
434名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 20:50:11 ID:p+GYy678
まぁまぁ、そう焦るなよ
435名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 22:11:33 ID:W87hZqor
>>432->>433 まぁまぁ、そう焦るなよ














































?ーダマき続
436名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 23:00:11 ID:3hhngPvE
いちいち突っ込みを入れるからだろw
437名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 00:34:26 ID:0QmRD4na
てつちやんマダー?
438名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 02:16:54 ID:kH3oF89t
鉄ッちゃん
439名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:49:33 ID:a9HZW1J5
 砂漠では軽率な行動、安直な行動が即、死につながる。
 増してキュリル砂漠には凶暴なモンスターが多く
 冒険者が亡骸と化す事も少なくない。
 あとは砂に揉まれて骨しか残らない……。

 一行は一路、ルセデス山地を目指していた。

「ねぇー、休憩に……」

「ダメだ。」

 ヴァントはノエルの提案を却下した。
 砂漠では熱くても日照時間に行動し
 歩を進めるのが最善だと思われる。
 夜の冷え込みは日中のそれとは比べ物にならない上
 明かりの一切ない砂漠を無計画に歩いて
 無事でいられるはずもないからだ。

「次の道標が見えたら休んで良いぞ」

「ひぇぇ」

 砂漠超えは始まったばかりだ。
440名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:50:21 ID:a9HZW1J5
「パオ、なんだいそれ?」

 ふと、トファンがパオが背負っている荷の膨らみに気づく。

「あ、これですか!?な、なんでもないです……」

 パオは不自然なまでに焦っていたが
 トファンはそれ以上詮索はしなかった。

……

 そして間もなく夜が訪れた。

 静寂とする砂漠……
 道中、何度かヘビや植物オバケの襲撃を受けたせいか
 一行は疲弊していた。

「あ……私、お水汲んできます」

 そういうと、パオは先ほど通りかかったオアシスまで
 水を汲みに走っていった。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:51:36 ID:a9HZW1J5
 少しでも皆の役に立たなきゃ

 と、いったところだろうか
 パオは三人の姿が見えなくなるほどの位置に来ていた。

 目の前には水源、パオは水筒のふたを外すと
 その中に水を注ぐ……そして自身のノドの渇きも
 潤していた。

ザッシ……

 砂を踏みしめる音

 パオが振り返るとそこには
 禍々しい面をした背の高い亜人が立っていた。


……悲鳴。

 三人の耳にも十分届く声であった。
 素早く駆け出そうとしてヴァントは
 立ち止まり、パオの荷の膨らみに目をやった。

「何してるの!?パオを早く!」

 ノエルがヴァントの腰をグイと引っ張る。
442名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:52:39 ID:a9HZW1J5
 オアシスの周りには大きな亜人が3…いや、4体。
 一匹がパオの服の胸元を掴んでいる。

「パオ!詠唱を!」

 ノエルが叫ぶ
 だが、呼吸が整わないのか、パオはとても
 詠唱できる状態ではなかった。

 そして、ついにパオの細首に亜人の手が掛かろうとしたときだった。

 亜人の群れに飛び込む人影……
 ヴァントだ。

「パオ!言ったよなぁ!」

 ヴァントは懐からカスターネを取り出すと
 一匹目の腕を切り落とす

「仲間を大切に思える気持ちがあれば…!」

 二匹目の上半身を切りつける
 が……

 三匹目の突進がヴァントを襲う
443名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:54:05 ID:a9HZW1J5
ドゴンッ

 鈍い音……
 それと同時に吹っ飛ぶヴァント

 浴衣なら即死であっただろうが……
 その左腕にはロンダンスがしっかりと握られていた。

「俺……にも……!」

 ヴァントは砂を踏みしめると跳躍、
 三匹目の胸元にカスターネを突き刺した。
 そのまま、三匹目を足蹴にするとパオを掴んでいる
 四匹目に飛び掛った。

「誰かを護れるって……!」

 一連の動作をじっくりと見定めていた
 四匹目はパオを投げ捨てるとヴァントに
 殴りかかった。
444名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:55:48 ID:a9HZW1J5
 ぎりぎりのところで
 ヴァントは亜人の拳を盾でいなす。

 そして四匹目のがら空きの顔面をロンダンスで殴りつけた。
 裏拳の要領だ。

 吹き飛ぶ四匹目……
 どうやら気絶したようだ。

 事態が収束すると、パオはヴァントの胸に飛び込み泣き出した


「ごめんなさい、いつも勝手なことばかり……!」

 ヴァントはふっと鼻で笑うと
 静かに、優しい口調で言った。

「そうでもないさ……」


 そして優しくパオの頭の上に手を置いた。


「……え?」

「人を……護るということを教えられた。」
445名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 00:08:54 ID:VDemEOJ6
これ、同一人物か?
446名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 09:09:48 ID:2EKsNVWV
>>445
それは作者に向かって言ってるのか?
ヴァントに向かって言ってるのか?そこんとこkwsk
447名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 10:09:31 ID:qWWHCe86
>>446
パオたんのH小説から冒険活劇になったからだろ
おそらく初期の作品と作者は別物とおもわれ
448名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 11:29:55 ID:TW7wDR7f
最近厨が多くて寂しいので遊びに来て
http://ex9.2ch.net/test/read.cgi/net/1142264268/401-500
449名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 15:19:29 ID:2EKsNVWV
>>447
どこに濡れ場があったのかと・・・

ねぇねぇ、パパぁーパパぁー、一緒にお風呂入ろうーーー
わーい♪パパぁ、いつものやつやってー・・・・オッパイパクッってしてー
・・・ふぁ・・んあぁ・・・あははー・・・くすぐったいけど、変な感じー・・・
ん・・・んく・・・ふあぁ・・・・やんっ・・・パパぁ・・・お股もくすぐるの〜?
はあぁぁ・・・く、くすぐったいのにー・・・・ふぁんっ・・・あぁぁ・・・
ぱ、パパぁ・・・それ以上したら・・・変になっちゃうよぉ〜・・・
へ?た、立つの・・・?ひゃああぁん・・・だ、だめ、お股食べちゃだめぇーーー
ぱ、パパぁ・・・・おかしくなっちゃうーー、もうだめだめだめ、へんになっちゃうーーーー!!!
はぁ・・・はぁ・・・もう・・・パパぁ、やりすぎだよぉ〜・・・


これくらいのクオリティがないとエロとは認めない
450名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 15:45:57 ID:VDemEOJ6
ツマンネ
451名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 20:00:06 ID:XgAwLLE5
>>449
晒しスレに張られた方のやつじゃね?
ぱおたんがあいびで縛られて挿れられちゃう方の
452名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 05:20:56 ID:Osjvz4P3
どう考えても作者違うだろ
文体が違うし
今の作者の方が文は上手いと思う
453名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 09:49:20 ID:Y40SLeaW

「して、首尾は?」

「は、現在彼らはキュリル砂漠の南部……
 ルセデス山地に向かっております。」

 どこともとれぬ広い間
 従者と話す男は深くため息をついた。

「‘器’はどうか?」

「特に変わりなく。」

「そうか……」



……


 トファンたちが砂漠越えを開始して三日
 一向は、ひたすらルセデス山地に向かって歩を進めていた。

「ね、あれ何かな?」

 ノエルは駆け出すと砂に埋もれた金属片を突いて見せた。
 
「結構良い材質だよーーー!」

「放っておけ。のどが渇くぞ喋ると。」



454名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 09:55:07 ID:Y40SLeaW
「はぁい……」

 ヴァントに諭されると
 ノエルはその場を立ち去ろうとした。


ザッシュ

 砂中から伸びる手……
 ノエルは慌てて振りほどこうとするが
 その手はノエルの足首をガッチリとつかんで離さない。

「トファン!」

 ノエルの助けを求める声……
 いち早く様子に気づいたトファンは詠唱を開始した。

「マドハンド!」

 ノエルの足元が見る見るうちに泥沼のように変化していく……
 そうして、発生した泥の手は砂中に潜む者を地上に引きずり出した。

「こいつは!」
455名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 10:03:48 ID:Y40SLeaW

 一行の前に現れたのは騎士の甲冑を身にまとった
 生気の無い……いや、うっすらと骨以外にも皮と肉が
 残っているだけの死人だった。

 沼の手が死人とノエルを分断すると
 すかさずパオがノエルの体を受け止める。

「ゾンビ?聞いた事があるが……」

 ヴァントが飲み込んだ言葉は
 ‘武装したゾンビなんて聞いた事がない’
 ということだった。

 事実、死人はナイトシリーズと呼称される
 戦士の装備を身に纏っていて
 それぞれの手には剣と盾を。

 その様は異様としか表現できないものであった。
456名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 10:11:13 ID:Y40SLeaW
 対峙しただけで分かり得る恐ろしさというものは
 一定の力を持つ者以外にも感じ取る事が出来る。

 一行は恐怖を感じていた。

 「ウインドエッジ!」

 口火を切ったのはパオだった。
 砂を巻き上げながら風の刃をが死人を襲う

 ……が、全く効き目が無い。

 「ロックミサイル!」

 続けざまにトファンが岩の矢を放つ。
 
 しかし、それすらもすんでのところで
 打ち落とされてしまう。

 呪文が効かない
 ならばその死人をどう倒そうというのか?

 答えは一つだった。
457スマソ:2006/03/20(月) 00:13:15 ID:rKBLYeel
マ_ン「さて、今日はブルーム拠点での人々の生活を実況したいと思います。解説はアキミヤさんです。」

アキミヤ「よろしくお願いします。」

マ_ン「さて、ファミを置いて交換とだしていますが、置く場所が無くて困ったりする人はいないんですか?」

アキミヤ「そうですね〜え〜、それほど私は困ったことはありませんね。他人と交換するのでファミ出さないこともありますし。」

マ_ン「そうなんですか。それにしてもやはりここは利用者が多いですね。」

アキミヤ「ええ、様々なものがとれますからねぇ。」

マ_ン「お、白綿花と黒綿花が多いですね。」

アキミヤ「裁縫の初期で使いますからね、需要が高いんですよ。」
458スマソ ボブ・デビットソンありがたう:2006/03/20(月) 00:18:45 ID:rKBLYeel
マ_ン「そういえば、最近は盗みが起きているという話を聞いていますが、本当なんですか?」

アキミヤ「ええ、ここ最近多いんですよ。」

マ_ン「そんなことにならなければいいんですが・・・ああっと!パオが綿花を泥棒しています!」

アキミヤ「パオですか。あいつは常習ですからねえ。」

マ_ン「当然盗られた方は激怒しています、が・・・あっと、どうした!?パオは無罪と範囲5で叫んでいる人が!」

アキミヤ「これはおかしいでしょ」

マ_ン「さあ、これは、寝起き!」

アキミヤ「またですよ!」

マ_ン「どうみてもパオが盗みましたが・・・」

アキミヤ「このジャッジはおかしいでしょ」

マ_ン「いま盗られた側の人がSSで証明しているようです。」

アキミヤ「これはどう見てもパオが悪いでしょ。なんで寝起きはここまで必死なんでしょうか。」

マ_ン「先日も1回同じようなことが起きてたらしいですしね。」

アキミヤ「これはルールの改正をすべきですよ。」

マ_ン「さあ、結果は・・・!パオの無罪となりました!すごいブーイングですね。」

アキミヤ「間違っているのが目に見えてますからね。」
459\________/:2006/03/20(月) 01:04:56 ID:jFGhWuJz
       V
        ∧__∧   ________   
      <# `Д´>/ ̄/ ̄/    
      ( 二二二つ / と)   
      |    /  /  /   
  __  |      ̄| ̄ ̄     
  \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\     
  ||\             \  
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄        はいはいわろすわろす
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| 
     .||             ||           〃∩ ∧_∧
                           ⊂⌒(  ・ω・) 
                           `ヽ_っ⌒/⌒c     
                                ⌒ ⌒
     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン
460名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 01:15:44 ID:T8hgz0uw
なんか微妙
461名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 08:15:08 ID:/4/Gab+0
10日分くらいまとめて読んでみた。

やばい、素直におもしろい!!

作者様、ホントにご苦労さまです!
続きをwktkしながら待ってるのでヨロシクですっ(`・ω・´)


普通にこの小説のファンになりそ・・・
462名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:08:18 ID:rRcxjor4
「やりましょう。」

死人を前に、一行が次手に踏み切れぬ中
声を上げたのはトファンだった。

ヴァントがトファンの方をチラと見ると
彼は細身の剣をしっかりと構えていた。

「やるか。二人はサポートを頼む。」

『はいっ』

ヴァントの掛け声と共に、男二人は死人と距離を詰め
女二人はその二人の影を踏むように歩を進める

一歩、また一歩……死人と距離を詰める……。
死人はその場を動こうとはしない。
それは一行にとって不気味な存在感だった……。

トファンの握る剣の刃先が死人の構える剣に届きかけた時だった。


ガチィン


精錬された金属同士が激しくぶつかり合う音。
死人と生人との殺し合いが始まった。
463名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:09:29 ID:rRcxjor4
トファンが死人の剣を止めている間にヴァントは死人の背後に回りこむ。

「がら空きっ……!」


ゴツンッ


がら空きの背中に
振り下ろしたカスターネは鈍い音を上げ、反動で刀身が
跳ね上がる。

「硬いかっ?!」

すかさず
死人は正面のトファンを盾で殴り飛ばすと
ヴァントの方に向き直る。

それをしっかりと確認すると、パオとノエルが波状攻撃を掛ける

「リルボム!」
464名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:10:53 ID:rRcxjor4
ドゴッ


 死人の頭部を爆発が襲う
 一瞬、弱弱しくよろめく死人
 その頭部目掛けてノエルがトイガンを構える


パチン


 ……玩具じゃなかったらな。
 と思いつつ、ヴァントは武器を黒刃に持ち換え、
 その峰で前のめった体勢のがら空きの死人の後頭部に強烈な1激を与える。


グシャッ


 小気味良い音と共に地面に倒れこむ死人
 見計らったようにトファンが詠唱を掛ける

「ロックミサイル!」
465名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:12:13 ID:rRcxjor4
 一度は失敗したが、今度の一撃は駄目押しとなった。
 死人の頭部は分厚い兜ごと叩き割れ
 もはやピクりとも動かなくなっていた。



……


「なぁに?それ。」

 闘いを終え、移動を再開した一行。
 トファンの手の中には小さな欠片が握られていた。

「これか?あぁ……これは……」

 トファンが握っていた3つ目の欠片。
 それは元老院老師から受け取ったものと
 酒樽オバケが所持していたものと酷似していた。

「こうか。」

 それらは組み合わせると一つのものとなった。

「まるでパズルじゃん」

 ノエルの言ったとおりだった。
 その欠片が何を意味するのかは分からなかったが
 不思議なものをトファンは感じとっていた。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/24(金) 00:02:28 ID:ybMZ6wqc
酒樽オバケ…
かこ♪か
467名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/24(金) 00:23:43 ID:VzDoxYhP
バロスwwwwwwwwwwww
468名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/25(土) 05:45:51 ID:Bt1QzIOu
やっべwww一気に全部読んでみたんだがおもしれえwww
469名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/25(土) 17:19:53 ID:gakmbEJ0
>>468
どのへんがおもしろいんだよ
470名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 00:15:19 ID:SnspBWTp
471名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 00:56:18 ID:czPoEHDg
 夢を見ていた

 そう思いたかっただけなのかもしれない……
 股間を押さえ、目の前に蹲る男
 情けない……




「またしてあげるから、今夜、便利屋の裏で待ってて」

 男は満足げな面持ちで上階へ上っていった。


 そしてその夜。
 あの男はいた。指定の場所に、指定の時間よりも早く。

「いいのか?本当に?」

「はい……やっちゃってください」

「成功報酬は100Kだからな」

「わかってます」

 パオは建物の物陰で
 野蛮な風体の男と二人、そんなやり取りをしていた。
472名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 01:02:01 ID:czPoEHDg
 野蛮な男が気配を殺しあの男に近づいていく……
 事は思いのほか早く、終わりを迎えた。

グシャッ

 鈍い音……野蛮な男の持つ
 カビの生えたフライドチキンの様な棍棒は
 あの男の股間をものの一振りで容易に半壊させた。

 背後からのローブローに
 あの男はわけもわからずのた打ち回り、その場に蹲った。

 様子を遠目で眺めていたパオも
 あっけない事態の収束にその場に駆け寄る。

「あ……ぅ……ぐ……」

 なおも、もだえ苦しむあの男を前に
 パオは野蛮な男にスッとサインを送る。

 それはテケテケの死を意味していた

「やめ……」




ゴシャッ
473名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 01:10:43 ID:czPoEHDg
 後日、パオは野蛮な男と酒場の地下で会っていた

「遺体は湖に沈めた。なに、今頃魚の餌になっちまってるよ」

「そうですか、これ」

「おっ?ちょっと多いじゃねぇか」

「後始末分、たしておきました……。」

 パオの言葉に
 男はガハハと下品に笑うと、ズラの入った子袋をガシッと
 力強く受け取った。

「またヨロシクな?」

「もうこんなこと、いやです」

 パオの言葉に、再度、下品に笑うと男は席を立ち、その場を後にした。

 そう、夢ではなく。 現実なのだ。
 紛れも無く
 パオはテケテケを殺し屋に始末させていたのだ

 自らが手を下さなくば
 それは罪ではないのか?
 
 ただ、言えることは
 パオは未だにこの時の事を夢に見て
 その度、魘され……自責の念に囚われているのだった。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 01:16:08 ID:/ZNDWeY8
tktkぶっころキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
475名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 04:03:57 ID:imUWCOSi
最高
476アフォキミヤ:2006/03/28(火) 20:48:23 ID:HBlieMCe
最高
477名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/28(火) 21:12:56 ID:lE30SmA6
続きマダー?
478名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/29(水) 02:01:19 ID:r+8/556i
何このオナニー小説
俺でももっと上手くかけるぞww
479名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/29(水) 02:09:45 ID:ezOCTNYp
やっぱりストラ内の実在の人物の小説がおもろいよなwwww
480名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/29(水) 10:40:48 ID:ZVTDbu50
感動した
481名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/29(水) 11:34:56 ID:MQ7W4GQ8
482名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/29(水) 14:01:09 ID:vjVAp9uN
AVGが反応した。
483名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 13:06:11 ID:3oCx8xTd
>>478の小説マダー?
484名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 15:51:38 ID:AtOJYYPx
>>483
>478の脳内では既に連載終了(・∀・)
485名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 18:23:16 ID:u0OmcFK+
「お出かけ?」

 顔を引きつらせた初老の女は椅子に腰を掛け
 パオが帰るなり皮肉にも似た言葉を発した。

 それを無視するとパオは自室に小走りに駆け込んだ。

「はん……」

 卓の上から酒を手に取ると初老の女は
 一人で呑み続けた。



 後日、パオは教会を訪れていた。
 神聖な建物の一画にある懺悔部屋に静かに入ると
 パオは静かに口を開いた。

「神父様……」

 どこか悲しい濡れた声を聞き取ったのか
 しばらくして薄い壁の向こうから返事が返ってくる

「どうなさいました?」
486名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 18:29:05 ID:u0OmcFK+
 パオは全てを話した。
 あの日、あの男に襲われた事から
 自分の復讐の事まで、全て事実を神父に話した。

 そして、後悔している事を告げた。

「これで、私も咎人です……私はどうしたら?」

パオは膝の上に載せている手をギュッと強く握り締めた。
しばしの沈黙の後……神父は語りだした。

「あなたには、いずれ‘迎え’が来ます」

「迎え……ですか?」

「えぇ、それがいつになるかは分かりません、ですが……
 あなたがその迎えを受け入れることで
 あなたは心身共に成長していけます」

 神父の言葉に根拠は無い。
 そう分かっていてもどこか心の奥底に希望のようなものが
 芽生えた……パオにとってはそんな瞬間であった。
487名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 18:40:26 ID:u0OmcFK+
 迎え……この三人が神父の言う‘迎え’なのだろうか?
 この三人との出会いが……
 

 一行がルセデス山地に差し掛かった初の夜
 パオは星を見ながら考えていた。
 
「見張り、交代の時間だよ。」

 そういってテントから顔を覗かせたのはトファンだった。
 パオが腰掛ける倒木のすぐ横に座るとトファンは
 ニコっと笑って見せた。

「どうかした?」

「ほ?え、いや、あの……」

 パオははにかんだ様に少しうつむき
 しばらくして、静かに顔を上げると

「お休みなさいっ」

 とだけ言い残し、テントにもぐりこんでいった。


「静かだな……」

 焚き火にくべた薪が時折パチッと音を上げる
 しかし、その音よりも遥かに静かに忍び寄る影が
 トファンを背後から襲おうとしていた。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/30(木) 22:33:37 ID:3oCx8xTd
忍び寄る影の正体はしょうたと予想してみる
489名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/31(金) 15:13:21 ID:Qbv5hNUb
      ☆ チン     
                        
