【SEA51】イチロー応援スレVol.533

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102名無しさん@実況は実況板で

イチローも嫌われたもんだ
監督、若手、地元メディア、ファンから袋だたき

「ヘイ! 1700万ドル(約13億円)ももらってるくせに何やってるんだよ」――。

 マリナーズの本拠地セーフコフィールドでは、こんなヤジを飛ばすファンも出てきた。チーム一の高給取りであるイチローに対してである。

 今季は前半戦の絶不調が響いて01年から続いた200安打達成は、ほぼ絶望的。スーパースターと持てはやされた昨季までなら考えられないことだが、手のひらを返したようにイチローへの風当たりが強くなっているのだ。

 中でも生産能力の落ちた安打製造機の取り扱いに頭を抱えているのが今季から指揮を執るエリック・ウェッジ監督だ。そもそもウェッジ監督はオーソドックスな戦術を好み、メジャーでは「オールドスタイル」として知られる。
去る16日のブルージェイズ戦の五回2死一、二塁から相手の意表を突くセーフティーバントを試みた(失敗)イチローについて、試合後の会見で「ベストの選択とは思わない。彼ほどの打者なら、打ちにいってほしかった」と苦言。
これまでも名指しこそしていないものの、不調でチームの足を引っ張るベテランをくさすことも珍しくない。セオリーを重視する指揮官は出塁率(3割1分2厘)が低く、1番打者として機能しないイチローを苦々しく思っているのだ。

 同僚からの求心力もうせている。今季は球団の方針から若返りを図っている。新人も多く、スーパースターへの遠慮もあるとはいえ、若手の大半はイチローにあいさつこそすれ、積極的に話し掛けるどころか、むしろ距離を置いている。
ベテランのグリフィーJr.がパイプ役となり、イチローが若手に助言していた昨季までとは大違いだ。
 どちらかといえば、イチローに好意的だった地元メディアも愛想を尽かし始めている。17日付の「シアトル・タイムズ」は12年で切れるイチローの契約延長について「攻守とも衰えが見えるし、右翼手には長打力が必要だ」と、疑問を投げかける記事を掲載した。
同紙では延長したとしても「1年1000万ドル(約7億6500万円)が妥当」としながらも、来季の働き次第では「800万ドル(約6億1200万円)でも高くつくのではないか」と見ている。

 イチローもよくよく嫌われたものだ。

日刊ゲンダイ 2011/8/27
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=242763&p=6