■10代女子の性交経験率は高3で45.6%
東京都幼小中高心障性教育研究会が2002年に実施した
「児童生徒の性意識・性行動調査」の結果を見てみよう。
性交経験率は、中1女子で1.3%、中2女子4.2%、中3女子9.1%、
高1女子25.5%、高2女子40.9%、高3女子は45.6%という結果になっている。
ちなみに、高1男子は24.8%、高2男子33.2%、高3男子37.3%と、
高校生ではどの年代でも女子の経験率が高い。
高3の男女の推移を見てみると、1993年の調査では男子27.3%、
女子22.3%と男子のほうが上回っていたが、1996年の調査で男子28.6%、
女子34.0%と女子が男子を上回る結果となった。また、1999年の調査では
男子は38.7%だったため2002年は1.4%の減少だったが、
女子は39.0%から2002年は6.6%増加となっている。
次に、高校生の性交に関する意識や見解について見てみると、
「性交をすることをどう思うか」という問いに対して、1996年の調査では
「結婚するまでは性交はしない」が男子4.9%、女子7.3%だったが、
2002年の調査では男子3.6%、女子4.2%に減少した。一方、
「性交については考えたことがない」は、96年調査では男子11.6%、
女子15.5%だったのに対し、2002年調査では男子10.9%、女子9.2%に減少しており、
現在の高校生は90%が性交について考えており、男女共80%が何らかの
条件付きながら、性交には許容的であることがわかった。
渋谷経済新聞
http://www.shibukei.com/teenslab/2004/08/13/