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < >>465続きマダ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  愛媛みかん |/

490名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/32(土) 01:23:56 ID:Oa6qaiLy
やべ、一気に読んだけどまじオモロイ
作者頑張れ!!
491名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/32(土) 20:36:11 ID:/ZnHrYXd
続きマダー?
492名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/04(火) 08:34:34 ID:twKyLI3u
続きはまだですか、そうですか。
493名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/04(火) 20:29:19 ID:qyaFAp6I
 忍び寄る者の動作は卓越されたものであった。
 無駄の無い身のこなし、自身の気配まで消す徹底振り……
 常人には気づけるはずもない。
 それは忍び寄る者自身、確信していた。

 あと少し、手を伸ばせば……
 トファンの襟首を掴むという距離にまで
 忍び寄る者が接近したときだった


「そんなところにいないで、顔を見せたら?」

 背後の静寂に向けて
 トファンの口から放たれた言葉……。

 忍び寄る者は一瞬、何が起きたか理解できないでいた。
 ‘頭が真っ白に’そんな言葉が正しいだろうか。

 やがて、忍び寄る者はトファンの前に静かに回りこむと
 具合の良い岩に腰を掛け、一言だけ、焚き火越しにトファンに訪ねた。
494名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/04(火) 20:41:35 ID:qyaFAp6I
「何故?」

 忍び寄る者は小さな、少し……ふてくされた様な言葉を発し
 顔を隠していた布切れを捲りとった。

 セミロングのブラウンの髪……
 忍び寄る者は女、くの一だった。

「花。花の匂いだよ……。」

「花?」

 トファンは手元の薪を焚き火に放り込み
 細めの枝を火箸代わりに炎の調整をしつつ、続けた。

「そ、花。旅の始まりからそうだった。
 僕たちの周りにもいつもルセデスフロウの香りがついて回った。」

 トファンがちらと、向かいのくの一を覗くと
 自分の髪やら腕の匂いをくんくんと忙しなく嗅いでいた。

「あは……で、君、何?」

くの一は一瞬確信に迫る言葉にビクンと身を硬直させると
ヤレヤレ……といった感じで静かに語りだした。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/04(火) 21:11:46 ID:qyaFAp6I
「私はマキと申します。
 ある人から貴方達の監視役を仰せつかっております。」

「ず、ずいぶん あっさりと白状するんですね……。」

 トファンが面食らっている様を見て
 少し口元を緩めたマキは
 スッと立ち上がると闇に向かって歩き出した。

「あ、ある人ってのは!?」

「時が来れば分かります」

 マキは無愛想にそう言い残すと
 その場を静かに立ち去った。

「くの一か……」

 様々な何かが動き出している。
 元より、ロラン側にもこちらの動きが漏れているのではないか? 
 トファンはこの旅に不安を抱き始めていた。
496名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/05(水) 00:53:27 ID:1v3jnUoP
              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
          /、      /: : : : : : : : i     ________
         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / sageたら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \
        l ,`-=-'\     `l ι';/      \  ニート(24・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / /
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `──''''   :::|
497名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/06(木) 20:40:03 ID:lZupw7ul
 ルセデス山地……
 プラネタリアではルルド台地に次ぐ
 平地との高低差が激しい地形で
 コレを進む以上、旅足の鈍化は予想できていたはずだった。

 しかし、一行が山地に差し掛かってから長く続いた小雨により
 足場は泥濘、気温は下がり、霧まで出てしまっている。
 ここに来て、一行は思わぬタイムロスを強いられていた。
 そして
 じとじととした空気は4人の気持ちをも淀ませようとしていた。

 一行の間に会話が無いのに気が付くと先頭を歩いていた
 パオは気づいたように口を開いた。

「そ、そういえばさ」

 パオが話をふった相手はノエルだった。
 ノエルはきょとんとした表情を見せた後

「うん?」

と小首をかしげてみせた。

498名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/06(木) 20:50:23 ID:lZupw7ul
「ノエルは……どこで2人と知り合ったの?」

 パオは唐突に切り出した。
 ノエルは足元の泥濘に気をつけて
 静かにパオに並行して歩き出すと
 事の成り行きを語りだした。


 元々、ノエルはルピターナで暮らす両親の間に生まれた
 3人娘の内の末っ子だった。

 幼い頃から仲の良い兄弟だったが
 それは時を重ねるごとに段々と変わっていった。

 長女のマリーは守護魔法を、次女のミリエラは精霊魔法を
 それぞれに10歳になるまでに優秀と言われる程に習得していった。

 ところが、ノエルはというと守護魔法にも、精霊魔法にも適性が無く
 暇さえあれば体を動かして遊んでいた。
499名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/06(木) 21:10:51 ID:lZupw7ul
 二人の姉が護衛庁の仕事に就き
 ルピターナの外で働くようになってからも
 ノエルは魔法を使う事ができないでいた。

 両親からは家の面汚しと忌み嫌われ
 自分の家にも居場所が確立できないでいた。

 唯一、得意だったのが、かけっこや木登りといった
 運動だったので、魔法よりも体を動かす事に向いていたのだ。
 だが、親はその才能には気がつかなかった。

 結局、親とは分かり合えないまま
 家出という形で家を飛び出したノエルは
 ルデンヌ大森林で二人と偶然遭遇し、その後なんとなく
 くっついてきているのだという。
 

「私、お兄さんが欲しかったんだよね。」

「へぇ……トファンとか?」

「うん、ちょっとどこか抜けてるけどね。」

 女二人はクスクスと笑いながら歩き続けた。

「なんだ、アレ……?」

「……さぁ?」

 男二人は首をかしげながらその後を追う。
 ブルーム平原まで、あともう少しといったところだ。
500名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/07(金) 07:58:09 ID:P4JhZTUe
だれかインターネッツに詳しい人
まとめサイトみたいなのキボン(`・ω・´)

作者様、いつもご苦労さま&ありがとー!
501名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/12(水) 04:30:04 ID:joF6Ue3D
本スレが盛り上がってるのでこっちも期待あげ〜!
502名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/12(水) 17:49:11 ID:iLM7EMRe
 一行がルピターナを旅立ってから20日……
 ルセデス山地の霧は晴れるどころかその濃さを増すばかりだった。

「これでは次の道標も分からないな……」

 ヴァントの言葉は事実で、数メートル先の視界の確保すら
 難しい状況となっていた。

「なな、な、何か出そうだね……。」

 ノエルは怯えた様にトファンの方を振り返ろうとした。
 が、そこにトファンの姿は無く、ノエルの周りには霧だけが広がっていた。

「ぅ……えぇ?!」

「何変な声上げてんの。」

 背後からトファンの声が聞こえる。
 やがてシルエットは実像となり、ノエルに歩み寄る。
 ノエルはその目にうっすらと涙を浮かべながらも強がって見せた。

「なんでもないもん!」
503名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/12(水) 18:01:41 ID:iLM7EMRe
「1,2……なんだ、3人もいるのか。」

 一行の動きを付かず離れず監視する者が一人。
 その者は地面に耳をピタリと付け
 一行の足音を探知していた。

「女二人に男一人か……楽勝だな。」

 ボソっと呟くと、男は手馴れた様に霧の中を素早く移動する。
 時には大胆に崖から崖へ跳び、そしてしなやかな動きで泥濘に足をとられぬように
 確実に一行との距離をつめていく。

「まずはチビからか……」

 監視する者は太ももの辺りに忍ばせておいたクナイを強く握り締め
 一歩一歩確実にノエルに忍び寄る、投射攻撃ではなく確実に
 喉元を切り裂こうというのだ。

 小さな前方の影……話し声なんかもうっすらと聞こえる距離にまで
 監視するものは忍び寄っていた。
 そして、一気にその小さな影めがけて飛びかかろうとしたときだった。

ドスドスッ

 鈍く、だが監視する者にも十分に聞き取れた音……
 音のした方に目をやると、前方の小さな影と監視するものの間を
 遮るかのように放たれたクナイが二本。

 そして間もなく、監視するものは、ハッとした様に後ろを振り向いた。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/12(水) 18:09:36 ID:iLM7EMRe
「気配は殺せない……か。私もまだまだだな。」

 監視する者の目の前のくの一はクスと笑うと
 更に続けた。

「何が狙いだ?彼らを狙ってどうする?」

「……」

 くの一の邪魔が入るだけ、監視する者の予定が狂う。
 くの一を前に、監視する者の態度は明らかに苛立ちを増していった。 

「名前だけ聞いておく。」

 監視する者の様子に気づいたのか
 マキは胸元からクナイを取り出し、戦闘の構えをとる。

「シャル……」

 男はボソっと言うと、マキに飛び掛った。
505名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/12(水) 20:17:51 ID:ZBlCFTsY
このタイミングで小説の続きくるかw
506名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/13(木) 08:36:45 ID:nzi5KcN6
作者乙
507名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/13(木) 22:26:43 ID:HBYASBFO
ここでsyalu様かよwwwwwwwwwwwwwwwww
508名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/13(木) 23:35:45 ID:ZApMSosK
うわー、wktkだwwwwwwwww
509名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/14(金) 13:12:22 ID:430PSGGd
もうここだけが楽しみ;−;
510名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/14(金) 15:34:50 ID:fVR1iMGg
最高のフィナーレを待ってます
511名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/14(金) 17:15:40 ID:H0kXUyOk
ストラガーデンは最低のフィナーレを迎えたようだな
小説は期待してる。作者さん頑張れ
512名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/14(金) 23:13:30 ID:B3zMGAVE
他にロランで小説にでそうなキャラいるかな?wwwwwwwwwwww
wktkwktk
古いが穴様か・・・syalu様のお気に入りのshibahamも人形ファミで使われそうだ
キメラ細胞とか人じゃない存在としてでてきそうだwwwwwwwwwww
俺他国の争奪廃人乙^ー^;;;;;

まぁなんにせよ超期待してる
513名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 15:00:35 ID:WJZeK5q+
なぜか晒しで根強い人気のshibahamだろwwwwwwwwwwwwww
ぱおとアイドル対決キボンヌ
514名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 21:53:23 ID:2Hl95iEM
 拉致、略奪、暗殺……それら世間でいう汚い仕事を専門に請負、
 多額の報酬をせしめる事でその名を広めていった男……
 
 その男がマキに今、切りかかっている。
 マキはシャルの右腕から振り落ろされたクナイを手甲で受け止めると
 自らの右拳をシャルのわき腹に突き立てた

 が、硬い。
 鎖帷子か。
 
 二人はその場からバックステップで互いに距離をとると
 すかさず手裏剣を投げ合った。

 1投、2投……
 お互いに距離を見定める意味もあり
 3投目は投げ合わなかった。

「クライアントは誰だ?」

「ふ、お前こそ……」

 マキの問いに静かに言い返すと
 シャルは濃霧の中に静かに消えていく……
 それはあくまで、マキをしとめるためのものであり
 その証拠に、シャルの殺気はマキに向け続けられていたのだ。

 一瞬の判断のミスが命取りになる。
 マキはシャルの気配を見定めた。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 22:07:47 ID:2Hl95iEM
 シャルの気配は依然、すぐ近くに、それも激しい殺気を帯びて存在している。
 ……そして、シャルは仕掛けてきた。

 複数の風を切り裂く音……
 そして間髪いれず トスッ と言う地面に何かが突き立つ音。
 上空に数本の矢をったのだろうか、マキの立つ位置に程近い場所に
 次々に矢が降ってくる。
 
 3本、4本、数えているうちにドンドン矢の雨は増えてくる。
 これではでたらめな攻撃と言えどいつかは当たってしまう。

 マキは矢の跳んでくる方向を眺めた。
 霧が濃い……ダメか?

 しかし、そこでマキは身を伏せ匍匐に近い形で
 視界の先を眺めた。

 ……僅かだが、少し離れた平坦な岩場に男の足が見て取れた。
 マキは濃い霧と矢の雨の中、背中に背負っていた長弓を
 匍匐のまま構え、力の限り矢を引き絞った。
 
 ストンッ

 マキのこめかみのすぐ横に矢が突き刺さる。
 その矢はマキの柔肌の表面をかすめ、血を滲ませた。

 そして、それを合図にマキは地面ギリギリに矢を放った。
516名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 22:19:33 ID:2Hl95iEM
 ゾブッ
 
 気味の悪い音とともに
 男の足首にマキの放った矢が刺さる

 マキはそれを視認すると匍匐状態から立ち上がり、
 大急ぎでその場に駆け寄った。

 そこには苦痛で顔を歪めるシャル……ではなく、
 小汚い盗賊風の格好をした男がいた。

「な、なんだってんだよ、あんた〜」

 マキはハッとした。
 そして、してやられたと思い、その場で辺りを素早く見回した。
 殺気はシャルが放っているものではなかったのだ。

「割りにあわねぇよ〜、こんなんじゃ、いてて……」

「おいっ、貴様、あの男はどこだ!?」

 マキはだらしなく座り込み、足元を抑えている男の胸倉を掴んだ。
 男は、一息 ハァ とため息をつくと 静かに狂気を帯びた表情で言い放った。


「あんたの後ろだよ」
517名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 22:32:41 ID:2Hl95iEM
 ゴッ
 
 後頭部に鈍い音が走る……。
 マキは気を失った。

 最後の一撃を決めたシャルは、今はうつぶせに意識を失っている
 マキを見下ろすと フン と鼻で息をし、
 
「後は好きにしろ。慰み者にするなり……お前の自由だ。」

 とだけ言い残し、元の‘標的’の方に向けて駆け出した。
 その場に残された盗賊風の男はそれを聞くと
 自身の傷の痛みも忘れ、嬉しそうにマキの身ぐるみを剥ぎ出した。


 
 ……
 気づくと夜になっていた。
 日中の濃霧で一行の足取りは相変わらず重いままであったが
 明日の朝にはブルーム平原まで抜けられるであろうという距離にまでは 
 何とかたどり着いていた。
 
 距離的な事もあり、
 今日はこのまま、寝ずに、小休止をとった後
 出発するという段取りとなった。

 疲労からか、焚き火の前でうとうととする一行の中
 一段と元気が無いトファン。
 その様子に気がついたパオは優しく声をかけた。

「平気?」

 パオはトファンの顔を覗き込んだが
 トファンは眼を合わせようとはしなかった。
 そして……静かに呟いた。

「花の匂いが……消えた。」
518名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 07:10:32 ID:KZ5IjpnT
エロ小説に突入!?
519名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 12:00:29 ID:uglVCFpH
syaluかてーよ('A`)

マ、マキタソがあああああああ><;
520名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 15:51:55 ID:NLnGEkNh
かこ♪の新しい女って誰?('A`)
521名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/18(火) 01:09:43 ID:1tH5vZpb
花の匂いって。。。
処女のh(ry
522名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/19(水) 00:40:39 ID:lqzLVM1T
なんか露骨になってきた
523名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/20(木) 14:40:45 ID:toYgFXfs
ストラガーデンは最低のフィナーレを迎えたようだな 小説は期待してる。作者さん頑張れ 他にロランで小説にでそうなキャラいるかな?wwwwwwwwwwww wktkwktk 古いが穴様か・・・syalu様のお気に入りのshibahamも人形ファミで使われそうだ キメラ細胞とか人じゃ…
524名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 01:38:15 ID:b1R3c/lW






525名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 07:13:02 ID:YNRk69lK
なんだこの絵文字
526名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:09:53 ID:e3vjrHcg
 23日目の早朝を迎えた一行は
 未だ晴れない霧の中、ぬかるむ足元に注意しつつ
 ブルーム平原を目指していた。

 横幅が人一人程の、この細い崖際を渡れば開けた道に出る。
 崖下がどうなっているのかは霧で見えないし
 一行の中に自身のうちにある落下への恐怖を
 自らあおろうとするものもいなかった。
 この細い道を渡れば……

 その時だった。

「ひっ」

 たまたま、最後尾を歩いていたパオが叫び声を上げた
 三人が後ろを振り返ると、見慣れぬ忍者がパオを羽交い絞めにしていた。

「一人ずつ喉元を掻っ捌いて殺す……」

 シャルは三人を低い声で威嚇した。
527名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:09:56 ID:EXo5D3FQ
新スレ立ってないのでage
528名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:12:44 ID:x7YM+qN/
スレ立ては中止されたよ。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:21:00 ID:e3vjrHcg
 均衡状態というものは訪れなかった。
 シャルの動作には迷いが無く
 それは確実にパオを殺めようとしていたものだったからだ。

「だめ!!」

 誰よりも早くシャルの動作を遮断したのは 
 一行のうち、前から2番目を歩いていたノエルだった。
 トファンの股の下から腕と顔を出すと、速射したトイガンの弾丸はシャルの腕に着弾した。

「?」


 ノエル の アームクーパー !!
 シャル に 0 のダメージ!!


 ノエルはふふんと得意げに呟いた。

「フェイク……!」

 腕に着弾した弾丸に気を取られたシャルは二射目を見逃していた。
 もっとも、それはシャルが予想もしない攻撃だった。
530名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:33:39 ID:e3vjrHcg
「卵……か?」

「もがふ!!」

 シャルは自分の鼻の頭に付着した黄身と卵の殻に気がついた。
 そして、羽交い絞めにしているパオの様子がおかしい事にも気が付いた。

「卵とシュロペッパーで……特性のブラインドシェルってとこ☆」

 そういうとノエルはトイガンを持っていないほうの手で銃を作って見せた。
 その動作に目が行っているうちに、シャルは自らの眼に激しい痛みを覚えた。
 堪らず、眼を瞑り、パオを引き剥がすとまぶた越しに眼をこすり出す。

「眼が!眼がぁ〜!!」

 突き飛ばされたパオはシャルのすぐ前に四つんばいになると
 激しくクシャミをした。

 コレに勝る好機は無いと、トファンは眼を掻き毟るシャル目掛けて
 詠唱を掛ける。

「ロックランス!」

 大地の槍はシャルの足元ではなく、横っ腹から出現すると
 そのままシャルの腹部を突き刺した。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/21(金) 22:44:31 ID:e3vjrHcg
ドゴッ

「お前ら、この先……!」
 
 シャルはそれ以上、喋ることなく谷底へと落ちていった。
 
 トファンの予想には反し、シャルの腹部にロックランスは
 突き刺さらなかった。が、結果的に谷底にシャルを突き落としたので
 それでよかったのかもしれない。
 事が済むと、トファンは自らの股の下にいるノエルと
 四つんばいになっているパオに声を掛けた。

 終始、出番の無かったヴァントだが
 細い崖を渡り終えると口を開いた。

「見えたぞ……ブルーム平原だ。」

 山を抜けると辺りには開けた平原が広がり
 一行を包んでいた霧も晴れていた。


……

 薄暗い部屋の中……
 老いた男は呟いた。

「……で、彼等は?」

「ブルーム平原に到達したようです。」

「そうか……間に合うといいのだがな。」
532名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/22(土) 14:34:25 ID:95eHCMA/
かこ♪まだ居たのかよ。相当、暇なんだなぁ
533名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/25(火) 06:36:13 ID:54zT28M2
今日ゴドへ逝ってきた。
ノエルがゴドのNPCってことを初めて知ったw
今俺のストラの楽しみは闘技・争奪・小説だけ><
闘技と争奪はそろそろ武器壊れてできなくなっちまうな。
作者様続き楽しみにしとりやす
534名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/25(火) 22:29:41 ID:wPAJrNYg
>>533
ま じ か。
じゃあヴァントやトファンもいるのか……?
535名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/28(金) 00:23:57 ID:3Hu42rG0
続きマーダー?
536名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/28(金) 07:11:59 ID:o5r4IEJ9
インデント
537名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/29(土) 15:44:48 ID:ezFJzhMx
 一行の目の前に広がる平原はただひたすらにのどか……
 というよりも、どこか妙な静けさを帯びていた。

「冒険者の影がないな」

 ヴァントの言うとおり、一行はルセデス山地を抜けてからというもの
 冒険者の姿を一度も確認する事がなかった。

 そうして、しらばく平原を進んでいると前方に複数の人影を
 見つけることに成功した。

「こんにちはー!」

 ……ノエルが声を掛ける。が、様子がおかしい。
 よくよく見てみると、甲冑を着けた兵士やら武装した集団だった。

「貴君ら、所属は?」

「あぁ、旅の行商人で……パラディアの方へ出稼ぎに。」

 ヴァントが咄嗟に嘘を並べると、近い位置にいた兵士は
 一行の人数、構成などを見るかのようにジロジロと忙しく眼を動かした。

「ふむ……」
538名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/29(土) 15:45:41 ID:ezFJzhMx
検問……なのだろうか、ロラン共和国に抱いていたイメージとは
 また大分違う物々しい雰囲気の中、一行はなんとかその場をやり過ごした。
 
