2006年3月27日
セントルイスには3つのプロスポーツチームがあります。
メジャーリーグ「セントルイス・カージナルス」
アメリカンフットボールの「セントルイス・ラムス」
そして、アイスホッケーの「セントルイス・ブルース」
去年は、そのブルースの試合中に流すメッセージを収録しました。
チームカラーのブルーにちなんで、「私の血は青い。あなたの血は青いですかあー!?」と
日本語で叫ぶのです。タコみたいですね。
試合を見に行った人の話によると、かなり盛り上がっていたらしいのですが、
果たしてお客さんは、僕が何と言ったか理解してくれたのでしょうか?
今回のキャンプでは、地元テレビ局の宣伝を撮りました。
「今シーズンもWB11でカージナルスのゲームをお楽しみください!どうぞよろしく!」
あらかじめ英語の台詞が用意されていて、それを自分なりに和訳するのです。
でも、終わったあと「これでいいですか?」と聞いても、なーんの返事も返ってきません。
アナウンサーも、ディレクターも、カメラマンも、日本語が分からないのです。
「いいんじゃ・・・ないかな?」
「うん。いい、いい。ばっちりだよ、ソウ!」
お互いに引きつった笑顔を見合わせて、無理やり納得しようとしているテレビ局の人々。
もし僕がとんでもない台詞を口走っていても、たぶんそのまま放送してしまうに違いありません。
いたずら心はあっても、行動に移す勇気がない私。
今頃になって、「ああ言えばよかった」「こう言えばよかった」と後悔しています。
フロリダ州ジュピターにて 田口壮