イチロー世界一“強烈アピール”…WBCが分けた明暗
かたや不振のトンネル迷い込み
http://www.zakzak.co.jp/spo/200904/s2009041814.html マリナーズ・イチロー外野手(35)が張本勲氏の持つ通算安打記録を超え、
かたやヤンキース・松井秀喜外野手(34)は早くも正念場。WBCがもたらした
「明のイチロー」と「暗の松井」の野球人生といえる。
「本当にWBCが2人の野球人生を分けてしまったなあ」。球界OBがしみじみと
語る言葉には実感がこもっている。
第1回WBCでは「イチロー君が日の丸を背負って戦うことにこれほどの情熱を
持っているとは、正直言って驚いた」と王監督が感激したほどのハッスルぶりで、
ニュー・イチローをファンに強烈アピールした。
今回のWBCはスタメン落ちしてもおかしくない大不振だったが、決勝の韓国戦、
最後の最後のひと振りで帳尻あわせ。そして、胃潰瘍から復帰のドラマチックな
記録達成というオチまでつけ、今度は生身の人間味あふれるニュー・イチロー像を
確立した。