ときめきメモリアルONLINE 71時間目

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774名も無き冒険者
やめていく人を引き止めるためのかっこいい告白

βからもう半年だ。季節も春になった。君達無料組がTMOから巣立って行く季節だ。
しかし、来月になればまた、俺たちの教室は新入生達で溢れかえる。
感傷にひたっている暇は無い。俺はTMOを初めて以来、それを不満に感じた事はない。
いや、正確に言えば何も感じていなかった・・・しかし、今回だけは違った。
今日、この日の事を考えるととても冷静ではいられなかった。
混乱した・・・どうしてもその理由が見つからなかったからだ。
同じ教室・・・緊張した新入生達・・・新しいドラマとKW・・・また同じ日常が始まるはずだ。
そして、俺は気が付いた。そこには決定的にある要素が欠けている事に。

答えは君だ。そこには君がいない。
君の声が聞こえない、君の名を呼んでも、もう俺の側に駆け寄って来る君はいない。
俺はもう、君の前で同級生でいる事が出来ない。君のいない生活にはもう戻れそうにない。
君を・・・失いたくないんだ。つまり俺は・・・君を愛している。