WBC総括スレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
32 ◆hNUN8GRCN.
■日本代表を総括

この大会における日本は間違いなくベストチームであった
投・打・走・守・心・技・体 どれをみても高いパフォーマンスを示していた
ディフェンスだけでもいけないしオフェンスだけでもいけないし
パワーやスピード、メンタル等どれかが強ければ優勝出来るものではない
なるほどそうすると、キューバVS日本という決勝は当然の帰結であったのだ

ただし日本も始め(1次リーグ)からよかったわけではない
優勝に相応しいチームとなったのは2次リーグ終了後である
唯一不足していた「心」(よく言われる強いメンタル)が
あそこでようやくV水準に達したと言えよう

以上が漏れの大枠での見方である

次は采配を主とした面について
33 ◆hNUN8GRCN. :2006/03/23(木) 12:00:48 ID:UmjpgR3S
巷では王監督の選手起用(交代等)がああだのどうだのいわれるが
そんなことは枝葉末節なことだ

まず、この大会は1次リーグ→2次リーグというある意味「予選リーグ」を経て
   準決勝→決勝というノックダウン方式へと移るシステムであることを理解しなければならない
予選リーグで重要なのは予選を勝ち抜けること(1位になることではない)であり
加えて、大会前に思い描いていた戦術・戦力構想とのズレを見直して次(純潔以降)へ備えることである
そのため(予選リーグ勝ち抜け+シャッフル)には、ドタバタしないことが大事であった
では何故 予選リーグ中誤審や敗戦に遭遇しながらも動じることなく
多くの投手を使い(つまりシャッフル)打順をいじることなくきたのか?

答えは簡単  監督が選手を信じていたからである
そう自分たちの力を出せば準決勝にすすめると
34 ◆hNUN8GRCN. :2006/03/23(木) 12:18:32 ID:UmjpgR3S
漏れはここがポイントだと思う
つまり予選リーグでドタバタしなかったからこそ、優勝モードに入ったのであり
もし(この言葉を持ち出すと桐がないが)予選リーグ2・3戦で選手打順等
大幅に入れ替えて結果を出したとしてもそこまで(優勝モードはなかった)ではなかったかと
>>13で述べた韓国とは対照的)
そして準決勝以降はそれまでの「静」の采配から一変して「動」へと変わった
そう、ノックダウン方式へと移行したのだから当然といえば当然
王監督のその「静」→「動」を可能にしたその最大の理由は、繰り返しになるが
「選手を信じていた」からこそだったと思う
(朴チャンホ先発の韓国とはここが決定的に違っていたのでは)

サッカーのWCでも1982の伊は1次リーグ3分ながら(総得点1点差で2次リーグ進出)
最後は優勝している
(漏れには1982イタリアと2006王JAPANがダブル)
そのときの伊もエースFWのP・ロッシが1次リーグ不調ながら監督は辛抱して使い
2次リーグブラジル戦以降大爆発でMVP やっぱり選手を信じていたのだ

35 ◆hNUN8GRCN. :2006/03/23(木) 12:36:50 ID:UmjpgR3S
以上まとめると
・日本は充分優勝を狙えるバランスのいい戦力があった
(ただしメンタル面のみ不足していたが、2次リーグ韓国戦敗戦後にようやくクリア)
・王監督が選手を信じていた
・信じていたからこそ、こういう予選リーグ→ノックダウン方式での標準的な戦いが出来た

この3点に集約されると思う
思えば王監督自身一本足打法で結果が出ないとき、周囲から元にもどしてはどうかといわれても
なお一本足を止めず最終的に(ry

     その信念の強さこそがやはり勝者のメンタリティなのであろう






おまけ:2003日シリでもそうだったが
王監督が勝つ試合は大差で、負ける試合は接戦(1点差)になる
ま、これが王監督のカラーなのだろう