【SEA2】城島健司 応援スレ 9【磯釣り】

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647名無しさん@ローカルルール議論中
日経2面より抜粋

 過去2年間、最下位を独走していたが、今季はア・リーグ西地区3位。褒められた成績ではないが
弱小チーム独特の沈滞ムードは漂っていない。もっとも、それは別にしても、城島は面白くなさそうだ。
「米国はさ『キャッチャーはしっかり守っとけー』ぐらいにしか、考えてないよ」
 打者に一番近い位置にいる自分が感じる気配を大事にし、展開を読みつつリードするのが城島流だ。
一方、データ化されたスカウティング・リポート通りに配球するのがメジャー流。城島流の余地はあるのか?
「チームもメディアも、捕手に対する見方は少しずつ変わってきていると思う」
 手応えはあるようだ。負けた後に、「呼吸が合わない」「捕手が……」と言われる日もある。
「それだけ注目、期待されている証拠だと思う」

 二十三日オリオールズ戦。ピネイロが初回二死から3ランを浴びた。
 試合後ピネイロが監督室に5分間、城島、ベンチ、ブルペン両コーチと共に入った。
「3ランについても聞かれたけど、配球全般について意見を求められた。
 投手の癖とか、色々ね。守るだけでいいなら、僕に意見なんか聞かないよね」
 翌二十四日は、最も息が合うワシュバーンが先発。移籍1年目同士、プライベートでも仲が良い。
 この試合前、ベンチコートと城島は綿密な打ち合わせをしていた。チームの方針で、
自由に投げさせる事になっているヘルナンデスなど、まだ制約も多いが、城島流の領域は広がりつつある。
「メジャーで普通にやるのだって大変よ。その辺り、最近あまり(メディアで)触れられていないけれど」
 普通とは、日本で当たり前の様にしてきた捕手の仕事の事か。

 ナイトゲーム後、趣味の釣り関連の雑誌をパラパラめくりつつ、30分ほどウェイトトレーニングをして家路についた。
マッサージを受けて二度目の夕食を取ると深夜2時を回る。後は芋焼酎をロックで飲んで死んだ様に眠るだけ。
起きるのは球場へ出発する頃だ。まだシアトルの町をゆっくりと散策していない。
「野球をする為に来たから、楽しみは必要ないんよ。それにね、球場にいる間が一番楽しいんよ。
 全然名前を知らない選手でも『スッゲー』って思う打者を見つけたりね」
 でも、離れて暮らす家族と故郷・佐世保を思い出すと、ちょっとだけセンチメンタルな気分になる。