「ねぇねぇ、何かあったの?」

 ノエルは身近にいた弓兵の腕をグイと引っ張ると
 上目遣いで訊ねた。

「ん?……あぁ、今ね君たちの行こうとしているところは……」

 聞くと、どうやら首都パラディアでは
 現政府のやり方に不満を持つ一部の者たちが
 モグラだか、ゴモラだかを名乗り
 反乱分子としてテロや略奪、襲撃行動を頻発させているのだとか。
 相次ぐ騒乱に、軍関係者達は警戒を強めているらしい。

「民衆もそれを支持するような動きがあってね。なかなか幹部クラスの
 奴らを捕まえる事が出来ないんだ。」

「こら、喋りすぎだぞ!」

 ノエルの身近にいた弓兵は上官らしき兵士の指摘に
 背筋を伸ばすと、上から

「君達も気をつけるんだよ」

 とだけノエルに告げた。
539名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/29(土) 15:46:58 ID:ezFJzhMx
 パラディアの城門が見える頃には夜になっていた。

 一行は長旅で疲労した体に鞭を打ち、何とかココまでこぎつけた。
 話し合いの結果、夜の間にでも宿屋にチェックインしようという事になり
 城門の前まで来たのだが、ココに来てまた検問が……。

 なんでも、書面やらの手続きで門の内側に入るのに
 1時間は掛かるらしい。
 馬鹿げた話だが仕方なく代表者としてヴァントが
 でたらめな書面を書き上げ、入門管理者にそれを手渡した。

「しばらくそこら辺で待っていろ!」


 ……
 パオとノエルは時間つぶしにと城門越しに街の景色を眺めていた。
 平坦な作りなのか、手前側から向こうの建物は中々見えなかった。
 それでも、一際二人の眼を引く建物があった。

 それは政府官僚達の宿泊施設で他の建物よりも大きく
 そして、豪勢に造られていた。

「なんか……あそこだけ豪華だね。」

「本当だね。」

 二人は城門の鉄格子にしがみ付きながらクスクス笑った。
 だが、これが気に入らなかったのか、鉄格子の向こう側から
 離れる様にとの怒号が飛んできた。

 結局、二人はショボショボしながら鉄格子の前を離れた。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/29(土) 21:24:35 ID:sd19oGsl
ぱおとノエルの行動を想像しただけでもうね(*´д`*)ハァハァだよ
作者様GJであります!!!!
541名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/30(日) 20:26:19 ID:u7qXl7b6
だいたい週一で更新される小説にwktkしてる
続きマーダー??
542名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/01(月) 00:34:58 ID:Gm/bOe3k
インデント!!
543名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/01(月) 05:12:50 ID:OQ/bQcFD
MISS
544名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 01:28:15 ID:m4zVL4Do
 結局、深夜になった頃に街に入る許しは降りた。
 壁に寄りかかっている二人を起こすとトファンはヴァントに声をかけた。

「行きますか。」

 一行は真っ直ぐに宿屋に向かった。
 寝ぼけているノエルを背負ったパオをヴァントは背負い
 宿屋を目指した。

 幸いな事に、受付で話をすると一部屋空いているとのことだったので
 そこに無理やり四人が泊まる事になったのだが、女二人は何も言わずただ
 朽ちた木の様にベッドの上に崩れた……。
 よほどの疲労だったのだろう。

 それを見て微笑むとヴァントも静かに床に腰を下ろした。

「先にな。」

 トファンは部屋の戸締りを確認し、布も掛けていない女二人に
 毛布を上から静かに被せた。二人とも良く寝入っている。
 25日目の深夜にしてようやく目的地であるパラディアに到着した。
 その達成感は非常に大きなものだった。

 そして気づいた。
 自分のベッドがない事に……。
545名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 01:36:10 ID:m4zVL4Do
『悪夢を見るってことは
'罪悪感を感じる良心’が
お前の中に存在するからなんだ。』


 あいつは不敵な笑みを浮かべた

「旅をしたかった訳じゃないんだ。
 お前はただあの街を、寝起きを、俺の事を……
 考えたくなくなって逃げ出しただけなんだ!」

 そしてパオにゆっくりと近づいてさらに続けた

「お前に仲間を想う資格があるのか?
 仲間と笑う資格があるのか?」

「そ、それは……」

 そして、あいつはパオの腕を掴んで強く言い放った。

「お前は所詮、自分で何かを成す事などできない
 他力本願な女なんだよ!!」

 パオは無言のままうつむき、その場に崩れた……
 確かにtktkの言う通りかもしれない。
 パオの脳裏にチラとそんな考えが頭をよぎった時だった……

「そいつは違うな。」
546名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 01:49:25 ID:m4zVL4Do
「……確かに昔のパオにはそんなところがあったかもしれない。」

 その男はパオとtktkに近づきつつも続けた。

「だが、この旅に参加する事、そして僕たちとPTを組む事
 それ自体はパオが望み、選び、そして実行に移した事だ。」

 その顔は見覚えのある……

「彼女は変わろうとしている。何故それを分かってやろうとしない!?」

 tktkと対峙していたのは……トファンだった。

「笑わせるな。お前と俺はいわばコイツの中の両極なんだぞ?
 お前がいくら希望に満ち溢れているように振舞おうが……
 コイツは未だに悪夢を見続けている。それ自体がコイツが前へ進めない
 何よりの証拠じゃないか!!」

 トファンは静かに、パオの腕を掴んでいるtktkの腕を掴み上げた。

「はっ!それみたことか!俺を消そうって言うんだろ?
 やってみろよ。俺は何度だって悪夢としてコイツの前に現れてやるさ!」

 だが、あくまでトファンの眼は穏やかで、そしてtktkを諭すようにトファンは静かに口を開いた。

「違う、彼女は君すらも背負って生きていこうとしている。
 僕も、君も彼女の中で一生生きていくんだ。僕だけじゃない……」

 トファンが指差した先には無骨な男と、可愛らしい少女が。
 ……二人はこちらをただ静かに眺めていた。

「僕も、君も、彼らも……彼女の中で生きていくんだ。
 それからどう変わって、成長していくかは 彼女次第なんだ。
 だから……君ももう、彼女をいたずらに苦しめなくても良いんだ。」
547名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 02:03:05 ID:m4zVL4Do
 tktkはパオを静かに見つめ続けた
 罪悪感がtktkの存在をデリートする事は赦さなかった。
 だが、それもまたパオが望んだ事なのだ。
 パオが顔を上げると3人が目の前に立っていた。
 そして、静かにパオの手をとり、彼女が起き上がる手助けをした。
 
 その背中には寝起き♪とテケテケの姿があった。
 二人とも、どこかよそよそしそうに、それでいて暖かくパオの背中をそっと押した。
 
 気がつくとパオは頬に伝わる暖かいものの感覚を覚えた。
 
「みんな……」

 言葉が無かった。
 それ以上先の言葉……その言葉はこれからの自分への課題なのかもしれない。


……

夜が明けた。

 薄いカーテン越しに差し込んだ日差しが一行を包み込む。
 パオが眼を開けると既に3人はテーブルについていた。
 三人はそれぞれに
 おはよう、起きたか、寝坊すけめ
 なんて言ってみたりしたものの

 一同にパオの頬を伝う滴に驚いたような顔をした。

「えへへ……」

 三人の表情に気づいたパオは急いで涙を拭った。
 そして、飛び切りの笑顔で、今の自分に精一杯の言の葉を紡いだ

「……ありがとう。」 
548名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 07:32:30 ID:xe9xV6JK
そしてトファンは照れながら言った

「パオ俺とSEXしよう」

パオはやさしく頬を叩いた

「なら死ね」

トファンはパオを崖から突き落としてしまった。

糸冬 了
549 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2006/05/02(火) 18:12:12 ID:adCAfrYg
 /〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜ヽ
,r:::::::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
 ):::::( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 (::::)     _     _   |
 ):::::(     三シ   ヾ三  |
 |::::::)     .._     _,,..   i
 |::::::|   ィ o ヽ  ´ o ァ |
r⌒ヽ|   ヽ .彡 /  ! ミ、   |
|   ヾ     ,' :  !.     |
|         i ,、 ,..、ヽ    |
ヽンイ      ___   |
   |   ∴|ニ. 二、,二.ヽ|∵:|
   | ∴∵:V: : : : :ン∵:,|
   | ∵∴:\――/∵∴ |
   | ∵∴∵∴ ̄∴∵∴ |
    \ ∵∴∵∴∵∴∵/
550名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/05(金) 00:25:33 ID:WL2a4wDi
これはひどい・・・。
551名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/08(月) 01:07:01 ID:yr/ArS0l
a
552名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/08(月) 18:47:54 ID:ji46rlLn
553名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/08(月) 19:59:44 ID:Gk9ukh+Y
続きマダー?

もう6日もたってるよー


554名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 03:21:45 ID:ZmGXOmBm
作者様はストラがこんなんになっても続けてくれてるだろうか。。。
ここしか楽しみないのに作者様がストラから離れること考えたら(((( ;゜Д゜)))

ってことで続きマーダー?
555名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 09:43:33 ID:c3bFvElG
インデント
556名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 15:48:20 ID:rNx0dtg1
俺の頭の中で構想が出来上がってるんだが・・・
ストラの格ゲー創りたい
557名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 18:45:17 ID:7baJdIXq
 
 目覚めは悪くなかった。
 窓の外から差し込む光が目蓋の内側を刺激する……
 朝だ。

 トファンは眼を覚ますと3人がいない事に気がついた
 しばらく部屋の中を見渡すがどこにもその姿は無い。

 ふと、部屋の片隅に掛けられた自分の上着に眼をやると
 小さな紙切れが挟まっていた。
 それを手に取り、まだ焦点のぼやけた眼をこすって確認すると

『じゆうじかん』 と稚拙な字で書きなぐっているのが見て取れた。
 ノエルだろうか……?ともかく、そういうことなのだろう。


……

 パオとノエルはパラディアをくまなく散策していた

「わ、見て!」
 
 ノエルが指差す先には頭からキノコをはやした男や
 全身緑色のくちばしの付いた人間や
 何本もの剣が刺さった樽を身につけている男など
 個性的な人間が沢山いた。

「すごいね。芸人さん……かな?」

「あはは、そうなのかな?案外エマージした人かもしれないね。」
558名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 18:51:37 ID:7baJdIXq
 聞いていたイメージとはまた少し違う……
 確かに、人は多く露天等も盛んなのだが
 それらすべての人に言える事としてどこか落ち着きが無い。
 何かに怯えた、警戒するようなギラついた眼差しがあるのだ。

 酒場のカウンター席の隅っ子でヴァントは一人物思いにふけっていた。

「お前さん、余所もんだね」

「………」
 
 ヴァントは顔を合わせるまでも無く首を立てに振った。

「そうかい、じゃあ知らないんだろうねぇ。この理由を。」

「理由?」

 カウンター越しに話しかけてきたバーテンの一言に焦点を当て
 ヴァントはするどい眼光で切り返す。

「おやおや、お客さん怖い顔しなさんなって。
 それに、こういうのは何か飲みながら話すもんですよ」

 バーテンは空のグラスを布で磨きながら続けた。

「……まだ昼でもないですけど、一杯やりますか?」

「………」

 ヴァントはふてくされた様な顔をすると
 静かに

「水」
 
 とだけ言った。
559名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 19:15:10 ID:7baJdIXq
 「言ってみればこれも国難、なんでしょうな」

 バーテンは不機嫌そうな顔をしつつもヴァントに水を差し出す。

「50年前のミクレンシア帝国から独立……この国の誕生です。」

「ロラン公爵……」

 バーテンは小さく えぇ とだけ相槌を打つと続けた。

「今では当時の理想なんかは皆無ですよ。政府は市民から苦を強いる制作を打ち出すばかり
 圧政、とでも言うんでしょうかね……そんなんだから……」

 男は語尾を弱めた、だがまぁ良いか、といったようなため息を一息吐くと
 再び語りだした。

「テロですよ。襲撃事件です」

「テロ……?」

 聞き返す言葉こそ冷静だったが、内情調査という名目で共和国を訪れた
 ヴァントには聞き逃せない情報だった。

「その件、もう少し詳しく聞かせてくれないか」

 ヴァントが身を乗り出したのを見逃さなかったバーテンは得意げに
 水以外のオーダーをしたら話を続ける と言わんばかりにヴァントのグラスを覗き込んだ。
 そして、それに気づいたのか慌ててヴァントも追加のオーダーをした。

「ミルクだ」
560名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 23:51:20 ID:mzhz9Rxy
楚良と河奴とかこ☆(?)が芸人として出てるよ!
561名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 00:31:26 ID:czUT2v+3
>>560
うほwwwwwwwwwこの古参達ってまだストラやってんの?wwwwwwwww
562名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 00:57:23 ID:25VbkiVg
ロラン七不思議の3つキタコレwwwwwwwwwwww

ノエルたんの反応が初めてロランにいった俺のなつかしいおもひでとまんま似てて感涙してしまった俺北国人
563名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 01:04:09 ID:25VbkiVg
連すまん
よくみたらパオたんだった

いまはいない友達とはじめていったロランはミクとは
また違ってみるものすべて新鮮にみえてテンションあがりっぱなしだったよ
嬉しくなって決して安くないダハリ160kを嬉々として買ったのはいまでも覚えてるw

あの頃は楽しかったな…(´・ω・`)
564名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 01:13:05 ID:hXGZjJ3S
タルに剣ってキメラ細胞じゃないのかい?
565名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 02:03:49 ID:zigvhp1H
顔がパンダだったらキメラ細胞で、ほぼ間違いない
566名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 03:54:50 ID:SU816s7x
俺も小説にでてえええええ
ミク人だけど・・・( ^ω^)
567名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 08:13:14 ID:czUT2v+3
俺は小説に・・・・確実に出ないなwwwwwwwwwwww
北国で且つアレな人だからwwwwwwwwwwwwwww
568名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 08:22:25 ID:wgUqzRNQ
kottaさんですか
569名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 12:04:50 ID:pJLo8Cqq
パンダマスクで男と判別できるんだっけ?
かこのバザーキャラはクマに樽で性別特定できたような
ってか別にどっちでもいいwwwwwwwwwwwwwwww
570名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 17:52:21 ID:ar4u/7NK
これから追加される有名人に期待ダナ
571名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/13(土) 00:19:53 ID:mm8K0WfH
「 寝言でありがとう。」

「?」

「良い夢でも見た?」

 パオは一瞬、ノエルが何を言っているのか把握ができなかった。
 だが、すぐに今朝の夢のことを話しているのだと納得した。

「うん、そうなんだ☆」

 いつになく上機嫌なパオはノエルの頭をやさしく撫でた。
 ノエルはそれを嫌がるでもなく、ただ不思議そうにパオの顔を見つめていた。


……

 トファンは一人、噴水の前に来ていた。
 水面に反射する光に眩しさを覚えつつ
 水の中を泳ぐ黒い鯉をボーっと眺めていた。 


「ねぇ、お兄さん、見て行ってよ」

 その声と袖を引く手に気がつくと、自分の立つ横で
 みすぼらしい、まだ若い女が露天を開いていた事に気づく。

「キレイ……ですね。」

 女が並べて売っていたのは‘宝石’と呼ばれる鉱石の一種だった。
 だが、トファンが言ったのはその売り物に対してではなく
 女に対してだった。
572名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/13(土) 00:20:59 ID:mm8K0WfH
「どうして、露天なんかを……?」

 トファンの問いかけに眼を見開いて驚いたようにした後
 女は半分、笑いながら答えた。

「あは……うん、この国はね、貧しいの。」

「貧しい?そうは見えませんが……」

 トファンの言うとおり、女の言う貧しさのような物は
 町を見渡す限り中々見受けられない。

「そうじゃないの。」

 今度はマジメに、女は事情を説明しだした。

「今のこの国はね……昔とは違って
 全ての市民が仕事に就けるとは限らないのよ」

 トファンは黙って頷いた。
 
「政府に顔の聞く人や政府の関係者、政府に対して‘気を利かせた’……
 表だって仕事に就いている人はそんな人ばかり……」

「えっと、つまり……?」

「私たち至極、普通の市民なんかは、自分たちでどうにかして収入を得るしかないのよ」 
573名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/13(土) 00:23:19 ID:mm8K0WfH
……

「ひどい話だな……」

 酒場ではバーテンとヴァントのやり取りが続いていた。

「えぇ、今では市民までテロを煽る様な動きもあるだけに
 政府、軍関係者はやっきになっていますよ。」

「例えば?」

 ヴァントは手元のグラスの中身を全て飲み終えると
 もう一度同じ物を、というサインを出した。

「そうですねぇ……軍もね、正直厳しいんですよ。
 これ以上市民たちに不満が沸いて暴れだすような事にでもなれば……」

「クーデター、政権交代……いずれも可能性としては十分に?」

 バーテンはミルクのおかわりを注ぎつつ、えぇ と小さく頷き、
 そして思い出したように続けた。

「まぁ、評議会議長もそこまでバカではないようで……
 噂ですよ。あくまで……忘れてくださいな。」

「ふむ……勘定、頼めるか」

 ヴァントは懐からZULA静かにカウンターの上に置くと
 ミルクをぐいっとのどの奥に流し込み、酒場を後にした。 
 
574名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/13(土) 00:25:12 ID:mm8K0WfH
……

「私たちの事なんかね、家畜としか思ってないのよ」

「そんな……」

 トファンは自嘲気味にくっくっくと笑う女に、掛ける言葉がみつからなかった。
 やがて女は笑い飽きると、またマジメな顔になり、静かにささやいた。

「あなた、よそ者ね」

「……え?」

「いいから、聞きなさい。今日のお昼から、共和国誕生50周年の式典が行われるわ。」

「へぇ、知りませんでした。」

 なんとなく頭では合点がいった。
 検問や入国審査など、なるほどなと頷ける要素は確かに存在しているのだから。

「そんなのん気な話でもないのよ。それに合わせるように奴らが来るわ。」

「奴ら?」

「ともかく、観光目的なら今日だけは
 どこか屋内で大人しくしてなさい。いいわね。」

 拒絶のような言葉を残し、女は店じまいの準備を始めた。
 露天を終えるにはまだ早い昼前……
 だが、思えばこの時から嫌な予感の様なものを
 トファンは感じていた。  
575名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/13(土) 00:44:26 ID:7Cw4urUD
更新はえーな
576名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/14(日) 16:16:40 ID:6c49lMvF
Nスク辺りで公開すれば面白いだろうな
577名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/15(月) 12:03:55 ID:Z/KL7FI5
ストラ内のぱおタソ最近みないけど・・・もしや引退なんかしてないよね!?
気になって夜も眠れないお( ;ω;)
近況教えてぱおタソの側近の人!!
578名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/15(月) 16:51:30 ID:Xmvcak+u
>>577
そもそも、何でぱおたんが人気あるのか分からないんだが・・・
無茶苦茶地味というかゲーム内じゃ、知らない人のが多いでしょ?
579名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/15(月) 17:05:47 ID:+wPd+1AK
お前はこのスレの成立理由を学んで来い
580名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 09:38:48 ID:3p/zo8tW
むしろ分からないならわかるまでROMれと言いたい。
このスレとか本スレ、隔離スレの過去ログみればすぐわかること。

まずは自分で調べろ、話はそれからだ。
581名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 19:22:25 ID:2aQ8dlZO
 日差しが一層強くなる中、式典は始まった。
 厳重な警護……群がる民衆
 議事堂の前では評議会議長による演説が行われていた。

 話している内容はさっぱりだが……
 仲間とはぐれたトファンにとって式典は
 ここに皆がいるのではないかという淡い期待を
 感じさせずにはいられなかった。

 「で……あるからして……」

 歯切れの悪い男だ……。
 なんとなく、敵意をもってしまう自分にトファンは気づいていた。
 
 不快感……。
 だが、なにもこれはあの男だけに向けられたわけではない……
 だとしたら……?

 パカンッ

 ひどくふざけた音
 民衆も、警護に当たっていた兵も、そして何より
 当事者でさえ事態の把握がしきれていないようだった。

 だが、すぐに近くにいた何人かの兵が
 評議会議長の身辺を盾を構え、庇う様に囲うのが見て取れた。
582名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 19:23:29 ID:2aQ8dlZO

 兵が何か叫んでいる

 ‘取り押さえろ’

 そんな風に聞こえたものだから
 演説を聴いていた民衆は慌てふためき、周りを落ち着きなく
 キョロキョロと見回した。

 そして、その自分たちの中に銃を構え、未だその
 凶暴な眼差しを評議会議長に向け続けている
 異端なる者を発見するまでに時間は掛からなかった。
 
 「やれ、撃たせるな!」

 どの兵かは分からない。
 そう叫んだら後は警護に当たっていて
 手の空いている兵は飛び掛る。
 
 が、銃を構える者は不敵に笑うと再度銃を撃った
 
 パカンッ

 今度は空中に向けて。
 誤射か?そう思ったときだった……

 城門の方から轟音が聞こえてきたのは。
583名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 19:24:32 ID:2aQ8dlZO
……
 
 ヴァントはパラディアの入り口付近にいたので
 その異変を特等席で見ることが出来た。 

 激しい轟音……1回!2回!3回!

