【SEA51】イチロー応援スレ Vol.392【安打製造機】

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87名無しさん@実況は実況板で
週刊文春(2004.9.30)に書かれた「大リーグファン養成コラム「イチロー自分勝手」の批判」

悲しいことに「チームのことを考えていない」と、厳しく批判されたのがイチローだ。
よりによって、ジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録挑戦中のイチローが、なぜ「自分勝手」と非難されるようになったのだろうか?
そのきっかけは、9月8・9日と、2試合続けて2死二塁の場面でセイフティ・バントを試みたことにあった。2回とも結果はアウトだったが、「バントが成功しても点は入らない。
打率1位とヒットで走者を返す確率の一番高い選手が、なぜバントなのか?」と、批判が噴出したのである。
イチローは、「守備側はバントを警戒していないから、打ちにいってヒットになる確率よりもバントが成功する確率の方がはるかに高い。
2死一、三塁とチャンスが広がる上に中軸につながる」とバントの理由を説明したが、残念ながらイチローの説明に納得する向きは少ない。
仮にイチローが言うようにバント成功の確率が6割と高率であったとしても、「バントが成功した上に次打者のウイン(打率2割8分6厘)がヒットを打って点が入る確率」は、
0.6×0.286=1割7分2厘と、イチローが普通に打ちにいって点が入る確率(=打率)3割7分8厘と比べるとはるかに小さいからである。
アメリカのファンには、イチローのユニークなバント「美学」をロジックとして受け入れることはむずかしい。イチローが記録を破ることを応援しているだけに、
「守備側が警戒しない場面でバント安打を決めたいのか。チームの勝利よりも記録が大切なのか」と結論づけて、ガッカリしているのである。