与田vs斎藤 テキスト起こし@
【大学進学】
斎藤「いや、迷いませんでした。文武両道、それは自分はやらなくちゃいけないと。
人生の残り3/4を野球だけで生きるのかと、色々学んで人間として成長した方がいい。」
与田「なるほど、野球は人生のすべてではなく、一部であると。」
斎藤「はい。[力強く]一部です。」
【150kmへのこだわり】
斎藤「一回でも150kmを出せば、150キロ右腕と呼ばれるわけで。(その既成事実が欲しい)」
与田「うーん、実際には150kmでなくても、142kmでもキレのあるボールとか
そういうボールもあると思うんだけど、そういうボールを追い求めようとは思わない?」
斎藤「そういうボールはもう持ってます。[喰い気味に即答]
130km後半でも打たれないボールは、今でも投げられると思うんですよ。
でも、さらに150km(150キロ投手というハクが付いた状態)で、
そのボールが投げれたら、もっといいですよね。」
【対戦(投げ合い)が楽しみな選手は?】
斎藤「いえ、無いです。」
(編集でカットされてるが、おそらくもう一度聞かれた同質問に)
斎藤「自分、頑固なんで。」
斎藤「ターゲット(ライバル・憧れ)は作りたくないんですよね。
こいつをターゲットにしたら、自分はソイツ以下なのかって・・・
そいつ(他選手)より常に上にいたい。どんなに調子が悪くても。」
与田「はぁぁ・・・。なるほど。斎藤君の性格、野球への考えが今の言葉でわかった気がする。」
与田vs斎藤 テキスト起こしA
【国際試合について】
斎藤「日本のバッターより確実にレベルが上の選手とやって、それを抑えるイメージで今までやってきました」
与田「自分を高めるために何を目標に、どういうところに照準を置いているのかな?」
斎藤「(少しニヤつきながら)プロ(NPB)より上ですね。プロのトップレベル(MLB)」
【理想の投手像】
斎藤「全てのボールでカウントが取れて、全てのボールで三振が取れる。
実力も人として(人気)も日本球界のトップに行けるように考えてます。」
【与田インタビュー後コメント】
「私は、彼の一言一言に決してブレ無い芯の強さを感じるとともに、
強烈な自負を持つが故の危うささえも感じました。
これからどんなピッチャーになるのか今後も見続けたいと思います。」
出展 [NHKサンデースペシャル 【21歳の“現在地”】 〜対相手というより対自分〜]