 程なくして城門は破られた。
 城壁の上にいた数人のアーチャーも無防備に落下し
 力なく地面に叩きつけられる。

 本格的な襲撃……テロ集団は本気らしい。

 打ち破られた城門の隙間から
 何人もの蛮人が街の奥に駆け込んでいく
 ある者は剣を、ある者は銃を片手に。
 
 狙いは初めから一つだったようだ。

 しばらく蛮人たちが掛け行く様を傍観していた
 ヴァントだったが、思い出した様にその背中を追う事にした。
 ……出だしは完全に遅れていた。
 あるいは、思い出したくはなかったのか……。


……

 歩きつかれたパオとノエルは二人、酒場でアイスティーを飲んでいた。
 ……やけに外が騒がしい。
 ノエルが席を立とうとしたがバーテンはそれを静止する。

「今ばかりは、大人しくしていた方がいいですよ。」

 その顔があまりにもマジメなのと、パオの心配そうな表情に
 ノエルはその場に踏みとどまった。
584名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 20:57:11 ID:8CayKves
ピンホールショット?
585名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/17(水) 12:50:23 ID:fPeUydTw
とりあえず、小説まとめサイトどこよ?
586名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/17(水) 16:19:41 ID:yvL3kCC0
pao☆m テケテケ!?
587名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/20(土) 00:05:27 ID:lsPYgY/w
ほす(*`・ω・´)
小説毎週楽しみにしてるので、頑張ってくださいね作者さん。
588名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/20(土) 03:48:07 ID:bJfKt32X
運営は作者様を見習え
前振りの回でも次回をwktkさせる内容、話が動く回は言わずもがな、hotな人物が登場するライヴ感、
ほどよい間隔での更新、長すぎず短すぎず適度なボリューム
作者様はこれからもがんばって(`・ω・´)運営は仕事しろ
589名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 00:18:03 ID:/72TbQDd
 議事堂前では乱戦……。

 二度目の発砲で民衆は散り散りとなった。
 中にはその場に残り、警護の者たちに因縁をつけるものもいたが
 そんなのは微々たるもので、恐ろしいのは‘本隊’の到着後だった。
 負傷した評議会議長は屋内に運ばれ
 その建物を守る様に警護の者たちは応戦を続けていた。

 トファンはその様子を遠く、建物の影からジッと見ているしかなかった。
 他国の暴動に自分が巻き込まれる事程、バカな話はない。
 そう思っていたのだが、評議会議長を撃った者の顔を思い出し
 実のところ、複雑な気分になっていた。

 昼の宝石女……。
 優しそうな眼をしていた。
 とてもキレイな人だった。
 そんな彼女が平然と一国のお偉いさんを暗殺しようとした。
 そして二度目の発砲……あれが恐らく合図なのだろう。
 その後はこの有様……彼女が何故?何を望んで?
 
 そんな知り様のない事を考える自分の頭を呪った。
 そして、そんな事をしていたから
 こんなにも近い、背後に接近を許してしまったのかもしれない。

 後ろ肩を掴まれる

 脳裏に危険を知らせる信号が走り
 「まずい、やられる……!」
 と、警鐘を鳴らす自分の声が聞こえた。
590名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 00:19:34 ID:/72TbQDd
 肩を掴む手から逃れる様に、トファンは咄嗟に振り返った。
 ……そこには式典用の防具を身にまとったヴァントの姿があった。
 その姿はどこか殺伐としていて、トファンですら恐怖のようなものを感じていた。  

 「これ以上は……お前は見るな」

 いつになく冷たい表情、声でヴァントは言うと
 ガシュガシュ と粗雑な音を立てながら
 剣を抜き、乱戦の中に飛び込んでいった。

 ……どういうことだ?
 内情調査の一環で軍事力も調べろという指示ではあったはずだが
 何も共和国の戦闘に介入しろという話ではないはずだ
 
 そして……トファンは自らの目を疑った。
 
 ヴァントがその剣を向けている相手はテロ集団の方だった。
 そこまでは良い。だが、ヴァントはまるで予定調和のように
 その闘いに組み込まれ、共和国の兵士たちと連携をとっている。
 
 もとから組み込まれていた要素ならば驚きもしないという事なのか?
 しかし、自分は聞かされていなかった。知らなかった。
 何故?話せなかった……?
 
 ……トファンはその様を観ているしかなかった。
591名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 00:20:21 ID:/72TbQDd
…… 

 結局、襲撃は失敗に終わった。
 テロ集団の内、何人かは既に敗走し
 そのまま生け捕りにされた何人かは見せしめとして
 議事堂前に晒し者にされていた。

 その中には暴徒化した何人かの民衆の姿もあり、凄惨を極めた。
 そして、あの宝石女の姿も観る事が出来た。

 散り散りになっていた民衆も議事堂前に集まり、その様子を眺めていた。
 捕まった者はそれぞれに民衆や自分を拘束している者たちに
 呪いの言葉を投げかけている。
 ……何が始まるというのか?
 
「え〜……大変許しがたい事態です。」

 その声に、民衆がいっせいに議事堂の方に目をやる。
 そこには、先ほど撃たれたばかりの評議会議長が
 守護魔導師に右肩を抱かれながら立っていた。
 治療は今も尚、続いている様だった。

「このような記念すべき日が……下賎な者達に汚される……。
 許せない事ですねぇ……くっくっく……。」

 評議会議長は口元を不気味に歪ませ、笑っていた。
 何がおかしいのか……?
 周りの者はそれが判りかね、どうして良いか分からないようだった。 
592名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 00:21:22 ID:/72TbQDd
「皆さんの目の前にいる者達を……」

 評議会議長はそこで一度間を空け、冷酷に言い捨てた。

「処断します。」

 民衆はざわめき、拘束されている者達は一層騒ぎ出す。
 その様子を見ているはずなのに、知っているはずなのに
 評議会議長は何の感情の変化も表さなかった。

「とりかかってください。」

 その一声をキッカケに、断罪者は拘束されている者それぞれに
 布のような袋を被せ、視界を奪う。
 
 こうなればもう後は早かった。
 断罪者達は咎人の後頭部を強引に押さえつけ首筋を露見させる。
 守護魔導師達は神に許しを請う言葉を並べ
 戦士達は剣を振り下ろす。

 残酷にも美しく描かれた切っ先の弧……
 間髪いれず転がる……首。 

 ごろん、ごろん、と間抜けに転がるそれは
 人間の首から上とは……とても思えなかった。
593名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 00:27:22 ID:/72TbQDd
 民衆は息を呑んだ。
 涙を流し、その場で嘔吐し
 悲鳴を上げ……目を背けた……。

「悪に屈してはなりません。市民の皆様もより一層……」

 惨劇の結末に評議会議長様は何か言葉を並べていた。
 民衆の誰もが、そんなものを受け取る余裕などはなかった。
 やがて満足じたのか、議長様は議事堂の中に引っ込んでいった。
 
 そもそも今日は建国50周年の式典だったのでは?
 理不尽な恐怖による統率……
 トファンは激しい憤りを感じていた。 

 そして、民衆が覇気無く散り散りになった後
 ふいに転がった宝石女と目が合った。

 ……空ろで悲しい眼。
 虐げられてきたからこその不満……
 だからこそ権利を主張するために暴力に訴えるしかなかった。
 この国で政治に民衆がいくら意見をしようと官僚たちは耳を貸さないのだから。

 もし、仮に襲撃が成功して、評議会議長が死んだらどうなっていただろう?
 その先の映像を見ることは出来ないけれど……
 きっと彼女は今よりも……‘納得’していたに違いない。

 喧騒の中……トファンは涙を噛み殺すしかなかった。
 悲しいのか悔しいのか……腹の底から湧き上がる感情の理由など
 分かりはしなかった。
594名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 05:14:40 ID:l1vilQSx
あのね、なんていうかね



 す げ え ! !
595名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 01:19:16 ID:L5Z67qGT
 どうしてこんな事になったんだろう
 そんな疑問を抱きながらトファンは
 議事堂前を後にした。

 途中、浴衣姿のヴァントと合流したが
 特に言葉を交わすことはなかった。
 今、口を開けばきっと八つ当たりの様な言葉で
 ヴァントを責めてしまうと自分自身知っていたから……。


……

「おぉ〜い!」

 呼び声の方を見ると、パオとノエルが酒場の前で手を振っていた。
 パオはうっすらと涙を浮かべていたが、二人の姿を確認すると
 袖で涙をぬぐい、いつもの様に笑顔を作って見せた。
 ノエルはトファンに向かって駆け出すと、腹部に強引に抱きついた。

 一行はそれぞれに自分達の無事を確認し、
 笑い合うと、とりあえず酒場で休む事にした。
596名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 01:20:31 ID:L5Z67qGT
「どうして……ですか?」

 トファンは俯きながら小刻みに震えていた。
 その様子にパオは手を取り、ノエルはいたずらっぽく
 もう終わったのだから、と笑い飛ばして見せた。

「どうして……なんですか?」

 トファンは顔を上げると
 今度はヴァントの方を悲しそうに見つめて言った。

 その様子に女二人は押し黙るしかなかった。
 トファンがヴァントに何を言おうとしているのかが分からない……。
 
 ヴァントは深いため息をつくと4人分の飲み物を注文し
 一度、間を取った。

 そして、観念したかの様に少しずつ
 言葉を紡ぎだした。

「今回の任務は‘1つだけ’だった。」

 ヴァントが急に何を言うのかとパオは眼を見開き
 ノエルは指で数を数え、トファンは相変わらず悲しそうな眼で
 それを黙って聞いていた。

「内情調査、軍事力調査……それらはフェイクだ。
 今日の暴動鎮圧の手助けこそが……今回の任務だった。」
597名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 01:22:49 ID:L5Z67qGT
「何故、話してくれなかったんですか?」

 トファンは運ばれてきた飲み物にも手をつけず
 食い下がった。

「俺の見解ではあるが……
 正規軍人でない3人を配慮しての事だとは思う……
 何より……表向きには敵国とはいえ
 協力関係にある隣国……共和国へのアシストに
 たった一人の正規軍人しか割けない事への見栄……
 またはこちら側の内情を懸念したとも考えられる。」

「「……」」

 3人は黙るしかなかった。
 自分達はヴァントの任務のカムフラージュ
 そして、サポートをしてはいたが
 その真相を知らずにいてこうなった事に
 憤りを感じずにはいられなかったのだから。
 
「あの人はお目付け役だったんですか?」

 ふいにトファンが‘あの人’という言葉を引き合いに出した。
 ヴァントは頭の中のデータベースを検索し
 トファンが引き出そうとしている情報を探り出した。

「……マキの事か?」

 トファンは黙って頷いた。
 それに対し、ヴァントも一言だけ、そうだ と返した。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 01:23:46 ID:L5Z67qGT
 「マキさんは……」

 トファンはその先を言うまいと思った。
 言ってしまったら、それが本当の事になってしまう気がして怖かった。

 それを察したのか、ヴァントは言葉を選ぶ様にしていたが
 やがて、この場にあった言葉など無いのだと気づくと口をつぐんだ。

 ……しばらくの沈黙
 その後、ヴァントは口を開いた。

「任務は終わった。旅も……終わりだ。
 帰りは羽が使えるが……」

 三人は顔を伏せていた
 聞きたくなかった……
 この旅にこんな裏があって
 こんな形で旅が終わってしまうという事に寂しさを覚えていた。

 沈黙する一行……その中、
 珍しく、トファンは不機嫌そうな顔を浮かべて席を立った。

 そして……酒場を出ると、裏手に回り……
 情けない嗚咽を吐き出すしかなかった。
 自分のしてきた事に……自分の見てきた事に……
 納得したかっただけなのに。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 03:39:22 ID:AwwYdhp6
ストラの楽しみはこの小説のみだ。
これ、1000になったらどうすんだ。
どこかの区切りでまとめて一気に見れるようにしてほしいのだが。
600名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/24(水) 09:11:15 ID:LgfmVMYb
600ゲトー
小説アップ早いですね
今日のアップでバッジ暴落とかまた糞配布しそうですしストラは終わってますが
小説は楽しみに待ってますのでがんばってくださいな
601名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/26(金) 00:39:24 ID:lcoQGVaB
 ……それは一瞬だった。
 約30日間もかけて進めた旅路……
 それに見合わない帰還の呆気なさが
 パオの胸をかきむしった

 いや、見ると、ノエルやトファンもそうであった。
 ヴァントだけはその表情は曖昧で、何も感じ取る事は出来なかったけれど……。

 一行はルピターナに帰ってきた。

……

 近衛兵達が嗅ぎ付けていたのか
 もしくはこのタイミングの帰還すらも予定されていた
 要素なのかは分からない。

 だが、一行はすぐに中央塔に来るようにとの指示を受けた。

 そして、大げさな程の作りの入り口を跨ぐと
 上階を眺めた。

 この上にいる人物が自分達に用があるというのだ。
 ただの世間話でもあるまい。
 皆それは理解していた。

 だから、誰も軽口を叩かない。

 ただ……ゆっくりと歩を進めるだけだった。

602名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/26(金) 00:40:41 ID:lcoQGVaB
 案内された間は広かった。

 元老院老師は思っていたよりも高齢なんだな。 
 ノエルがそんな事を考えているのに
 気付いたのか、シュラタークはくすくすと笑って見せた。

 彼の指示で近衛兵はおろか、従者もその場から下がる。

「この度は……」

「どうして!」

 いきなり話の腰を折ったのはトファンだった
 皆、その声に驚き、怪訝な表情で彼を見つめる。

「ふむ、話を聞きましょう。」

 さすがはウィズニアムの最高権力者といったところか
 従者や近衛兵が何事かと駆けつけるのを手で制止すると
 両の手を組み、風格たっぷりに聞く姿勢をとった。

「僕らは外交の道具じゃない!作戦に相応の意図があるなら
 その参加者に全ての意図を伝えても良いはずです!」

 パオもノエルも黙って頷いた。

「と、言いますと?」

 シュラタークはしらを切るつもりのようだった。
 トファンやパオ、ノエルには本件についての作戦概要の伝達すらなく
 ただ、訳も分からず共和国内で惨劇を目にするしかなかった。
 トファンはそのことについて言及しているのだ。

「たしかに僕らは正規の軍人ではありません。
 国の機密に対してそこまで知識があるわけでもありません。
 ですが……ッ!」

 そこまで言うと、トファンの言葉を武骨な手が遮った。

「無礼をお許しください。まだ口の利き方も知らないもので……。」

 ヴァントだった。
603名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/26(金) 00:42:48 ID:lcoQGVaB
 ヴァントはトファンを自分の方向に向きなおさせると、強い口調で言った。
それも…・・・珍しく感情的に。

「大局的に物事を見るんだ。お前が暴動鎮圧という複雑な政権下での
 作戦を満足にこなす事は出来ないとの判断があったからこそ
 上辺の任務を伝えられたんだ。それはパオも、ノエルに関してもそうだ。
 きっとお前らはそんな任務には望んで参加はしない!」

「分かってるじゃないですか!ならそこまで分かっていて
 何故僕らに旅の手伝いをさせるような真似をしたんですか!?
 僕達を連れて歩けばただの観光客に見えましたか!?
 カムフラージュになりましたか!?!?
 冒険や旅なんて言葉に夢を抱き続けている奴らは利用しやすかったですか!!」

「まだ分からないのか!お前達の力を借りねばならぬほどの
 事情というものがあるんだ!奇麗事だけじゃない!
 お前たちの実力はそれなりに評価されているんだぞ!!」

「ほー!それは結構な事で!!
 じゃあその事情ってのはなんなんですか!?
 今すぐここにいる無垢な冒険者3人にも分かるように教えてくださいよッ!!!」

 ……もう、
 滅茶苦茶だった。

 トファンは怒りの涙を流し

 パオとノエルはうな垂れ、できることなら
 二人の言い争いなんて見たくなかったと言わんばかりに……泣いた。
 
 それは悲しい光景。

 仲間だった。

PTだった。
 
 たった30日間かもしれない。

 けど、そこには変えようもない素晴らしい経験、 
 満ち足りた時間があったはずたった。

 それを…・・・共有したはずだった。
 
 
 そんな4人の絆が音を立てて崩れていった。
604名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/26(金) 13:50:44 ID:YbsidLrQ
(´;ェ;`)とふぁん・・・
605名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/27(土) 01:37:20 ID:7adCF46M
とっちゃーん
606名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/27(土) 05:19:33 ID:Ujkvr8BC
ぱおたあああああああああああああn
すきだああああああああああああああ
607名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/28(日) 18:33:52 ID:YYdPmMCR
許さんぞヴァントヽ(`Д´)ノ
( ゚∀゚)彡がんがれがんがれト・ファ・ン
608名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/30(火) 21:19:15 ID:qsrtANzu
ミクにも旅して俺も小説に出してくれよ(´・ω・`)
続きマダー?
609名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/30(火) 23:50:33 ID:mgARZLml
お子様系のオレを出してくれよ
610名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/31(水) 03:02:15 ID:MHjciyzP
晒しで名前が売れればあるいは使ってもらえるかも







なんてな
611名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/31(水) 03:59:38 ID:/3mDmPGt
>>610
ヒント:お子様系
612名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/01(木) 17:51:17 ID:tVPgeunB
俺とぱおたんが話すシーンを設けてくれお( ^ω^)
てことで続きマダー?
613名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 11:11:15 ID:U3YQcKAP
そろそろ更新くるはず!!!!!!wktkwktk
614名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 16:45:59 ID:H+1EcAng

……
 トファンは瞳から光を失い、放心しているかの様だった。
 ヴァントは下唇の端を噛み潰し、苦々しい表情を浮かべていた。

「鏡の獣です」

水面に石を放り込んだ時のようだった

 初めて耳にする単語にトファンはハッとし、
 シュラタークの続きの言葉を待った。

 従者がシュラタークを制止しようとする。
 が、シュラタークはそれを跳ね除け
 昔話を始めた。


「……女神は魔王の力を恐れ
 その力に対抗すべく自らの力を使い、
 恐ろしい獣を作り出してしまいました。

 その獣は確かに凄まじい力を持っており
 女神の思惑通りに事が運んでいるように思えました。

 しかし……強大な力を維持するためには
 それ相応の犠牲が必要でした。
 鏡の獣は生身の人間の肉体、魂までも喰らってしまう恐ろしい魔物なのです。 

 そして‘維持費’として4亜人の人々は次々に差し出されて行き……
 やがてこの街は衰退していきました。」
615名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 16:46:59 ID:H+1EcAng
 トファンには話が飲み込めなかった。
 いや、信じたくなかった。

 口からの出任せに決まっている。

 今、このルピターナにいる人のほとんどが人形だなんて……
 とんでもない嘘吐きだ。このシュラタークっておっさんは。
 
 そしてこうも言った
 『人形は街から離れれば活動できなくなり、死ぬ』と。

 だから今回の様な作戦に割ける人員は生身でないといけない。

 それほどまでに生身の人間……エマージした人間が不足し、少ないという事も。


「……私が知る全ては話しました。納得していただけましたか?」

 パオとノエルは泣き止んでいた。
 そして、今話された事の意味を必死に考えていた。

 トファンも黙っていた。
 だが、その様子は納得どころか更に憎悪の様なものが増しているように
 感じて取れた。

 ……ヴァントにはこれ以上この場に3人を
 とどめておく必要はないと理解できた。

 だから鏡の獣については言及せずに
 事務的に今回の暴動鎮圧の任についての
 報告を開始した。素早く、正確に。

 トファンにはそれが気に入らなかった。
 マキや多くの人の犠牲ですら文面で済ませて
 はい、終わり
 といった軽薄ささえ感じていた。
 
 だから、トファンは報告が終わるまでその場にいる事はなかった。
 一礼し、足早にその場から立ち去る。

 正規軍人でない彼にとって、体裁を繕う必要などないのだから。 
616名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 16:47:43 ID:H+1EcAng

 中央塔を出る。

 なんだか急に目の前にいる人たちが
 感情のない作られたものに見えてしまって怖かった。

 トファンは駆け出すと、何処へ行くでもなく
 走り続けた。

 いや、正確には逃げ出した。
 この街から……事実から。

……
 
「はん、帰ったの。」

 目の前の初老の女は憎まれ口を叩いた。
 だが、そんなことはどうでも良かった。

 パオは黙ったまま自室に逃げ込む。
 そして、まどろみに意識を預ける様に横になった。
 
 信じない。

 ‘迎え’

