【松井】サンスポ面白記者・阿見俊輔&田代学FC75

このエントリーをはてなブックマークに追加
4521
アンチが反対してるんで投下
-----
日本人メディアが大好きなフレーズは来年も聞かれるのだろうか。そんなことを
考えながら今季のヤンキース最終戦を見守った。松井秀喜の今オフの去就次第で
は、今日は2人が同じグラウンドで戦う最後のゲームとなる。いろいろあったよな
あ…と過去7年間のヤンキース戦を思い出しつつ、2人の背中を追いかけた。

正直に言うと、一部メディアの無理やりな対比にはこれまでウンザリさせられて
きたクチ。

メジャーでの実績、存在感では既に結構な差がついているにもかかわらず、まる
で2人が終世のライバルであるかのように扱われる。もちろん一部メディアの身勝
手な論理とは分かっていても、日本でそのようなイメージが存在することはイチ
ローと松井のお互いにとって不幸なことと感じていた。松井は確かにいい選手だ
と思うが、渡米後のイチローと比べられるのはあまりに荷が重いだろう。反対に
、イチローもアメリカでの松井と比べられることに違和感を抱くはずだ。まあ、2
人の本音は知るよしもないが…。

単純に、業界を代表するスターと人気チームのレギュラーでは背負っているもの
の大きさが違う。

無理やり2人をライバルに仕立て上げようとする人たちは「名門ヤンキースの重
圧」を決まり文句のように出すが、その論理がまかり通るのはオールスター常連
かつMVP候補に名前が挙がるような一握りだけではないか。ヤンキースではジータ
ー、リベラ、ポサダの「生え抜き御三家」とテシェーラ、ロドリゲスあたり。巨
人時代ならともかく、メジャーでの松井がそこまでの存在になっているとはちょ
っと思えない。個人記録よりチームの勝利という松井の発言をやたらと強調する
論調も目立つが、それはタイトルホルダーが口にしてこそ初めて説得力を持つ言
葉だと考えないのだろうか。そもそも松井がヤンキースにとって本当に欠かせな
い選手ならば、その去就問題が取り沙汰されることなく契約延長に至っているは
ず…。
4532:2009/09/21(月) 23:16:57 ID:Twc7NXkS
その一方で、この無理やりな比較と、そこから生じる強引なキャッチフレーズが
消えていくとすればチト寂しい気もする。

例えば「ヤンキースは球界を代表するスター集団であり、そこでレギュラーを張
っている松井も球界を代表するスターである」的な二段論法?や「下位打線の主
軸」など、微妙な日本語表現を発見して面白がるのが仲間うちでブームになって
いた。ここ数日では「史上最強DH」だ。そもそもヤンキースはチーム編成上、指
名打者を固定したくないから松井の立場が微妙になっているのではないのか…。

まあ、いい。

果たして、松井は来年もピンストライプをまとっているのだろうか。ここ数年の
ひそかな楽しみがなくなるのは何とも惜しい。だが、もういい加減にしろよ、と
いう気持ちもある。相反する思いとともに、今オフの松井の動向に注目したい。