無理矢理ボブを擁護するやつ集まれ!

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5名無しさん@お腹いっぱい。
友人「おい、どうしちまったんだよボブ。あれは誰が見たっておかしかった。なにかあるんだろ?」
ボブ「…何もない。ただの誤審さ。」
友人「ボブ!俺の目はごまかせねえぞ!ガキの頃から見てる!言えよ!何を隠してる!?」
ボブ「何もかもお見通しか…。お前にはかなわん。」

一瞬窓の外をに目をやるとボブは重い口を開いた。

ボブ「日本に・…準決勝に進んでほしかったんだ…。」
友人「なんだって??日本?何でだ!?何でだよ!なぜお前がそこまでする必要があるんだ!」
ボブ「お前・・今のアメリカをどう思う?」
友人「今の…?なんだってんだ!」
ボブ「今のこの国は腐ってる。力にまかせてやりたい放題。勝手に自分をヒーローにしたシナリオ書いてやがる!かといって逆らえば家族にまで危害が及ぶ。
  だから俺はアメリカ流のやり方でアメリカを引き摺り下ろしてやったんだ。」
友人「そのために…汚れ役を??」
ボブ「ああ。少なくとも被害は俺だけで済む。日本には悪いことをした。アメリカ監督に一介の審判は逆らえない。大統領までつながっているからな。
  いまいち振るわないがメキシコならきっとあれで奮起すると信じていた…。」
友人「そんな…お前ばれたら殺されるぞ」
ボブ「そうなりゃそれがこの腐った国への俺からの最後のプレゼントさ。」

友人は拳銃をおもむろに抜いた。

友人「ボブ…残念だ。これでお前を殺さなてはならなくなってしまった。俺は結局心の底までアメリカ人だ…。もはや大統領も勘付いてる。」
ボブ「・…やれよ。お前に殺されるなら仕方ねえ。」
友人「・・…逃げろ。俺にはできねえ…。」
ボブ「何いってんだ?殺されるってわかって・…」
友人「いいから逃げろ!出来るだけ遠くに…せめて隣のメキシコまで…。そして…俺のぶんまで生きてくれ。」
ボブ「・・…今まで楽しかったよ。」

ボブは走り出した。あてもなく。涙ににじんだ世界を、ただ走っていった。