 彼らとの出会いは純粋なもの。

 自分は作戦のために利用されただけ……
 そんなこと、信じたくもない。
 
 そして、枕を濡らし疲れたパオは……
 ぐるぐると答えの出ない渦の中に
 吸い込まれるように意識を遮断した。
617名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 16:48:40 ID:H+1EcAng

……
 家出同然で飛び出たんだ
 覚悟がないわけではなかった。

 だが、帰宅したノエルに、両親は野良犬でも
 見るかのような眼で言った。

「決まったから」

 最初、幼いノエルには何の事だか
 さっぱり分からなかった。

「儀式だよ」

 儀式……何の事だろう。
 ノエルにはやっぱり分からなかった。
 だが、先ほどまで汚物でも見るような眼だった両親から
 突然、笑顔がこぼれ、つられて笑う事になった。

 その意味なども知らずに。

「あは、あはは……」

……

 ヴァントは一人、中央塔の前に
 夜が訪れても佇んでいた。

 ……砕けた信頼関係はそう簡単に戻るものではない。
 3人からすれば自分は事実を知りながら利用した側に過ぎない。
 つまり、分かりやすい言葉で言うと悪者ってこと。

 そんなことを考え、自嘲すると
 ヴァントは酒場に向かった。

 ……呑まずにはやっていられなかった。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 17:55:17 ID:dIMKmOKP
upしたばかりで悪いのだが
続きまだですかw
619名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 18:09:04 ID:U3YQcKAP
今回は前振りですね(`・ω・´)
続き期待してます。がんばってください(`・ω・´)
620名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 19:47:31 ID:ppz7J95N
まとめとか作っていいんだろうか
621名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 17:20:07 ID:1H/YP2v3

 いつもはバカみたいに釣れる黒い鯉が今日に限ってさっぱり。

 運さえもトファンを見放したようだった。

 ……あれから数日。
 3人とは顔もあわせていない。

 当然だった。

 トファンは酒樽オバケの眠る湖の付近で
 野宿を繰り返していたのだから。

 竿を置くと覇気なく、懐にしまっていた3つの欠片を取り出す

 こんな物に今更何の意味があるというのか

 これを持っていれば記憶を取り戻せるような気がした
 何か素晴らしいものが得られるかもしれないと信じていた
 漠然とした希望がこの欠片それぞれにつまっているように思えた。 

 ……だが、そんなことはなかった。

 こうして、今この欠片が手元にあること自体が
 何故か悲しく、トファンの憤りのはけ口になるのは
 仕方のないことだった。
622名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 17:21:05 ID:1H/YP2v3
 ガチャガチャ……
 愚直に……欠片を崩す。

 それだけの作業のはずだった


トファンの瞳に……涙が浮かぶ。

 「……ぅぅ……!」

 嗚咽……自責……。
 トファンは一人ぼろぼろと泣いた。

 ぐにゃぐにゃになり、自制することの適わぬ指先は
 不意に欠片を地面に落としてしまった。  

 それがキッカケになったのか
 あるいはさっきからいじっていたからそうなったのか、
 3つの欠片は砕けてトファンの望み通り
 バラバラになってしまった。

 地面に散った3つのピースが自分の仲間に重ね合わさる……。
 ヴァント、ノエル、パオ……。

「名前なんて……自分で決めれば良い」

「あたしは生きていられるだけでも嬉しいよ」

「私も、もっといろんなこと・・・・・・しりたいんです。
 だからあなたのPTに・・・・・・いれてください」


 掛け替えの無い……時間を共有した……仲間。

 それ以上、トファンは地面に散った仲間達を放っておく事が出来なかった。
623名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 17:21:47 ID:1H/YP2v3
 
 ……一度は道を違えたかもしれない。
 だけど、まだやり直せる。

 トファンはそんな風に自分に言い聞かせると
 荷を片付けだした。

 そして……最愛の仲間に伝えなければならない事を
 伝えるべく……その場を後にした。

 まだ間に合う。
 そう信じて疑わなかった。


……

 ノエルは儀式というものについて
 全くの無知だった。
 だから、今日という日が訪れるまで何も理解してなかったし
 これから自分がどうなるかなんて知らなかった。 

 両親に言われるままに聖水で身を清め、髪を下ろし、
 薄い布のようなワンピースだけを身にまとうと
 両親に付き添われて家を出た。

 さすがにこれは少し恥ずかしかったけど
 両親が手を繋いでいてくれたので不安ではなかった。
624名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 17:22:31 ID:1H/YP2v3

 ノエルはそのまま中央塔の前まで来た

「確かに。ごくろうさまです」

「いえ、これも市民の務めですから……」

 塔の前で両親が兵と何かを話していた。
 しばらくして、ノエルはアイマスクのようなものをされ
 兵に手を引かれた。

 これにはさすがに淡い恐怖心を覚えた。
 が、今までで初めてというくらいに優しい声で
 両親が「頑張っておいで」と、言ってくれたものだから
 その恐怖心に打ち勝つ事が出来た。

……

 しばらく兵に手を引かれ歩く……
 塔の中に入ってからノエルは階段を上ると思っていたが
 そうではなく、階段を下った。

 中央塔の中に地下があったのか

 そんな発見を少し自慢したくなって
 ノエルは仲間のことを思い出した。

 中央塔の中って地下もあるんだよー☆

 ……すぐにそんな楽しい想像はやめた。
 あの日以来3人とは会っていない。
 
 3人の事を考えると途端に寂しくなる……。
 だから、今はただ無心に手を引かれて歩くのみだった。
625名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 18:28:55 ID:rSvAD2n2
ノエルが危ない;;;;;;;;;;;;;;;;
626名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 19:33:07 ID:GdjTSfG9
更新テラハヤスwwwwww
ノエルたん;;;;;;;;;;
627名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 13:21:54 ID:SjUBrChv
メンテ中だから保守するお(`・ω・´)
628名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 18:47:27 ID:kH3zcnG9

 ――トファンがルピターナについたのは翌日だった。

 街の入り口からでもその喧騒は聞いてとれ
 トファンの好奇心を煽った。

 上階の方……中央塔の方からだった。
 階段を一段、二段、と踏みしめる

 徐々に見えてくるそれは民衆の群れ。
 よくよく見ると中心部には掲示板?の様な物が
 大地に突き刺さっていた。

 トファンは半円状に広がる人ごみの一番外側から
 民衆の声に耳を傾けてみる事にした

「いやー……また減っちまったねぇ」

「しかし、最近周期が短いんでないかい?」

「本当にねー……まったく、あたしゃ恐ろしいよ……」

 ……話の内容はさっぱりだった。
 トファンは自分だけ除け者の様な嫌な感覚を覚え
 誰でも良いからこの騒ぎの真相を知っている人に
 訪ねてみたくなった。

 だが、そこにトファンの知っている顔もなく
 しぶしぶ民衆が雲散するまで待つことにした。
629名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 18:49:09 ID:kH3zcnG9
 人影もまばらになり
 最前列の方に割り込む事に成功すると
 トファンは待ってましたと言わんばかりに
 その掲示板に書かれている文字を眺めた

『生贄ノ儀ニツイテ』
 
 兼ネテヨリワガ国ヲ守リシ鏡ノ獣
 ソノ神聖ナル生贄ニ以下ノ者ノ魂ガ捧ゲラレタ事ヲ
 ココニ記ス。

 鏡の獣……実在したのか
 そんな事を考えながらトファンは生贄に捧げられた
 人たちの名前を確認しようと、リストに目をやった

『生贄ニツイテ』

 カクモ神聖ナ生贄ニ志願シ
 ソノ尊イ命ヲ捧ゲタ素晴ラシキ
 意思ニ敬意ヲ表ス

―― 

 エドゥ・ハマス
 みぃ♪精霊
 モウダ・メポ
 沖田総司
 ノエル・ヴリジェント 
 デッキ・カエナ 

――
  
 願ワクバ
 以上ノ者達ニ惜シミナイ
 ナテルアノ慈悲ガアルコトヲ。
630名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 18:50:35 ID:kH3zcnG9

 ぱっと見ただけでも6人もの人間達が生贄として
 犠牲になったのは見て取れた。

 だが、そう……トファンは気づいていた。
 この酷く事務的な事後報告に
 恐ろしい内容が記されている事を。

 志願し、生贄になる
 

 


 ノエルが。

 ……
 分からない……何故
 ノエルが生贄になったか、分かる訳もなかった。

 ……笑顔が可愛かった
 
 碧色の透き通った髪が美しかった 
 
 誰よりも生を楽しんでいた彼女が好きだった。


 それは、懐かしい一シーン

「あたしは生きていられるだけでも嬉しいよ」

 高原の見晴らしの良い丘で休憩を取っているときだった。

 ノエルが突然髪をかき上げながら言ったその言葉は
 風にさらわれ、ついにその意図を確認する事が出来なかった。

……
 自分だけが聞いていた。
 自分だけが気付いてやれた筈だった。
 自分だけが救えたはずだった。

 そのときのノエルの寂しそうな横顔が
 何故かずっと喉に支えた小骨のように頭から離れないでいたのを
 トファンは思いだしていた。
631名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 18:51:21 ID:kH3zcnG9

 彼女が何をねだった?
  
 生きていられるだけでも嬉しい。

 そんなささやかな彼女の願いが
 何故、誰に、穢されなければならなかった?

 そこまで考えて、動かない人形のようにその場に固まっていた
 トファンは自分の全身に感覚が戻りだすのを感じていた。

 そう……あの仲違い
 
 あの後ノエルはどうしていたのだろうか?
 ノエルは家出してまで旅に出ることを願った。

 それならば家に戻った彼女はそこで何をしていたのか?
 トファンはそれを確かめずにはいられなかった。

……

「ヴリジェント家?」

 バーテンは怪訝な顔をしながらトファンに聞き返していた。
 トファンは黙って頷き、その先を促していた。

「んん……ルピターナでもかなり有名な家じゃなかったかな。
 3人娘の上の二人は護衛庁で働いてるんじゃなかったっけか?」

 そこまで言うとバーテンはグラスを磨きだした。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 20:13:00 ID:1TFP7b5k
ドワンゴとGGがアイタタタやっちゃってるときに小説うpとは憎いですねww
糞ドワとGGが何人投入しても作者様には勝てませんなw
ストラ小説>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>ストラストーリー内容
ってかメインクエとかはうp期間が長いからもうストーリーわからなくなってるしな。報酬のためだけにやってるようなもんだ
まぁ臨時メンテ中暇つぶしになりました。作者様これからもがんがってくだしあ
633名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 21:16:18 ID:2QSFkRoB
え、ちょ、ノエル;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
634名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 21:28:39 ID:4loUv9Da
生贄の名前で吹いたwwww
635名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 22:09:10 ID:OKWarqcm
ただ閃光のごとき早さで死んでいった沖田乙wwwwww
636名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 00:04:08 ID:HlGWQpGA
「お前はもう死んでいる」
637名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 01:12:25 ID:RFeklla7
この作者は誰だかわからないが俺の知ってる奴じゃねーの?
モウダ・メポなんて古株以外にありえなーい
638名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 09:06:18 ID:VTEg2ZEt
>>637
自称古株乙wwwww
やべぇ、釣られちまったwwwwwwwwwwwww
639名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 11:21:06 ID:U1Xn9poQ
>>638
クローズベータからの古株でごめんなさい^^
640名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 18:40:59 ID:2dj4zx4Q
確か、クローズ初期で騒がれてクローズ中盤か終盤で存在が抹消されたから
古株じゃない限り知りえないことだよな・・・
舞台になってるのがウィズだし、古株でウィズ人の誰かが作者なのか
641名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 04:58:43 ID:WuLYT0sa
ヒント:本スレor隔離スレ
642名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 13:45:36 ID:FrpUEBUQ
騎士5できず沖田死に場所を求める
643名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 16:19:39 ID:jPZVFqny
続きマダー?
644名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 20:52:33 ID:ExomDz8p

「末っ子の評判はどうだったんですか?」

 バーテンはトファンの質問にピタっと手を止めると
 思い出すように語りだした

「んん……上の二人の出来がよかったからねぇ……
 ちょっと、ご両親も疎んでいたってのは
 聞いた事あるかもしれないな」

 そこまで聞けば十分だった。
 トファンは席を立つと勘定を済ませ
 酒場を後にした。

……

 街の北東部にノエルの家は建っていた
 バーテンから仕入れた情報が確かならここだ。

 掲示板を見てから夜が訪れるのをただひたすら待ち続けるくらい 
 トファンはそれを確かめずにはいられなかった。
 
 周囲に誰の目もないことを確認すると
 静かに詠唱を開始し、自分の周りに結界を出現させて、
 周りから気取られないように透明状態になった。

 ヴリジェント邸の表戸には鍵が掛かっていたため、
 やむなく一階の窓から侵入する事にした。

 カタン

 本当に小さな音だけを立て、窓を開ける。

 住人の姿は一階には無い
 明かりの無い中トファンは手探りで動き回った。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 20:53:30 ID:ExomDz8p
 トファンはしばらく1階をうろうろと歩き回ると
 2階から灯りが漏れているのに気がついた。

 気配を殺し、そっと2階へ向かう階段に足をかける

 上階に向かうにつれ、徐々に聞こえてくる話し声は
 恐らくノエルの両親のものだろうか

「……リーも…………ラも出来が良か…………のになぁ」

「……ぇ、本当…………残念で……わね……」

 トファンは2階に上がると、声が漏れ聞こえる部屋の前で
 聞き耳を立てた。

「でも……これで当分我が家も安泰だ。」

「そうですわね……上の二人はその実績を。そして末っ子は
 ‘勇気’を評価され続けるんですから」

「おいおい、酷いな……あの子の‘対価’も評価してやりなさい」

「「あっはっはっは」」

 下品な笑い声とジャラジャラという袋の中に詰まった
 何かをゆするような音……

 状況で考えれば憶測は出来たはずだ。
 だが、トファンは次の瞬間には扉のノブをひねっていた 
646名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 20:55:24 ID:ExomDz8p
 ギィーー

 木製の扉が風に押されたかの如く、本当にさりげなく開く。

「ん?」

「あら……」

 ノエルの両親は突然開いた扉の方を最初は怪訝に眺めていたが
 別段、異常があるわけでもなかったので
 しばらくすると二人して顔を見合って笑っていた。

「まったく、古くなってるのかな?」

 そういうとノエルの父親は
 椅子から腰を上げ、開いた扉を閉めようと
 部屋の出口に向かおうとした。

 だが、見えない何かによって足をもつれさせ、
 無様な体制のままうつ伏せに転んでしまう。
 
 そしてその懐からは金貨袋の様なものが零れ落ちた。

 ジャラジャラッ!!

「あなた……?なにを……」

「い、いや……ちが……?」

 見えない何かとなっていたトファンはノエルの父親が落とした
 袋の中身を弄り、それが自身が見た事もないような
 多額のZULAであることを確認すると
 自らの内に秘めていた疑心を確信に変えていた。
647名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 20:57:38 ID:ExomDz8p
 何の知識もない者から見れば
 袋が勝手に浮き上がり、その中身をぶちまけた事になるかもしれないが
 ノエルの両親はいち早くそこに術者の存在を悟っていた。

「く……何者だ!!」

「あなたっ!」

 ノエルの両親は目の前の見えない侵入者に対し、
 咄嗟に戦闘体制をとっていた。

 それだけでも十分に優秀な反応だったと言えるが

 だが、それよりも早く、疑心を確信に変えていたトファンにとっては
 その行動ですら退屈なスローモーションの様な動作に見えていて、
 彼らが構えを取った段階でそれは既に終わっていた。

「エクスボムッ!」

 トファンから放たれた爆発を伴う火球はノエルの両親の身に直撃した。

「「うぐぉぉおおおおぉぉぉぉおおお!!」

 醜い叫び声……
 燃え盛る炎が二人の体を焦がし
 部屋の全てを今まさに紅蓮の色で包んでいた。

「お前らに人間の親になる資格はないっ!!!」

 声を荒げ、表情を怒りに満ち溢れさせた
 トファンの叫び声はただただ、目の前に広がる激しい炎にかき消されていた。


……

「ヴリジェント邸が半焼、死者が2名ですか……」

「はっ、付近にいたものの連絡で鎮圧隊が駆けつけたときには既に……」

「もう少し詳しくお願いできますか?」

「……特に2階部分の損傷が激しく、そこが出火場所ではないかということですね
 在宅していたヴリジェント夫妻が寝室で被害にあっていますね」

「ふむ……」
648名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 21:01:38 ID:ExomDz8p
――朝

 チッチやマロンスパロウのさえずりがやけにうるさく聞こえる。

 ……パオは塞ぎ込んでいた。

 超やる気なしを間違えて2杯服用してしまったかの様に 
 あの仲違いの後から何もやる気が起きない。

 レベル上げをする気もないし、生産なんてもってのほか
 ただこうして自室でゴロゴロと空ろな時間を過ごすのみだった。

 考える事といえばノエルの顛末ばかりだった。

 生贄になったものはどうなるのか?

「ねぇ、生贄にされた人はどうなるの?」

 寝起き♪は珍しく自発的に口を開いたかと思えば
 これまた珍しい質問をしてきたパオに警戒心を露にした。

「……はっ、次の生贄に志願?」

 皮肉めいた台詞を無視するとパオは睨み続けた。
 それに気圧されたのか、寝起き♪はしぶしぶと口を開いた

「魂を抜かれて、体は結晶化し、崩れ去るらしいわね」

 そこまでいうと、
「もっとも、生贄になってかえってきた
 者が居るわけでもないし、噂好きな兵士の戯言だろう」とも付け足した。

 パオは一瞬頭の中でそれを想像したが、やがてノエルの最後が
 そんなもので終わってしまったのではないかという疑心に囚われる
 恐怖を覚え、思考を切断した。

 そんな事、認めたくもない。
649名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 22:32:31 ID:FrpUEBUQ
続きマダデスカ
ノエルたん;;
650名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 23:06:25 ID:8YPFP9LG
>>649
うpしたばかりじゃねーかよwww
651名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/10(土) 00:47:56 ID:4onBJ4wZ
狂気のトファン…wktkがとまらないだぜ?
652名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/10(土) 18:51:54 ID:Bq+bC576
やる気なし2個か・・・
よくある事だな('A`)
653名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/11(日) 22:18:09 ID:ALeuOo+7
[<font color="blue">ピザ</font><!-- Kill.01 -->]
[<font color="blue">スペランカー</font><!-- Kill.01 -->]
[<font color="red">ピーーー</font><!-- Kill.01 -->]
[<font color="red">禁則事項です</font><!-- Kill.01 -->]
654名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 06:28:29 ID:GLh/PyNd
このゲーム面白そうなので今からダウンロードします
655名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 07:28:33 ID:vs3AKOe+
マジレスするとやめとけwwwwwww
656名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 10:31:42 ID:VJ1h9ADa
おもしろいのはゲームではなく、この小説だけである。

と、マジレスしてみる。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 13:24:03 ID:2ZjBIIn+
いや、ぜひともストラはじめてくれ
ネトゲのあらゆるクソ仕様に耐性がつくから

マジレスすると3時間やるだけで話のタネがありあまるほどひどいゲームです
658名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/13(火) 13:30:51 ID:n1FPPG8a
マジレスすると過去は無料の中では上位に位置するゲームだった
しかし糞運営の糞アップデート連続のお陰で糞ゲーになる
この小説はストラ最後の希望
ちなみにこの小説で実在する人物は
主人公4人?の内ではパオのみ(すでに引退の噂もある)
トファン・ヴァント・ノエルは架空の人物。
その他で出てくる人物はほぼ実在する。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 18:11:52 ID:ET11dxy1
明日あたりうpかな
も、もうここの小説なしじゃ生きられねーぜ(((( ;゜Д゜)))
早く続きマダー?
660名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 19:43:11 ID:a2h0Z9BK

……

 魂を、抜かれる。

 そんな自らの想像に及ばない行為が恐らく、
 目の前で今、行われている。

 そんな状況下でもノエルの心に恐怖心は無かった。
 すでに思考能力、視覚、聴覚、嗅覚は奪われ、四肢も動かぬ様に拘束されていた。

 むしろこの状況下でイマジネーションを膨らませる事が出来るわけが無かった。
 
 彼女の心はもう、壊れていたのだから。

……
 
 トファンは中央塔の前に訪れていた。
 その瞳はどこか空ろで、それでいてその奥に
 憎悪の炎の様なもので満ち溢れていた。

 感覚で理解していた
 こんな事をしてもどうにもならない。
 犠牲になっていった人々の手向けになるわけでもない。

 だが……今この瞬間にもトファンの体は行動を欲した。

 塔の扉に手を掛けようとしたときだった。

「待って」

 トファンの手を、しなやかな手が掴み止めていた。

 ……パオだった。
661名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 19:44:37 ID:a2h0Z9BK

パオは黙ってその強い意志を表すかの如く
 トファンと目を合わせた。

 それだけでお互いの意思確認は十分。

 『犠牲の連鎖を……断ち切る……!!』


――諸味の間ではシュラタークが深いため息を付いていた。

「侵入した鼠は2匹、処遇はいかがなさいますか?」

 従者は若干の焦りを見せつつも、それらしい事務的な
 対応をして見せた。

「……そうですねぇ、……彼に任せましょう」

 シュラタークはそれだけ言い終えると両手を深く組み、
 うむむと唸っていた。

 従者はその指示に従い、指示を伝達するまでだった。

「願わくば……彼の心に平穏を」


…… 

 二人は透明状態になりつつ、塔内の索敵を開始した。
 ここで役に立ったのがトファンの感覚だった。
 
 トファンがしばらく一階部分をうろうろしていると
 下層につながると思われる隠し階段を発見したのだ。

 二人は慎重に辺りを窺い、歩を進めることにした。
662名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 19:47:34 ID:a2h0Z9BK
 
 石造りの暗い階段はどこまでも深く
 まるで二人を地獄の底へ誘うかの様に続いていた。

「鏡があるなら……割るんでしょ」
 
 パオはいつに無く冷静に、そして深みを込めて
 トファンに確認した。
 トファンは敢えてそれに返事をしなかったが
 パオにはそれがYESという回答に取れた。

 つまりは……そう、二人は終わらせるために来たのだ
 この悲劇の連鎖を……悲しい物語を。 


――――悲しまないで。
これで救われる何かがあるんでしょ?

