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駄目みたいでーす。:
日米共通の悩み 視聴率 11月6日 中日新聞
様々な国の選手がWシリーズに出場しており世界中の野球選手にとって夢舞台に続いて、
海外のファンは増えた。だが米国内のテレビ視聴率は低落傾向にある。今回の全米視聴率は
平均10.6%。昨年の10.1%は調査の始まった68年以降最低だったが、それに次いで
2番目に低い数字だった。中継局のFoxは今年、対策を講じた。土曜日だった開幕日を
水曜日に変更したのだ。水曜日の夜の視聴率がいいとのデータがあるなどが理由だった。
しかしせっかくの変更も実を結ばなかった。一方的な展開になったのが響いたようだ。
視聴率が低迷しているのは娯楽の多様化が原因だろう。加えて近年のテレビ主導の運営が
足を引っ張っているようでもある。例えば試合の長さ。USAトゥデー紙によると、
ワールドシリーズを含むポストシーズンではイニング合間のCMの時間は公式戦より長い
2分55秒だと言う。選手やファンにとって無意味な50秒間が積み重なって、ワールドシリーズは
4戦とも3時間半を超えた。今季公式戦の平均試合時間は2時間51分であった。短期決戦では
戦い方が慎重になる。試合時間は長くなりがちだ。それは仕方ないし、見る側も緊張感が高まる。
だが、いたずらに間延びしているのでは困る。てきぱきとスピーディーなのが大リーグの
魅力だったはずだ。せっかくの夢舞台で魅力がそがれているのは残念だ。