セイバーメトリックス 4

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144名無しさん@実況は実況板で
>>140
チーム評価で考えると「出塁能力×進塁能力」という概念はプラス面もあると思いますが、
個人評価の場合はマイナス面もあると思います。
分かりやすくするために極端な例を挙げると、

A 全打席単打を打てる打率10割打者
B 2打席に1回本塁打を打つ打率、本塁打率ともに5割打者

という成績の打者がいた場合、
チーム全員がAであれば点が無限大に入るので、Aの方が優秀ということになりますが、
平均的なチームに一人加わった場合を考えれば、Bの方が得点力が増すことになります。
だから、チーム評価ではAが9人の打線の方が上ですが、個人評価ではBの方が上なので、
RC27やXR27のような同じ打者が9人並んだ打線で評価するという指標は、
個人評価としては出塁率を過大評価していることになるので、あまり好きではありません。
同じような問題が、RCの「出塁能力×進塁能力」という2つの要素を掛け合わせて
評価するという部分でも生じるし、
>>125で書いたような問題点もあるので、個人的にはRCはあまり好きではありません。

打順シミュレータを使えば、平均的な打線に一人加わった場合の得点力の増減が評価できるので、
それを使って個人評価するのがいいのではないかと思いますが、
作業が大変だし、盗塁や犠打などの戦術が絡む部分を評価しづらいのが問題ですね。