嘆かないで。
あたしは皆に会えて本当に楽しかった

だから、どうか……
あたしの事、本当にたまにで良いから……思い出して――――
 
 石造りの下り階段の終わりに訪れた薄暗い部屋には
 祭壇のような物と、そこに祀られるように飾られた巨大な鏡が存在していた。

 その傍には護法兵が四人、そしてその足元に……
 最初、それは薄暗くて分からなかったが……


 ノエルがいた。
663名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 19:54:26 ID:a2h0Z9BK

 意外にも、先に手を出したのはパオだった。

 パオは兵達の兵装を見定めると、着衣の帯に差していた杖を抜き、
 電気的な速度で兵達の周囲に蜃気楼を発生させた。

「「……ッッ!?」」

 突然の出来事に意表をつかれる4人の兵

 当然といえばそう、二人はここに来るまでに既に姿を透明にしていたのだから。

 トファンはそれを確認すると、動物の様に低い姿勢から駆け、
 両の手にそれぞれ剣と杖を持ち、4人の中に突っ込んでいく。

「セルフバーニングッ!」

 兵達はそれに合わせ剣や斧、槍を手に取るが
 身体の周りに火球を発生させて突進してきたトファンに対し、
 周囲に発生した霧の影響で対応が遅れた。
  
「アッー!!」

「グッ!」

 1人は垂直に振り下ろされた剣により、
 もう1人は直接体内にエネルギーでも流し込まれたように吹き飛んだ。

 霧の中で薄ボンヤリとした火の玉がまるで踊るかのような
 鮮やかな動きだった。

 ……1ヶ月という期間ではあったが、瞬時に連携を行えるくらいには
 あの旅で成長していたのだろう。
 二人はお互いの動きに感心すると共に、残存する二人の兵に目を向けた。
664名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 21:47:36 ID:7xaaJGJi
アッー!!
665名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 23:25:03 ID:HKyTnI5p
アッー!
666名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 23:46:11 ID:wRce/emG
アッー!
667名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 13:42:20 ID:7X8KsDNf
アッー!!!
668名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 13:52:37 ID:OnqT+CEl
アッー!!!!
669名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 19:29:27 ID:WOFyU5UQ
アッー!!!!!
670名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 20:53:38 ID:TbXf669T
うるせぇ
671名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/15(木) 20:57:33 ID:wjgv62EU
アッー!!!
672名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 10:39:05 ID:ygr4NV+M
あの……これは続きを促すものなのでしょうか
673名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 11:04:00 ID:x/+FhMI+
ああ、次はションベンだ・・・
674名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 12:54:40 ID:rqcoCPsB
アッー!!
675名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 12:57:43 ID:rqcoCPsB
アッ
676名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/16(金) 18:40:53 ID:lW9IR6Tw
いいえ、これは次のうpまで煮えたぎるwktkを抑える中継プレーです
677名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 01:04:21 ID:jJDJTcRy

 状況的に見れば2対2で互角な筈なのだが、
 兵達にとってみれば突然の奇襲と得体の知れない襲撃者という
 メンタル的にマイナスに働く要因が大きかった。

 そこをパオは見逃さない。

「アイスミサイルッ!!」

 すかさず、狼狽する槍兵に向かって氷の矢を発射する。
 槍兵は視界の悪い中、接近する投射物の気配を読み取ると
 絶妙なタイミングでそれをかわす。

 だが、そればかりに気をとられていたせいか
 接近するトファンに一瞬、気を張る事を忘れていた。

 トファンは武器を力一杯振ると、槍兵の横腹にそれをお見舞いする。
 
 ドグシャッ
 という気味の悪い音がし終わる頃には、残りの1人もパオの放ったもう一発の
 氷の矢によって倒されていた。

 見えざる襲撃者達の奇襲は大成功となった。
678名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 01:05:43 ID:jJDJTcRy

――――嬉しいよ。来てくれて……
ありがとう、そして……――――

 トファンとノエルは術を解くと
 暗く冷たい祭壇の前に倒れているノエルの元に駆け寄った。

 目の前の少女の着衣は乱れ、拘束具が四肢を惨たらしく締め上げていた。
 二人は急いてそれを外す、そして、「ノエル!」と呼びかける。

「終わったんだ、ノエル! お前が犠牲になる必要なんて、どこにもない!」

「ノエルちゃん! また皆で遊べるんだよ! だから……ね!」

 二人は瞳に涙を浮かべ、呼びかけ続けた。
 その声だけが閉塞した暗い空間に、やけに哀しく響き渡った。
 
 ……そして、二人はそれが届いていないという事に
 しばらくして、どちらからともなく気付いた。

 トファンは気付かないフリをしていた。
 ノエルの体が異常に軽い事に。

 パオは気付かないフリをしていた。
 ノエルの瞳には光が無く、また呼吸もしていない事に。

「結晶化が……始まる」

 聞きなれた声……
 祭壇の下にはヴァントと7〜8人の新たに駆けつけた兵達が
 二人を睨むように佇んでいた。

「結晶……化……」

 それは余りにも絶望的な響きだった。
679名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 01:08:01 ID:jJDJTcRy
 
――――忘れないよ――――

 トファンの腕に抱かれていたノエルの体が
 見る見るうちに崩れていく。
 
 腕や、顔、足、体の様々な部位が結晶となり
 淡い光を放ちながらゆっくりと風に舞う砂の様に鏡に吸い込まれていく。

「い……いやだ……! いくな……!!」

 情けなく上げたトファンの声は
 誰にも届かなかった。
 
 パオはそのノエルの結晶を掴み取ろうとするが
 涙でぬれた瞳が視界を曇らせ、思うように手が結晶を掴む事が出来なかった。

 いや……正確に言うとノエルは今このときも消え去っていたのだ。
 結晶という名の実体の無い形となって、鏡の中に吸い込まれているのだった。

 それに気付いたのか、または本能的なものなのかは分からないが
 パオは手にしていた杖で祭壇の鏡を砕こうとしていた。

「こんなのっ!!」

 だが、振り上げた杖が鏡に届く前に
 パオの背中がぱっくりと裂け、鮮やかなまでの鮮血が
 周囲に飛び散った。

「パオ!?」

 結晶化するノエルを抱きしめながら
 トファンはパオの異常に気付き、祭壇の下を眺めた

 そこには……
 ヴァントが何故か抜き身の刀を右手に構え、立っていた。
680名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 03:37:13 ID:ra746xCJ
ヴァントとトファンの戦いwktk
作者様応援してますヾ(*・∀・)ノ
681名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 04:16:31 ID:IJIeHHRd
wktkつーかアイドルパオたんがあああアッーー!!!!!!
682名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 04:52:25 ID:6ll+OWkN
おいおいwwぱおたん殺したりしないよな
ヒロインしんだらやばくね?
683名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 12:57:40 ID:de653nOY
つFF
684名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/18(日) 04:00:59 ID:i4oSbk0s
うぉぉ;;
俺のノエルたんがぁぁ
685名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/20(火) 05:24:12 ID:Gf+EeF3O
最初から読んでみた
ノエルたんテラカワイソス;;;;
一応ノエルも主要メンバーの一員なんだし
ただ犠牲になって死ぬより何か役割果たして死ぬとかにすればいいのに・・
686名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/20(火) 18:41:36 ID:1j8feXrQ
>>ただ犠牲になって死ぬ

彼女は思い出をくれました
687名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/20(火) 19:00:57 ID:vkgL9JdE
こういう主要なキャラの理不尽で無意味な死は嫌いじゃないかな・・・
より憤りを感じるから。
688名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/21(水) 13:54:38 ID:P5SimGxy
その内ドラゴンボールで生き返ると思う
界王様の所で修行したノエルたんが帰ってくるよ
689名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/22(木) 11:04:27 ID:HDwkLMAW
そろそろ続きうpですよね?(・∀・)
690名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/22(木) 18:22:27 ID:Gs6LUcO4
続きマダー?
691名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/22(木) 19:00:42 ID:GIAt/cAI
「……ぅぁ」

 パオは突然背中を襲った衝撃波に呻き、地に身を預ける他なかった。
 
 ……もうパオにはトファンの声も届いていなかった。
 視界が光を失っていく、このままだと確実に死が自身を迎え入れる事をパオは悟っていた。

 そして、だからこそ、
 その前にやらなければいけない事を思い出したかのように、
 パオはもう一度杖を振り上げた。

 一振り、単純に振り下ろすだけで目的は達成される。

 ……

 が、それを振り下ろすことなく、彼女は何か細く呟くように
 唇を動かした後、手元にコロンと杖を落としてしまった。
 壊れた人形のように。

 祭壇の上に残されたのはトファンだけだった。

 今やキラキラと淡い光を放つ結晶は一欠も残すことなく鏡に吸い込まれ、
 ノエルが確かにそこに居たという事を証明するものは皮肉にも、
 最後まで彼女を縛り付けていた拘束具と、
申し分程度に着せられていた布切れのような衣服だけだった。

 トファンはもう既にその腕の中にノエルがいない事を悟ると、
 立ち上がり、ゆっくりとパオに近付いた。

「パオ……どうしてこんな事になってしまったんだろう?
 あの日、僕らが出会わなければ……あるいは……」

 ゆっくりとトファンが確かめるようにパオの頬に右手を当てる。
 
 そのパオはもう……温もりも鼓動も失っていた。
 俯いてそれを確かめると、トファンは剣と杖を手に取った。

「お前たちは手を出すなッ!!」

 祭壇の下でヴァントが怒号を上げていた。
 トファンはもはや無感情に、瞳に色を失った人形のように、
 ただ祭壇から降りると最愛の仲間と対峙した。

「もはや……後戻りはできない」

「…………」

 祭壇の下ではトファンとヴァントが兵達に囲まれるように対峙する形となった。
 それはさながら即席の決闘のリング。

 ヴァントはトファンが今までに見たことのない甲冑や防具で身を固めていた。
692名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/22(木) 19:03:46 ID:GIAt/cAI
 
 ――本気、という事か。

 そして……いつの間にかヴァントの左手にはあのロンダンスが握られていた。

「なぜ……ノエルが……パオが……」

 空ろな言葉。
 誰にも届かないであろうその言葉。
 だが、トファンはそれを吐き続けた。

「いつ訪れるかも分からない災厄の……
 もしかしたら存在すらしない脅威の為に保険……犠牲を強いてきたんですか……?」

 トファンの救いを求めるような問いかけにも当然、誰も応える事はなかった。

「それだけか……?」

 ヴァントは最終確認かの如く、静かに言った。

 そして、兜のフェイスカバーを下ろすとトファンがそれに応えるよりも早く、
 ヴァントは持ち直した片手剣で無慈悲にトファンに斬りかかっていた。

 …… 
 それは不思議な光景。

 もし、彼らの事をよく知る人々がそれを見ていたら、
 腕づくでも、涙を流しながらでも、制止に入ることだろう。

 それ位に今の二人には遠慮や配慮が無く、
 互いの事などどうでも良いといったくらいにコロシアイをしていたのだから。


 ――信じていた。絆を。
 今もまだ諦めきれない。
 だから、それをこの一振りで……
 そして次の一振りで……
 忘れよう。忘れるんだ。忘れなきゃ。


 トファンは啼いていた。
 コロシアイの最中に、瞳からボロボロと涙を流していた。
 瞬きも忘れ、色を失った瞳の底から、涙を流し続けていた。


 ――信じている。絆を。
 今もまだ、信じ続けている。
 だから、それをこの一振りで……
 そして次の一振りで……
 思い出させよう、気付かせよう、そして……その手で……。
 

 対称的にヴァントは酷く無表情だった。
 ただ、左手で受け止め、右手でなぎ払う。
 そんな単純かつ、明確な方法で殺しにいく。それだけだった。

 そう、形は違えど、二人は本気のコロシアイをしていた。

 ……絶え間なく薄暗い空間に響く金属のぶつかり合うような音だけがやけにうるさかった。
693名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 03:30:46 ID:Y9QqFuaQ
続きキタ━━(゚∀゚)━━!!
694名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 03:38:50 ID:zCQ5GCyN
続キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
695名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 03:50:17 ID:/iWv7Y2F
パオタソまで死んでしまったからな
一番影響力のある登場人物を意味もなく死なせたおかげで駄作に
その時点でぺけだ。もったいない
696名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 07:49:34 ID:Ed4Ikh2H
いあ、もしかしたらリライブ使われて復活するとか?w
697名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 07:51:06 ID:slKFg+nX
>>695




・・・・?(´ω`)
698名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 14:12:26 ID:kJmeDy5/
そして第二章は新ヒロイン695がプラネタリアを救うわけか
699名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 04:34:18 ID:01Q1fv1w
俺のぱお・・・;−;
700名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 06:44:26 ID:J4EZiTlw
作者様><ぱおたんとノエルたんを生き返らせて下さい><><><
701名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 23:14:46 ID:6TlqkMeK
無意味に死んだのに無意味に生き返っても白けるだけだと思うが・・・
702名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 23:17:59 ID:tl+Zz+KA
Hシーンまだ?
703名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/26(月) 06:58:08 ID:DhI08Q7y
馬鹿だな、パオタソのいない小説とか見る価値崩れだ
704名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/26(月) 07:14:16 ID:Dbw4dbYs
ぱおたんファンが結構いるみたいだな
だが、諦めろ。ぱおたんは俺の女だ
705名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/26(月) 21:26:08 ID:C6MCMZmO
きっと次なるヒロインが・・・
でも、やっぱぱおたんだな('A`)
706名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/26(月) 21:41:48 ID:jvNNkGmf
大丈夫だよ。ぱおたんっていっぱいいたじゃん?pao★mとかpao★iとか。
ウルトラマン7みたいな感じで変わってくんじゃね?
707名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/27(火) 08:16:01 ID:cd22NPQu
あまり書くと本当に作者様ぱおタン復活してくれなくなる気がする
ささやかな願いとして書いて置こうぜ!
708名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 05:29:02 ID:Zi7uUiZI
早く続き読みたいよ〜
709名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 15:15:27 ID:xFWz6gDQ

 ……

 その異常に最初に気付いたのは他の誰でもない、
 彼と対峙している者であるヴァントだった。
 
 右手に構えたグラディウスの刀身が発光した赤い……
 そう、まるで高熱で打たれた鉄の様に変色していた。
 
 そして、それは左手に持っているロンダンスもそうだった。

 ……防具をしっかりと着けていたからなのか、
 温度というものにまで意識はいかなかった。

 そして気付いた時には遅かった。
 トファンが振りかぶった異常性を帯びた剣と杖は、
 的確にヴァントの剣と盾をぐにゃりと捻じ曲げて見せた。

「「!? !?」」

 周りを囲む兵達も何事かと落ち着き泣くその様を見ている。
 そう、ヴァントの装備は溶断されていた。

 そしてここにきてやっと皆がこの空間内に立ち込める異様な熱気に気がついた。

 その発信源は……そう、トファンだ。

 ヴァントはトファンと距離を置き、兜を外し、
 甲冑を脱ぐといつもの浴衣姿になり、腰に差していた黒刃を抜いた。

 だが、その際にトファンが詠唱を唱えるのを抑止することができなかった。
 そしてその魔法がヴァントではなく、周りの兵達を襲った事もヴァントには計算外だった。

 防具のパージは決してのんびりとしたものではなかったのだが、
 異様な空気を身に纏ったトファン相手に隙を……
 余分な刻を与えすぎていたのかもしれない。

 ヴァントが後悔したところで事態は好転せず、
 分厚い石盤の床はみるみるうちに赤黒く変色し、
 ぐつぐつという気味の悪い音を立て、次々と溶けていった。
710名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 15:16:38 ID:Zi7uUiZI
続きまだクマ?
711名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 15:18:22 ID:xFWz6gDQ

 1人、2人と、周りにいた兵達はその煉獄の沼に飲み込まれていく。
 ある者は逃げようとして足を踏み外し、ある者はもがき苦しみ悲鳴を上げていた。

 ヴァントが正確に事態を把握する頃には周囲は煉獄の沼に包まれており、
 祭壇のすぐ下のこの場と祭壇だけがその異様な事象から逃れられていた。

「文字通り、決闘場だな……」

 ヴァントは自己確認の意味を含めて言葉を吐き出すと、
 茹る様な暑さの中、刀をしっかりと握った。

 もはやその場にはトファンとヴァントしか残されていなかった。

 そして二人はこうも考えていた。
 もはや決着に時間は要さない……と。

 どちらからともなく距離をとるように背を向け……歩く。

 そして、互いに向き直ると、最後の別れを惜しむように口を開いた。

「俺は軍務に忠を尽くす余り……大切なものを見落としてきた」

「僕は真実を知ろうとする余り……他人が信じられなくなった」

 ……二人ともどちらの続きを待つわけでもなく、
 一間おいてから言葉を継いだ。

「今思えば、他にも選ぶべき方法があったんだ。だが俺はそうはしなかった」

「仲間に相談すればよかった。
 憤るばかりで僕はそれをしてこなかった……できなかった」

 ・・・・・・

「だから……これは俺の責任」

「だから……これは僕の責任」

 そこで二人の呼吸、言葉が重なった。
 決闘の合図は無かった。
712名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 15:20:10 ID:Zi7uUiZI
きたクマ
713名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/28(水) 20:39:49 ID:rVr6k8pu
ちょwwwwwヴァントとトファンかっこええwwwww
714名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/29(木) 19:30:39 ID:OoGHfuhL
トファンが使ったスキルはヒートタッチの武器とマグマ?
地下で人が熔けるほどのこんなことが起きれば、地上では…?
715名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/30(金) 16:38:59 ID:0gatKKG9
小説おもすれー(*´д`*)
716名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 12:29:12 ID:ZHw0bQ7Y
ちょwwwww
スレ続いてると思ったら異様に何か盛り上がってるwwwww
717名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 15:20:16 ID:4S1XYZu2
Hなシーンがほしす
続きマダー?
718名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 16:17:00 ID:L/V8RVTy
今のところでエロシーンに移行すると、うほっな感じになりますが。
719名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 20:06:19 ID:bV+IGA7+
熱く対峙するトファンとヴァント
死闘の末そこに芽生えたものは・・・





「俺がお前の足らない部分を補おう。お前は俺の足らない部分を補ってくれ」
「僕らは2人で1つなんだね。」


ラブシーン
720名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 21:25:44 ID:5dUALZY1
不覚にもワラタwwwwうほEDかよwwwwww
そろそろ更新だよな?だよな?
721名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/03(月) 01:11:08 ID:3iJfhn/z
この板に絵師は居るか?挿絵とかキボンヌ
722名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/03(月) 20:58:51 ID:LmVvzZr/
ここで元ネタのぱおたんエロSSを書いた俺の登場ですよ

いや、もう書かないけどねw
ニヨニヨしながら見てましたよ(・∀・)イイサクヒンダネ!
723名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/04(火) 01:05:21 ID:Nce0FPCI
合図がないってことは両方自害とか?('A`)
724名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/04(火) 01:21:50 ID:6VpQBVy5
お互いの呼吸が重なった瞬間におっぱじめたって事だろ
決闘の始まりと告げる言葉や、お互いに決めた合図(ガンマンで背を向けて5歩歩いた瞬間に開始みたいな)は存在してないって事。
725名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/04(火) 10:19:57 ID:aLasUq1V
お互いの呼吸が重なった瞬間におっぱいて事だろ
726名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 00:45:06 ID:1XuVGOZe
>>722
また書いてくださいお願いします
ファンなんです。・゚・(ノД`)・゚・。
727名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 04:40:38 ID:a6LUe2Go
お互いの呼吸が重なった瞬間ティンコ握り合うんですね
728名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 14:59:23 ID:Lzajun+B
更新マダー?
729名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/05(水) 16:32:59 ID:70XEj8hF
今回更新遅いな
大型更新か!?





