踊る火の玉ボウイ完全脂肪(w
コスタリカの野球
以前、私の家の2階に中田君(仮名)という21歳の男の子が10ヶ月ほど滞在
していた。コスタリカの1部野球リーグで優勝に大きく貢献した中心選手と
なり、新聞には写真入りで紹介され、優勝時に新聞に監督コメントで「中田
の加入は大きかった。」と名指しで掲載コメントされるような選手だった。
彼とコスタリカで出会った人は、中田君と仮名にしていても、
誰の事だか直ぐにわかることでしょう。大抵の人が彼はどこでも生きていける
ような、たくましい男という印象を持っていると思う。
野球も日本で続けていたわけではなく、肩を壊して投手が出来なくなり、
野手への転向を「投手が出来なければ野球なんて辞めてやる。」という、
私からみるとチッポケな理由で辞め、そのブランクが1年半。
話を聞くと、わざと体を壊す為にタバコを覚えたそうだ。
身に着ける物はブランド志向、潔癖症とまでは言わないが神経質、
まあ今時の若い男の子ですね。。
野球を練習している人たちが集まっている場所を教えると、彼は単身で乗り
込んで行き、いつの間にかチームの一員になっていた。スペイン語が得意
で無い彼が、彼らとコミュニケーションをとるのにどれだけ苦労をしたこと
でしょう。
私も何度か練習と試合を見に行きました。試合は「通訳」という名目で
ベンチ入りもさせてもらった。その頃になると、彼はチームに溶け込み、
チームにとってなくてはならない中心選手と成長ていたのだった。
現在の彼は日本で社会人リーグで野球をしながら、指導者の元で練習に励み、日本でプロ野球の選手になるべく頑張っています。
日本のプロ野球の壁は高いでしょうが、夢に向けて頑張っています。
そしてそれが適わなかった場合、今度は日本だけでなくキューバ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、ドミニカ、ベネズエラなどの
リーグに挑戦するつもりらしい。頑張って欲しいものだ。
たとえ夢破れても彼はまだ22歳。人生のリカバリーは十分可能。若さの特権です。
http://www.japancostarica.com/diary/030801.htm