松井秀喜 2010年の展開を予想

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1名無しさん@実況は実況板で
162試合に出場して、.353、150打点、48HR。

新天地への移籍で前途多難と思われた松井だが、移籍後最初の年となる2010年は、
まさに彼の為といってよいシーズンとなった。

日本時代からの宿痾であった左ひざ痛から解放され、ほぼ10年振りに完全体でキャンプ入り、
続くオープン戦も絶好調の松井は、開幕レフトスタメンの座を勝ち取った。
4月こそDHとの併用で様子見が続いたが、5月からは完全なレフトレギュラーに定着、
エリア55を軽々と動き回る松井の姿に古巣YYのファンも目をみはるばかりであった。
「なぜ松井と再契約しなかった!」というNYYファンの声が高まり、ジラルディとキャッシュマンは解任に追い込まれる。

圧巻は打撃。前半は一貫して打点と打率の2冠を独走し、HRこそ当初は例年のペースで推移したが、
6〜7月の大爆発でAS前には3冠王となった。特にNYY戦では打ちまくり、NY Timesは松井絶賛記事を一面トップで掲載。

ASファン投票では文句なしの1位で選出、4番左翼手で先発出場しリンスカムから本塁打を放つ。
グラウンドでは前半戦のヒーローである松井がマウアー、プホルス、ハラデー、サンタナなど
並みいるスター選手に取り囲まれて談笑する姿が しばしば見られ、
特に打撃のアドヴァイスやバット交換を求める若手選手は後を絶たなかった。(続く)
2名無しさん@実況は実況板で:2009/07/15(水) 01:37:57 ID:YSEdp1wK
(承前)チームも松井の活躍に刺激され、地区首位を独走。後半もチームの主軸として打線を引っ張り、節目の試合では必ず大活躍、
チームは最終的に110勝を挙げダントツの地区優勝。まさにチーム躍進の象徴が、松井であった。
最終的にHRのタイトルこそ数本差で逃したが、初タイトルとなる首位打者、打点王の2冠を獲得した。

地区優勝を決め、ヤンキースとの地区シリーズを4連勝で制したが、ワイルドカードを勝ち上がったレッドソックスに
ALCSでまさかの敗戦。松井はプレーオフ毎試合安打、地区シリーズでのサヨナラ弾を含む5HRとシーズン中と変わらぬ活躍をし、
個人としては最高のシーズンだっただけに、ミスターオクトーバーとしては悔しさがひときわ残る結果となった。
敗戦の翌日、地元紙はベンチで俯く松井の姿を大写しで掲載、地元ファンのみならず古巣NYファンの涙を誘った。

チームとは単年の契約であったため、シーズンオフFAとなった松井にチームは4年7000万ドルで契約延長の意向を表明。
しかし打撃はもちろん守備も復活した松井の価値は高まるばかりで、両リーグ合わせて4〜5球団が
獲得の意思を持っているという。松井は「自分の評価を率直に聞いてみたい」と語り、古巣ヤンキースと公称を開始。

契約問題が取りざたされるなかで圧倒的な得票でMVPを獲得、SSは当然として、
松井にとってはここ数年の不振から立ち直った勲章であるカムバック賞、
そして日本時代以来となるGG賞が、両膝完治の証として何よりの喜びであり、
いくつもの賞を手にした松井の評価は止まるところを知らない。

最終的にヤンキースと5年総額1億ドルで契約。2011年、ヤンキース松井が帰ってくる―。