なんてな。続きマダー?
730名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 01:06:47 ID:DJV8xTms
テスト勉強で忙しいです。すみません
731名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 04:49:08 ID:smsUb/H8
>>730
…作者様??(;^ω^)
732名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 09:16:42 ID:WoPaivsd
>>731
多分釣られちゃったねyou
733名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 10:47:06 ID:PmcywFuh
( ゚∀゚)o彡続き続き
734名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/06(木) 17:55:22 ID:yXRmbLeT
うp
735名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 04:11:55 ID:2Pv9J0iz
続きまだかなぁ( ^ω^)
736名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 09:16:51 ID:c9losvFb
 ……決闘の合図は無かった。
 それでも、二人はほぼ同時に間合いを詰めるべく駆け出していた。
 
 互いに迷わず振り下ろす。
 風を切る音意外に音もなく、ヴァントの一振りでトファンの杖が切断される。

「……ッ!」

 トファンはそれをヴァントに向かって投げ捨てると、
 右手に構えていた剣を両手で握り直し、
 ヴァントの懐目掛けて薙ぎ払う様に深く、斜線を描く。

「ちぃっ……!」

 ……ヴァントはそれに対応しようともせず、
 突の体制で深く腰を落とし、
 刀の先をトファンの上半身目掛けて射抜く様につき立てた。


 ゾブッ……


 ――え……

 その人体を切り裂く気味の悪い手応えに驚いているのは……
 トファンだった。

 ――どうして……痛くない……
737名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 09:18:14 ID:c9losvFb
「ぁ……」
 
トファンの剣先はヴァントの上半身を抉るように深く、
 深く斜めに突き刺さっていた。
 
 それは……一瞥するだけで分かる致命傷。

 同時に放った二人の攻撃は、
 本来ならば二人ともを傷つける一撃に他ならなかった……

 ドサッ、とヴァントが両膝を地面に着け、
 黒刃からゆっくりと手を離す……。

 そして、そう……その黒刃の切っ先はいつもトファンがそうしていた様に、
 懐に閉まっていた函の欠片によってトファンの身を貫く前に防がれていた。


 それは……仲間なら誰もが知っていた位置。


 石のように固まり、事態を理解できていないトファンだったが、
 時間は止まっているわけではなく、今このときも流れていた。

……ふいに、ヴァントの口元から……真っ赤な血が零れる。
 それは……本当に痛々しいくらいの赤。
738名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 09:20:49 ID:c9losvFb
「……気付けたか……?」

 最後の瞬間になるかもしれないというのに、ヴァントは笑っていた。
 絶望に打ちひしがれ、怯えを押し殺し、
瞳に色を失ったトファンに対し、彼は笑いかけていた。
 
 瀕死の傷を負いながら……彼は笑っていたのだ。

「……ぁ……あぁ…………どう、して……」

今までに一度も見たことのないようなヴァントの笑顔。

 ……それでスッとトファンの瞳が色を取り戻し、
 その眼元から大粒の涙が零れていた。
 
 ヴァントは苦しそうに、だが捻り出すように口元から言葉を吐き出した。

「……俺は救えた。だがそうしなかった……」

  ガハッ、と咽た拍子に激しい吐血。
  それはとても痛々しい光景。

 ……だが、ヴァントはやめない。


「そし、て……ッ、……俺の罪は……な、
 お前にしか……裁けないんだよ……」


 悲しそうな語尾。
 聴いて……トファンはようやく理解した。

 ヴァントは最初からトファンを殺す気などなかった。 

 そう……初めからトファンに‘殺されるためにココに来た’のだと。

 それは……あまりにも残酷な遅すぎる種明かし。

 いつの間にか周囲を覆っていた熱気は冷め、
 再び静寂と暗闇が辺りを包み込んでいた。
739名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 14:45:41 ID:2Pv9J0iz
更新きてる━━━━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━━━━!!
740名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 14:55:21 ID:oIP/OSnj
>>739
おまい早えええええよwwwww
更新後の2get
741名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 20:03:44 ID:gaRr2mEi
ぱおたん殺した意味はwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
742名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 20:28:04 ID:oJpc4Zf3
パオたん死んで微妙になったな・・この小説
せっかくいいバランス自ら壊しユーザ意見無視し続けたドワンゴ思いだした
ドワンゴと同じにならないでくれ、作者様の今後に期待だ

パオたあああああんんんんんんんn
743名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/08(土) 22:10:14 ID:F8pPtm2Q
みんなバカだなぁ。
ストラには生き返らせる守護魔法があるんだぜ?
ここでニューキャラ投入の新展開だよ
744名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 16:57:11 ID:33nCPApM
続きマーダー
745名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 23:33:30 ID:N9/QUkxW
インデント
746名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 02:17:56 ID:CectdjwW
よく人の書いた小説批判するやついるけど、つまらんなら読まなきゃいいって思うんだよね
747名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 17:50:34 ID:4jnfejBH
うーん、批判をするのは良いとしても
もうちょっと考察もしても良いと思う(;^ω^)

てわけでまとめサイトまだー?
748名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 01:28:40 ID:/ug285GI
ノエルとパオたんが死んだにしても
ヒロイン達が死んでしまうのなら
なんらかの強烈なインパクトがある見せ場というのがなかったからな。
せめて強烈に心に残り読者が涙するような展開にしてほしかった。
スペランカーみたいに死んだらカワイソスギだしな
749名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 03:56:30 ID:YFoT6tRQ
まぁ、読み手に何らかの救いは欲しいところ
生き返りとかそう言うんじゃなくてね。
750名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 07:39:24 ID:szxpWGd4
>ペランカーみたいに死んだらカワイソスギだしな

それが狙いじゃね?w
751名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 17:41:00 ID:hJUblyo+
シラネ
キモチワルイデショ
752名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 17:42:19 ID:6SxhOxcB
本日開催中のアニメ最萌トーナメントは最強のツンデレヒロインたるあたしの出番よっ!
今からすぐに下記のコード発行所で投票コードを取得し<<涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱>>に投票しなさい!
投票しないと死刑よ!死刑ッ!いいわね、わかったわね?もう時間ないわよ!ほらさっさと投票済ませてきなさいっ!

          l     /  ,_ -―‐- _  \     \
          /   /  ,ィ/_ -――- _ヽ  ヽ      \.      は
| 死 な 間 〉 // ,.-/ /´ /    \ \`ヘ ヽ. ',     <.  し   
| 刑 っ に |/ / rイ / 〃./::.{:.  l:.  ヽ:.ヽ:.ハ fヘハ   _/      や
| だ た あ   /  〉i,'./:{{:..{:. ハ:..:. !:....  !:ヽ..',::i| |ヽ>   \   ろ 
| ぞ ら わ   /  く/| l.::ij>k{八::.:{\:::..};ィ匕}:i| |_∧ハ   \.     く
| |   な   |,'  i:ヽ| l.::|ィfチ必`\ヽ くfチ必メ'! L!Nハ   / っ
っ   |     く  i ! .::l.::{| ヽト, r'_;;ソ     r'_;;ソ l |:: l:..i i   /    
!!!! |      | ! !::::! ::i.:: ム ´   _' ___  ` ハ :j:: j:: l |  ./  !!!!!    
          | ! !::::!::∧:: {ヘ   {    }   ,イ,' /::: ,':::::i | / _   
          ヽ!ハ::::ヽ:::ヽ:.',::>,、 ゝ._ _ノ , イ::/ / ::./:i!::::!:l   ̄  ヽ∧  __
              ,‐<゙ヽ=、{ヾヽ f,/>ー<{_1`/ / :::/_ノ}::リ/       //
          / /⌒ン<ヽ \ ト、_   _,, レ/ {::/ }}ヽ〈'
            / /  /  | `!  V‐===-V   ヽ }} l ヽ_
         〈_ '  '   j  !   V ̄ ̄ V     / / } ヘ≦\
        / ヽ,、     /    i!   i!    / / /    j  ヽ
      r‐ '― / `~    ∧    i!   i!     / / /   /   }
      /   /.     ∧ ヽ    ! rtz !   ./ / /  /   /\
  http://shanachan.konosutekinabasho.net/sha/src/1152527698019.gif

◎涼宮ハルヒのキャラ紹介+キャプ画+本編動画
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1152540195/62
http://up2.upkita.net/up50/src/upkita6480.zip.php (←DLKeyはharuhi)
http://www.youtube.com/watch?v=eaifjtY9fg8 (←低画質版)

        アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound18
     http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1152603996/

 コード発行所(PCは発行まで最大二時間かかります。携帯電話は即時発行)
         http://banana236.maido3.com/~bs5114/a06/
753名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 18:08:21 ID:hJUblyo+
キモ!
俺は女より男のほうが好きなんだよ!
しかもイケメンでクールで・・ハァハァ
754名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 21:21:10 ID:UdKtcJaU
わかりました
パオとノエルは復活させますので少し待っててください
755名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 23:35:29 ID:e306TPAp
>>754

・・・・!!!
756名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/12(水) 01:23:52 ID:qWWakbaF
>>754
キタアアアアアアーーーーーーーーー!



釣りじゃないよな?ないよな??
757名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/12(水) 08:47:07 ID:w3iVD9Q9
続きうpマダー?
758名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/12(水) 10:12:51 ID:3LR8UV0A
トファンが発狂してEND
759名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 11:07:08 ID:FwSZ/0lg
こういうのって作品に対して指示みたいのはダメだろww
760名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 11:19:39 ID:rOtRuTf1
まぁ、プロットをしっかり決めて書いてるっぽいし?
人に言われてホイホイ変えたりはしないと思うよ
761名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 14:08:40 ID:qO/CImnz
パオが云々言うならアホスレいけば?
762名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 15:46:31 ID:m5k2Pyn2
>>761
アホスレってどこ?
763名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/13(木) 16:56:31 ID:Kq9h+6a9
続きマダー?
wktkがとまらねえええええ
764名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 02:00:03 ID:rNMwUklw
もうパオたんをエロアイドルとしてみれないお><
ここ見たらあのエロ小説がただのエロゲに見えたお><
ヒロインになったパオたんをもっと見たいお><
765名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 09:14:51 ID:VVIXACN+
「ヴァントさん! ……今治療を……!」

 ……言って、
 切断された自身の杖に気づくトファン。

 ――そんな……

 回復も治療も間に合わない。
 
 回復魔法の多くは、
 かけられた者の治癒力を高める働きはするが、
 血液を作成するような事はないし、
 傷口に綺麗に封をしてくれるわけでもない。

 生きている事が前提なのだ。対象者が。
 
「……………………」

 ……ヴァントはもう喋らなかった。
 口元から零した血と、
 傷口から滴らせた血とで影を作り……
 その場にただ静かに佇んでいた。
 
 優しく……笑いながら。


 ――その、悪かった……な。


最後の最後、トファンには……
 ヴァントが悲しく微笑んだ様に見えた。
766名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 09:17:00 ID:VVIXACN+
 ……
 トファンは壊れた様に泣きながら、
 その最後を静かに看取ると、立ち上がり、
 祭壇の鏡に向かった。
 ――これが……。

 そして……鏡に静かに手を触れてみた。
 それは……本当に……冷たかった。

 この薄く、大きな鏡の中に……
 多くの犠牲となった人の魂が……在る。

 トファンは……
 ヴァントがパオを斬った意味を考えていた。

 ――犠牲を……無駄にしてはならない。

 耳元でヴァントに言われたような気がした。

 パオも最後の時、
 それに気付けたのかもしれない……
 だから、そう……
767名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 09:19:43 ID:VVIXACN+
 ――見ていたじゃないか……僕は……。


 それは……パオという少女の最後の刻。
 不意に……彼女が紡いだのは、謝罪の言葉。

 それが誰に向けられたものなのか……
 誰に伝えたいものだったのか……?

 ――パオは叩き割れなかったんじゃない、
    自ら叩き割る事を拒んだじゃないか……!

   
   この……ほんの少し力を込めれば、
   割れてしまいそうな……
   沢山の魂がつまった鏡を、
   最後の最後で……砕かない事を選んだ。

 ――駄目だ。

   そう言って、何が悲しいのか……
   今までに見た事もないくらい顔を歪めた彼。

   そうやって、最後まで伝えようとして……
   泣きながら……
   クレセントを放ったヴァントさんを……

   最後に思い直す選択を、
   選ばせてくれた彼を……
   パオが恨む訳……ないじゃないか!

 ――それなのに……僕は……

 二人の少女の死を……
 一人の男に怒りとしてぶつけた。
 それが……どれだけ浅はかで、
 どれだけ愚かだったか……

 彼の見せた泣き顔、彼の見せた笑顔……
 それがどれだけ尊くて……
 意味のあるものか考えもせず……
768名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 10:39:29 ID:l+3ESoeV
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
769名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 14:04:43 ID:cEpKCZUa
更新ダマー?
770名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 09:00:35 ID:Lmlgu1qW
続きマダー?
771名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 09:16:27 ID:Lmlgu1qW
続きマダー?
772名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 16:26:35 ID:zv1tgRyS
ここで寝起き♪登場で、クイックリライブしたらネ申
773名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 21:26:04 ID:CjkAcWmU
>>772

それは神すぎるwww
774名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 21:42:11 ID:UUS7jQhC
続きwktk
775名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:33:09 ID:hitz0xkk
――パオが死んだ意味?
   ……死に意味を求めるのは分かるよ。
   僕が一人で来ていれば……
   僕一人でケリをつけに来ていれば……
   彼女に人を殺める様な事をさせずに済んだ。
   彼女にノエルの悲しい姿を見せずに済んだ。
   彼女に鏡を割ろうなんて思わせずに済んだ。
   彼女が……
   ヴァントさんに斬られる事なんてなかった。
   彼のせいじゃない……僕のせいなんだ。
   彼女の死の意味を最初から僕が穢していた。
   僕が彼女の死の意味を奪っていた……。
776名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:33:59 ID:hitz0xkk
――ヴァントさんが死んだ訳?
   言うまでもないじゃないか。
   僕が勝手に彼を悪者にして……
   彼の言葉も聴かなかったから……
   パオを手に掛けさせてしまった。
   『コロシタクナイノニ』
    そんな彼の涙にも、そして……
   『カナシムコトハナイ』
    その笑顔にも……
   それらの意味に僕が気づくのが遅すぎた……
   僕が殺してしまった。死なせてしまった。
   初めて見る彼の表情だったって言うのに……
   僕はそれらを遮断していたんだ。
777名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:34:35 ID:hitz0xkk
――ノエルが消えた事?
   そんなの……分かりきった事じゃないか。
   生きていられるだけで嬉しいといった彼女。
   彼女の悩みを共有してあげるべきだった。
   彼女の痛みを分かってあげるべきだった。
   彼女の家族になってあげるべきだった。
   そして僕はそれをしてこなかった。
   できなかった。
   そうして彼女は消えた……
   それは偶然でも、運命のいたずらでもない。
   今日という日まで……一人ぼっちの少女に、
   歩み寄ってこなかった男の招いた必然。
778名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:35:55 ID:hitz0xkk
――皆に‘ありがとう’って。
   その一言が言いたかったのに……



   たった一言だよ。
   ありがとう。
   それを伝えたかった。



   誰も失いたくなんてなかった。
   誰にもいなくなって欲しくなかった。
   それなのに僕は……とうとう誰にも……
   僕は……僕は……


   僕は……莫迦だ……。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:36:39 ID:hitz0xkk
 ……ギリ、と奥歯をかみ締める。
 トファンは……独りになってようやく気づいた。
 自分が見落としてきたモノ、光景、その儚さに。

 ……他でもない、仲間が止めてくれた。
 気付かせてくれた。
 その尊さに……そして自分の愚かさに……
 思考がぐるぐるとたわみ、渦を巻く。

 トファンは安らかなパオの表情に、


 再度、祭壇の前の彼女の下にまで来て、
 ようやく気付けた。

 そして彼女が最後に紡いだ唇の動き、

 ――ごめんね。

 その言葉の持つ意味にやっと気付けた。
 それなのに……あぁ、それなのに、
 もう全てが遅すぎた。
780名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:59:16 ID:BJS30ibM
悪者にしようが、ヴァントがパオを殺す理由にはならなくね?
781名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 18:00:08 ID:Wea3DybE
――――

・・・・「うっ・・・」

トファンは夢から覚めた。

なんとも嫌な夢をみた。




だよね?;−; こんなの悲しすぎるよセニョリータ;−;
782名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/23(日) 13:31:01 ID:a9GWpXW/
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783名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/26(水) 13:14:55 ID:jX07HcJf
ん・・・
小説終わり?
784名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/26(水) 19:30:51 ID:n9jpDPes
糸冬
785名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/27(木) 12:48:48 ID:hxiunsyn
----------ここから争奪議論スレになります。----------
786名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/27(木) 13:15:56 ID:3JZyr68C
錬金が雑魚すぎるから強く汁!
787名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 00:14:23 ID:tcpwkZ7E
412以前に錬金の事とやかく言ってた連中、PTに錬金いれてるんだろうな?
弱くなったから〜とか言って外すんじゃねぇぞ!拒否なよ
誰のせいでそうなったと思ってんだハゲ!

対人やってなかった黒も文句言ってるぞコラッ
788名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 10:11:00 ID:pNVZZo2X
――――――――糸冬  了――――――――

――――――――小説再開――――――――
続きマダー?
789名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 10:13:50 ID:xYmdbL7h
エヴァの最終回とか劇場版の終わり方が
???で熱が引いたのを思いだした
ノエルとパオが死んだあたりからか
790名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 17:51:50 ID:2e60SkHR
 
791名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 22:37:43 ID:U2QBGTvs
 そして……、
 トファンの中で一つの答えが下された。

 ……ノエルは鏡の獣の犠牲となり、
 パオとヴァントに至っては、
 その鏡を護って死んだ。

 それは自分が招いた………………

 ひどく…………

 悲しい幕切れ……。


「魔王など、初めから何処にもいなかった」

 女神が恐れた魔王も、
 この国にはやってこなかった。

 それなのに……
 いつまでも女神の置いていったという、
 鏡の獣のせいで、
 犠牲の連鎖は断ち切れないでいた。
792名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 22:38:46 ID:U2QBGTvs
 それすらも、人はやがて気付くだろう。
 こんな鏡があるから自分達は……と。

 いつか自分と同じ様に、
 鏡を割ろうと考える者が出てくるかもしれない。
 
 ……だが、絶対にそんな事はさせない。

 人の犠牲を、一生を、魂魄を、
 身体を喰らってきた……この鏡を!
 人間自らの手で、
 壊させてしまって良いはずが無い……。

 そんな事をするくらいなら……
 初めからこんな鏡を……
 女神の力を頼らなければ良かったのだから。

 ……最初で間違えた選択を呪い、
 後悔する事は無駄なのだ。

 そう、ならば……この鏡の獣に、
 『本来の役目』を与え、
 そうして這い出てきたところを、
 自分が討ち滅ぼせば良い。

 この呪われた連鎖を……
 他の誰でもない、自分が終わらせる。 
 そして……民に気付かせる。

「犠牲を強いる獣では魔王には勝てなかった。
 ならば……
 真に魔王を討ち滅ぼし得る存在とは何か?」
793名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 22:40:09 ID:U2QBGTvs
 ……ヴァントさんは言った。

 『犠牲を無駄にしてはならない』

 しかし……鏡の中身をどうにかするという行為が、
 無駄にする事に結びつくのだとしたら……
 彼の言う事は聞けない。

 犠牲は断ち切らねば増え続けていく。

 指をくわえている内に……
 悲しい思いをする人は増えるだけ。

 そんなもの……
 今後自分が見過ごせるわけもない。

 そう……だから犠牲は断ち切る。
 そして……彼の言葉を借りるとすれば……

 無駄にはしないさ、僕には意味がある行動。
 今までの犠牲をもってして……
 民に教訓を与えてやろうではないか。

 真に魔王を打ち滅ぼしうる存在、それは……


「それは気高き冒険者達に……
 他ならないのではないだろうか?」
794名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 22:42:01 ID:z2gCnwAZ
>>793
sageろ
795名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/28(金) 22:42:09 ID:U2QBGTvs
 女神に頼るな。
 自らの足で立ち上がれ……
 そして……この悲しみを知れ、

 決して忘れるな!

