確かにとーちゃんが逝ってから、妹はそれまでよりもうんと
俺にくっつくようになりました。夜は一人でトイレに行けなくなり
それをかーちゃんから聞いた俺(当時中学1か2)は妹に
「夜中の何時でもいいからオシッコしたくなったら起こしに来い」
妹は泣きそうな顔で「ん・・わかった」で、夜になって妹が来て
一緒にトイレに行き(俺のパジャマの裾を握りながら)用を足しました。
「にぃちゃんいる?・・・・にぃちゃん返事して」「いるよ。安心しろ」
そんな日が数ヶ月続き、ようやく再び一人で行けるようになりました。
(妹は小2頃にはで夜中でもトイレに行っていた。
俺はトイレに起きた事は無かった)
やっぱ娘にはとーちゃんが必要なんですね。今でも父の日とかあいつは毎年
何か買っては仏壇に上げてますから。墓参りも誰よりも綺麗に掃除
してました。とーちゃんの好きだった缶コーヒーやタバコを買って
花やお菓子と一緒に供えるのもあいつが全部。優しい奴です。
俺が父親になんなきゃって。今は腐りかけの妄想兄貴ですがね。ふっ。