セイバーメトリックス 4

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125名無しさん@実況は実況板で
>>116
RCを>>79の式で計算したのは、今年の3月に発行された『野球の見方が180度変わるセイバーメトリクス』
という本に、RC(Runs Created/2002Ver)として掲載されていたので、
これが一番新しいバージョンだと思っていたからです。
それよりも新しいRCのバージョンがあったのは知りませんでした。
>>79の式が1998年版のものであれば、この本の「2002Ver」というのは間違っていることになりますね。

RC={(A+2.4×C)×(B+3×C)}÷(9×C)−0.9×C
 A=安打+四球+死球−盗塁死−併殺打
 B=(1.125×単打)+(1.69×二塁打)+(3.02×三塁打)+(3.73×本塁打)
  +0.29×(四球−故意四球+死球)+0.492×(犠打+犠飛+盗塁)−(0.04×三振)
 C=打数+四球+死球+犠打+犠飛

>>78でも書きましたが、RCは塁打数を使っていることが気になっていたんだけど、
単打・二塁打・三塁打・本塁打に分けて計算するようになっていたんですね。
塁打数を利用すると単打・二塁打・三塁打・本塁打の1塁打分の差が全て同じ評価になるし、
必ず点が入る本塁打を過小評価することになると思うので、
評価の精度を高めるなら各安打に分けて評価した方がいいと思いますが、
RCの最新バージョンの係数は単打と二塁打の差に比べて二塁打と三塁打の差が
大き過ぎるような気がするので、XRの係数と比べたら各安打のバランスに疑問を感じます。

それと、RCの基本的なバージョンの「RC=(安打+四球)×塁打÷(打数+四球)」というのが
得点に近似するのは偶然だし、出塁能力と進塁能力を掛け合わせて評価するという基本的な概念は、
特殊なタイプの打者を過大評価したり過小評価することになると思うので、
RCはあまり好きではありません。
「出塁能力×進塁能力」という基本的概念を崩したくないのか、
バージョンが新しくなるたびに計算式が複雑化していますが、
それだったら個別に係数を与えていて分かりやすいXRの方がいいのではないかと個人的には思います。