 己が目に焼き付けろ!!
 他力本願な意志というものが……
 いかに危険で、
 どれだけ他者を傷つけているのか……!


 ――そう……それを気づかせてやる。
    その為に、僕は……僕は………………。

 ――それくらいしか……
    僕にはもう出来る事がない。

 ……トファンはここで思考を停止させると、
 欠片に刺さった黒刃を引き抜き、
 懐にしまっていた欠片を取り出した。
796名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 04:23:19 ID:islQCwfH
最高
797名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 10:31:21 ID:2OlxNuXc
・・微妙
798名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 12:12:17 ID:q15/xHhD
じゃあ、その中間
799名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 13:18:26 ID:afBUmsx3
>>791をみて一瞬LIVE A LIVEかと思った
800名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 21:57:09 ID:O6MDC0Ot
>>799

魔王など初めから云々かw
801名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 03:59:20 ID:CjyGzcHt
誰か>>794の絶妙褒めてあげて欲しい
802名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 11:43:31 ID:6FNhm1CC
意味のない鏡をわってはいけない理由がいまだに判らないw
鏡で犠牲がシコタマ増え、しかも実は魔王はいなくて鏡を存続させる理由がないのに
一瞬のカルト集団みたいに生贄捧げてたわけだろ?
鏡を割って、鏡を永続させる風習を断ちきるってのが自然な流れじゃないのかw
803名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 16:05:26 ID:4zaPkplt
自分が破壊しただけじゃ無意味なのだろう
それを必要としている人々に鏡の獣が無意味であることを示さなくてはならない
でなければまた同じようなことが起きたときにまた人はそれに頼ってしまうから。
って事じゃないの?
804名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 01:42:00 ID:1QZrwhlt
うめ
805名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 01:47:53 ID:1QZrwhlt
うめ
806名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 02:28:09 ID:1QZrwhlt
うめ・・
807名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 05:45:35 ID:usblM3aK
鏡は壊れた
鏡の獣は必要ない
その2点だけ伝えれば済む話じゃ
808名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火) 22:21:28 ID:sVQjzVmv
宗教的なものの洗脳を解くって並大抵のことじゃあないんだよ。
809名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 16:05:54 ID:sKPEc4WP
むしろ壊したことを伝えたら民衆全員から袋叩きにされて公開処刑だろうね
810名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 17:30:40 ID:izRvK8+R
それだけで斬った事が肯定されるのか?
俺のぱおたんがぁぁ・・・・・・・・
811名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 21:31:12 ID:hYsyQFBe
え?これでおわりですか?;−;
812名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/07(月) 22:27:47 ID:vKNPwEQN
というか、外野があれこれ言ってる所為で話をまとめづらくなってるのでは。
813名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 03:44:34 ID:EftQsRoO
もう十分だろ
814名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 04:03:28 ID:CaSJkKQS
素直にぱおたんとノエル復活させて冒険活劇すればまた人気うなぎ上り

815名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 09:18:06 ID:Zns/aQ5D
一週間以上音沙汰ないからなぁ
というわけでおまえら争奪の話しようじぇ!
816名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/09(水) 17:44:45 ID:xMwrk4jV
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817名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 18:23:25 ID:pP4zIFKO
希少種ドロップつけてるの増えたねぇ・・
818名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 11:23:47 ID:bQnQ9KTT
これでまたlv低くて稀少種狩れないやつらとの格差が広がるわけだ。
819名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 13:04:27 ID:B7b1gdCB
何言ってるの?出すぎた杭は打たれる、下方修正なるからほっといてもいいよ^^
820名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 20:33:31 ID:YLdsD8Cb
なんで、希少種ドロップって防御系が多いの?
ああ、闘技で次元が俺TUEEEEする為ですか。
821名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 01:05:33 ID:UNM3hOVz
822名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 18:43:42 ID:Jg/9i+8T
で、小説の続きはまだですか?
823名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 21:20:19 ID:UDhbhVNP
本当の魔王は人間の中にあるんだ・・・・・

と言い聞かせておく
824名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 22:38:42 ID:p3qocjLy
>>823
こいつはくせえッーー!!!
ゲロ以下のn(ry………( ^ω^)
825名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 18:40:02 ID:LbwMvL4q
ああ、これで全人類は終わりだ
826名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 18:15:45 ID:eStmZK5T
何この終わりかた
827名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 04:50:14 ID:ZACBTjel
蜜柑じゃね?
828名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 17:27:52 ID:0w0LAbku
教会に行って欠片の話間違えて聞いてイライラしてた
829名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 18:11:42 ID:oJPJG+AY
牛乳飲んでオチツケ
830名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/05(火) 19:36:20 ID:i6BKXOKL
ふと気が付くと、トファンは人の気配を感じた。
しかし、周囲を見回しても誰もいない。
「・・・気のせい?いや、さっき確かに人気が・・・」

気のせいじゃない!生命の鼓動を感じる!
トファンはパオの方を向き、全てを悟った。
―まだ生きている
それはトファンに与えられた最後の希望の光だった。
「守ろう、この新しい命を・・・」
トファンはパオの死体を抱きかかえ、出口へ、病院へと走った。
疲労?混乱?
それらを律しえる事はトファンをもってしても不可能だった。
だが、彼以外の何者にもパオの体内に宿った命を守る事は不可能だと
トファンは見えざる何かに、それを確信させられていた。
パオを抱きかかえトファンは走った。

だが、足音は自分のだけではなかった。
自分の周りに肉の壁となって立ちはだかる多くの衛兵。
衛兵隊長はヴァントの死にうろたえる事なく、トファンを威圧した。
「ヴァント殿を討ち取るとは貴官も中々の腕と見える。
だが、多勢に無勢。貴官の罪をここでつぐなうがよ・・・・」
衛兵隊長は言い終える事ができなかった。
トファンは鋭く衛兵隊長をにらみつけ、衛兵隊長を自らの足でどかせたのである。
「どいてください。僕は急いでいるんです。」
衛兵隊長は、化け物でも見たようにトファンを避けて、後方に下がった。
だが、衛兵の一人が後ろから剣を振りかざし襲い掛かってきた。
パオを両腕に抱きかかえたトファンにあがなう術はない。
831名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/05(火) 19:59:59 ID:i6BKXOKL
衛兵の剣がトファンに振り下ろされる前に、衛兵は倒れた。
そこには、"元"衛兵隊長の姿ではなく、かつての仲間の姿
自分が倒したはずの仲間の姿だった。

「ヴァント?・・・さん?」
「ヴァント隊長?」
衛兵たちの間からざわめきが漏れた。
ヴァントの実力を知らない衛兵は居ない。
「・・・や・・く・・・・け」
トファンは再び走った。
ヴァントの命を救う事ができない事を彼は知っていたのだ。
自分のつけた傷である、知らないわけがない。

思えばヴァントは、
最初からパオがtktkの子を身篭っていた事を知っていたのだろうか?
いや、
トファンですらさっき気付いたばかりである。
恐らく、トファンと気付いた時間に大差はないはずだ。
そのような事を考えながら、パオの遺体を抱えてトファンは走った。

―光が見えた。出口だ
中央塔から、トファンは一番近い西病院に駆け込んだ。
832名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/05(火) 20:11:11 ID:i6BKXOKL
数年後
トファンはパオの子の名前を呼んだ。
「りりちー」
「は〜い。どうしたの〜?ぱぱ〜?」
トファンも30を越え、落ち着いてきたように見える。
トファンとりりちーに血のつながりはない。
だが、トファンは
人口子宮から生まれたりりちーを
今日まで育ててきたのだ。
そして、今日
ウィズニアムでは危険だと悟り、
遠くミクレシア帝国首都リューゲンベルクまで亡命してきたのだった。
「4日後には結婚式があるんだ。お前のおばぁちゃんのな。」
「おばあちゃんっているの?@p@」
トファンは歩きながら詳しく説明するつもりだった。
そして、4日後の結婚式に向けて
トファンはりりちーをルピターナまで連れて行くつもりだった。
まだ旅は終らない
833名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/05(火) 20:46:56 ID:eSVjs5EU
gj?
834名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 15:02:33 ID:ua0xLqQ6
>「おばあちゃんっているの?@p@」
噴いたwwwww

GJ!
835名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 15:24:39 ID:2EXgoXuU
ワロタ
836名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 18:15:44 ID:Pp+qTJFT
結婚式てwwwww
バロスwwwww
837名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/09(土) 17:33:13 ID:BGZ8Cma7
もう終わりそうな雰囲気なんだけど
838830-832の偽作者:2006/09/09(土) 23:55:41 ID:6jwFgnIc
今日の結婚式バイトで見れなかったから
誰か何か書いて欲しい

今まで黙ってたけど、>>830-832は私が勝手に創作しました。
できれば、本物の作者に本物の続きを書いて欲しいです。
希望があれば、勝手に続きを自分のブログにでもだらだら書きますが・・・
皆様には迷惑をおかけいたしました。
839名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日) 01:13:46 ID:Vc0ja2BB
>>838

そんなあなたに情報提示。


・果樹さんがきました

・りりちーの偽者が沸いた

・寝起きを模したキャラ多数

・罵倒、罵声の声の過多により式は一時中断(その後ウベンで少人数での挙式へ?)

・結局、楽しかったのは式開始21:00くらいから寝起きを罵り続けた1時間程度の時間だけだった気ガス
840名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/11(月) 23:45:56 ID:BKgAXhs6
無料オンラインゲーム情報サイト
http://www.geocities.jp/frontire1115
841名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/14(木) 06:39:16 ID:zM//VZZE
このスレを終わらせちゃいかんぞい
842名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/14(木) 10:24:20 ID:wv/bfM9j
「……心じゃよ!」
843名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/16(土) 07:53:21 ID:G0LbOGf7
このスレまだあったのw
844名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 03:38:13 ID:yCMMm+iG
第一部まとめ
>>219-222第一話
>>227-229第二話
>>231-233第三話
>>239-241第四話
>>265-268第五話
>>287-291第六話
>>305-307第七話
>>313-315第八話
845名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 03:40:45 ID:yCMMm+iG
第二部まとめ
>>329-330第九話
>>348-350第十話
>>352-353第十一話
>>358  第十二話
>>369-372第十三話
>>382-386第十四話
>>414-417第十五話
>>422-425第十六話
846名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 03:56:24 ID:yCMMm+iG
>>439-547第三部
>>557-831第四部
>>832-???第五部

誰かまとめサイトよろしく
847名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 08:53:58 ID:b49uaPkS
>>846
適当に纏めすぎだろwwww
最後までまとめ通せよwwwwwww
848名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/21(木) 03:38:41 ID:NR/SmTpF
トファンはりりちーを連れて、ミクレシアを出た。
だが、彼らはウィズニアム連邦からの亡命者である。監視の目がつかぬわけにもいかなかった。
華やかなミクレシア帝国においても、貧富の差というものは酷く聳え立っていた。
さらに帝政の都合上で、ミクレシア帝国門閥貴族らは特権階級であり、平民を搾取する立場であった。
アスレイの政治改革によって、格差はわずかに是正されたが、
皮肉な事にそれが平民に格差を認めさせる結果となり、
ミクレシア帝国領内での反乱を増大させる結果となった。
ルルド侯爵家も平民の反乱で途絶えており、アスレイとしても平民の反乱の発生は危惧せざるを得ない。
自らの民を傷つける事になるのは豪胆な彼をしても苦悩させるのだ。
門閥貴族を危険視される人物の監視に当てざるをえなかった。

今回トファンとりりちーの監視に当たるのがさせ子会会員No.5であった。
彼女の家系は、二人の皇后と帝国宰相を出した事もある門閥中の門閥であった。
彼女の娘紅風は寵姫であり、最も皇后に近い立場にあった。
させ子会会員No,5は帝国の実質No,1であり、
年末にはルルド侯爵家を相続する事になっている。

またミクレシア帝国にはもう一人注目すべき人物がいた。
彼は帝国貴族ならざる身ながら、二十歳にもならぬ身で帝国軍元帥にまで出世し、
年末にはファンメル男爵家を相続するであろうと見なされていた。
彼の名は★最強黒様★と言う。
こうして、トファンとりりちーは
させ子会会員No.5と★最強黒様★の争いに巻き込まれることになる。
849名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/21(木) 03:41:00 ID:NR/SmTpF
帝国貴族▲りゅう△の護衛によって、
トファンとりりちーは無事にウィズニアム連邦に帰還する事ができた。
だが、帰還したと言っても未来永劫の帰還を意味する事はなく、
トファンはりりちーに寝起き♪の結婚式を見せて、早々にミクレシアに帰るつもりだった。
危険なウィズニアムにいつまでも居座ることができようはずがないし、
ルピターナ市民から余計な疑惑を招きたくはなかった。

彼らの思惑とは別に結婚式が始まる。
850名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/21(木) 22:22:00 ID:8QT1qmYE
ミクレシア・・・( ^ω^)
851名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/22(金) 00:08:09 ID:Meb/4ZVE
記号の羅列になりそうだな
852名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/22(金) 17:49:01 ID:s4TLep2i
記号使わないと名前使えない、とか言い出すんだぜ
853名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/23(土) 09:32:57 ID:pcrqy6Vu
結婚式は無事に始まった
ロランのクーデター派の妨害を、
考えなくもなかったが、
始まる事に制約はなかった。
だが、始まるが否や
彼らは口々に過去の罪を出し、
老いた花嫁を責め始めた。
花婿も庇う事などせず、
立ち尽くしていた。
否、立ち尽くしている振りをし、
花嫁の罵倒されるを
冷たく見つめて居た。

「・・・酷い」
さすがのりりちーも寝起き♪が、
責め立てられるのに、嫌な汗をかいて居た。
まるで糾弾式ではないか

誰かが、寝起き♪に向けて
「氏ね」と叫ぶと皆が口々に唱和した。
トファンもりりちーも動き得ない中なか、
一人が寝起き♪の前に躍り出た。

「生きる事を否定する発言により、
この結婚式の削除をお願いします。」
854名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/25(月) 01:22:40 ID:7DQzysdO
(´゜ω゜):;*.':;
855名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/28(木) 19:13:11 ID:xmW911XK
ネタを絡めると収束が大変
856名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/02(月) 00:24:31 ID:WYiaMhA1
「・・・まさのり?」
寝起き♪は驚いていた。
彼女のしわがぴくぴく動いている。
それが何よりも驚きを物語っていた。

「寝起き♪迎えに来た。俺と一緒に来い!必ずお前を幸せにする!」
まさのりと呼ばれた男は、寝起き♪の腕を掴んだ。
そして、さらにその腕は★kazz★によって掴まれた。
★kazz★の目は、まさのりと呼ばれた男に対し、不信で一杯だった。
「君は誰だ?」
すると、まさのりと呼ばれた男は笑うように声を高めた。
「お姉好きのVampire(爆
職業は天然癒(ら)し系会社員で、
今一番欲しいものはタイムマシン。悲しい過去を修正したいからな。
生まれ変わったらもっと早くキミに出逢いたいな(*・・*)ポッ 」

寝起き♪はVampireが語り始めて5分もせずに、手を額に当てていた。
★kazz★もあきれてその情景を見ていた。
観客も寝起き♪の過去の多くの罪の糾弾も忘れ、ただ呆然としていた。
857名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/12(木) 20:55:43 ID:uPcytZYY
「ま、そういう訳で寝起き♪は俺と共に歩んでいくから」

 ……さんざ喋り倒すと、Vampireは
 花嫁の肩をグイと掴んで今まさに
 式場を発たんと言わんばかりに神父に背を向ける。

「ちょ、離して……やッ!」

 そのVampireの強引な形振りに不快な態度を隠さず
 寝起き♪は騒ぎ立て、来賓たちの動揺を更に煽り立てる。


「……ねぇパパ、これどうなってるの?」

「…………んん」

 即答出来る訳もない。

 トファンですら
 何がなんだか分からない事に変わりはなかったのだ。
858名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/20(金) 03:22:24 ID:UwN7cTRQ
書き方かわった?
前の作者にもどったのかな
859名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/29(日) 22:22:17 ID:qz9u4XmE
このスレももう終わりだな・・・
860名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/30(月) 22:22:13 ID:Ki4QTv/F
とっくに終わってる罠。
861名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/03(金) 00:57:15 ID:8Ilk6kf6
ume
862名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/03(金) 00:58:08 ID:8Ilk6kf6
u
863名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/03(金) 01:00:59 ID:8Ilk6kf6
梅ー
864名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/03(金) 16:50:32 ID:u+xVNpT/
梅てみる・・・・・
865名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/04(土) 19:37:02 ID:fhMWPmzc
(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!
866名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/08(水) 09:10:09 ID:CtzXTXvI
このスレ梅ても次スレ誰も立てない予感
867名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/08(水) 20:27:00 ID:coFfLPty
俺が立てるぜ
868名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 02:49:48 ID:ncbWI6LY
@@
869名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/16(木) 01:59:06 ID:+ft9T96+
梅・・・・・
870名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 19:10:38 ID:nn2AefA3
(7@7)
871名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 19:19:08 ID:VHTtajhh
ところでおまいら最近中の様子はどうよ?
浦島な俺に近況教えてくれ
872名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 20:39:54 ID:GDgns5JC
うんめぇー
873名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/01(金) 20:01:34 ID:T7/xjSA5
12月初書き込み〜
874名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 03:34:10 ID:F2vLVncF
外は銀世界・・・でした・・


そして俺は・・家に引きこもって外の様子が変わってたことに今気づいた・・・
875名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 00:43:37 ID:06HuCcaw
誰も書き込まないのね・・・・・
876名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 00:44:38 ID:06HuCcaw
・・・ということで



スレ梅の練習〜
877名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 00:49:17 ID:06HuCcaw
スレ梅

・・・・・あきてきたので、今日はここまで〜





878名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 20:35:29 ID:Syf6CS0R
飽きるの早すぎだろw
>>70とか懐かしいなぁ
今よりずっとマゾかったと思うんだがどうなんだろ
879名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 23:47:53 ID:K//q2D5m
880名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 01:22:33 ID:K0nrMDxp
881名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 02:10:25 ID:BLEdx290
うめ
882名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:09:39 ID:Mt9HQoy1
このスレもメンテだなー
883名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 07:06:15 ID:2OYBNfeo
上に何度か書き込んで、ネタを提供しようと画策していたのですが、
ネタの方にバグが出てしまったので、一旦消してしまいました。
と言うわけで、↓に今度こそネタを投入したいと思います。


ttp://100.megaloda.org/uploda/www.megaloda.org0176.zip.html

pass[netaria] です。
何か不具合が出てしまったら教えてくださると嬉しいです。
884名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 19:36:13 ID:Lz8dr/J/
このスレ






解散けてーい
885名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 21:16:18 ID:KQm7wYfr
結局>>883はなんだ?
ブラクラか何かか?見たヤシいる?
886名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 21:19:43 ID:/vB9be4T
見る勇気がry
887名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 18:49:33 ID:8JJnPsLJ
>885
とっくにデリられている。
元々何だったのかは不明。
888名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 07:30:09 ID:UFgtn/Hp
本スレ見る限りでは小説がうpされてたとか
889名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/15(月) 02:32:17 ID:iNSmVES6
ふふふのふ・・・
890名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 17:43:29 ID:kM2oQhiq
小説、再うpしておきますね
http://200.megaloda.org/uploda/www.megaloda.org0299.zip.html
pass[pao.m]

恐らく1日程度で消すのでDLはお早めに。
891名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 06:19:23 ID:Sb3yWgBk
>890
GJ!

だが途中でエラーになってしまうのだが
最後まで見たい・・・
892名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 21:18:37 ID:cbTJUpNq
おぉ、まじだな
修正されるの待とう・・・・
893名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 21:26:40 ID:n/SrY2T4
次スレ立てるなら
ストラガーデンヲタクスレか同人スレに改名しろ
894名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 21:41:03 ID:6G8qKozm
すいまんせん。小説の修正版をアップします。

ttp://100.megaloda.org/uploda/www.megaloda.org0534.zip.html
passは[netaria] です。

不具合等があれば、修正版をだしますので連絡の方お願いします。
895名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 00:04:13 ID:IiGG7sTH
んちゃー
896名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 00:05:09 ID:IiGG7sTH
んちゃーー
897名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 09:24:21 ID:3ocaK2bF
はい、今日もウメウメ
898名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 00:16:28 ID:G1pFpF2P
うめうめ
899名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 20:01:15 ID:3MCe6CWH
(。-∀-)ニヒ♪
900名無しさん@お腹いっぱい。
高速メモ!((φ(。_。;)φ))。_。;)φ))。_。;)φ))φ))シュタタタタタ!!