大学野球・部員の自殺 [2011年スポーツマスコミが報じなかった「事件」と「スキャンダル」]
悲劇はひとつだけではなかった。
日体大野球部の佐藤涼平さん(当時20)が、自ら命を絶ったのが7月のこと。佐藤さんは花巻東高時代、西武の菊池雄星とチームメートだった選手だ。
6月にもプロを何人も輩出している都内の大学野球部で、部員が自殺する事件があった。あるアマチュア野球関係者は声を潜めてこう話す。
「佐藤くんの場合は事件性がなかったが、こちらは違う。部内のイジメです。犠牲となった子は投手。甲子園経験こそなかったものの高校時代も強豪校でエースを張り、将来を嘱望されていた。
学校側は関係者全員に口止めをし、監督もだんまり。その子の名前はしばらく野球部の公式ホームページに載っていたが、いつの間にか削除されていた」
ちなみに今年のドラフト会議では、この大学からはひとりも指名されていない……。
日刊ゲンダイ 2011/12/28
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