【松井】サンスポ面白記者・阿見俊輔&田代学FC72
今日の小西レポはこのスレ向きだった
「メディアが主役」
試合前練習の一コマ。ヤンキースのフリーバッティングもほぼ終わりに近づいた頃だ。
バッティングケージの三塁側でイチローがいつものように一人でストレッチを開始すると、
わらわらと大勢の日本人メディアが彼の背後に並ぶように陣取った。
ケージを挟んで反対側にはヤンキース松井秀喜の背中がちらほら見える。
そう、日本人カメラマンを中心としたその一団は、イチローと松井の2ショットを期待して集まってきたのだ。
その数、30人は下らなかっただろう。(注:今季のヤンキースとは前日が初対戦だったが、
夕方の集中豪雨でマリナーズの練習がキャンセルされていた。同じグラウンドで
イチローと松井が練習するのは今季初めて。)
だが結局、2人の接触はなかった。
先に練習を終えた松井が三塁側に視線を移すことなく一塁側ダッグアウトに
消えると、日本人メディアの隊列もあっという間に崩れていく。それはもう、
呆気ないほど速い動きだ。ひょっとして、ほとんどの日本人メディアにとって今日
のハイライトはこの瞬間だったのかも知れない。
(略)
塁に出ることもなく、インプレーのボールを触ることもほとんどなかった。そして試合は点差以上の内容で完敗。これほどまでにイチローへの質問の取っ掛かりがない日も珍しい。
試合後、こちらから質問にいくことはなかった。毎度のことだが、こんな日に何
かを聞いたところでその会話に特別な意味があるとは思えない。だが驚いた
のは、試合に出なかった松井が会見を開いたことだった。
380 :
2:2009/07/02(木) 19:01:23 ID:Col+NoUH
松井は試合に出る、出ないは監督が決めることで、自分はどんな状況にもで
きる準備をするだけという内容をコメントしたらしい。そんなことを同業者から
伝え聞き、何とも複雑な気持ちになった。というもの、誰が何のためにその会見とコメントを必要としたのか
よく理解できなかったのだ。
このケースで、会見に応じた松井を批判するつもりは全くない。それは当たり前だろう。
ただ自分が疑問に思うのは、こんな状況で取材対象に何かを求めるメディア側の姿勢だ。
もちろん自分の考え方を押しつけるつもりもないが、そこまでして会見を開
くことで読者や視聴者にいったい何を伝えるというのだろう。試合に出ない
ことがニュースになる状況ならともかく、現在の松井は何日かに一度の割合で欠場する選手なのに…。
試合前の「2ショット狙い」にしてもそうだ。日本人選手同士で挨拶を交わす、交わさ
ないを伝えることがそれほど大切とは思わない。実際、今日のグラウンドでの異
様な光景から自分が感じたのはメディア側のマッチポンプ構造だった。
どうとでもとれること、即ち大して重要ではないことをさも一大事のごと
く騒ぐ。きっとそのうち、「イチロー、松井間に火花」とか「イチローが松井を意識しすぎ」
とか「松井、イチローを無視」とか、アホな記事がチョコチョコと出まわるんだろうなあ…(苦笑)。
以上、日本人メディアにとって彼ら自身が主役の日ということで…。