“四球王”松坂「DICE−B」…リーグワースト1位
米ニュースで新ニックネーム
http://www.zakzak.co.jp/spo/2008_05/s2008050717_all.html 【デトロイト=塚沢健太郎】レッドソックスは6日、タイガース戦でオルティス、ラミレスが
アベック弾を放ち、41歳のウェークフィールドが8回まで2安打に抑え、5−0で快勝。
チームは今季2度目の5連勝を飾った。一方、前日開幕5連勝を飾った松坂大輔投手には
「DICE−B」という、ありがたくない新ニックネームがつけられてしまった。
松坂は5日のタイガース戦に先発し、5回を2安打1奪三振1失点に抑えたが、「チームが
勝てたことが一番で、ボクにとっては収穫は何もない試合」(松坂)と、8四球を与えてメロメロ。
メジャーでは自己ワースト、西武時代を含めてもワーストタイで、今季27四球はア・リーグの
四球数でワースト1位。メジャー全体でもパイレーツのゴーゼラニーと並んでいる。
前夜、ESPNのスポーツニュースでは、松坂のことを「DICE−BB」と命名。BBとは四
球のことで、松坂は米国では三振のKと引っかけた“DICE−K”と呼ばれ、すっかり定
着しているが、それを逆手に取ったわけだ。
レッドソックスで8四球を与えながら勝利投手になったのは、85年のオイル・カン・ボイ
ド(通算78勝77敗)以来23年ぶりの珍事。それだけ松坂が要所を抑え、粘りの投球を
みせたといえるが、ESPNはその記録などを紹介し、いかに珍しいことか大々的に報じた。
また1奪三振もメジャーでは、昨年5月3日のマリナーズ戦(5回、7失点で4勝目)と並
ぶ、自己最少タイ。序盤はア・リーグ奪三振数でトップに立っていたが、33個で9位に後
退。1位のホワイトソックス・バスケスの46個に13も差をつけられてしまった。これでは
「K」を「B」に変えられてしまっても、仕方ない。