New York Yankees 307

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80中国・東北地方のサッカーの街
「ナイスボール!」。大連のとある路上で、子どもたちのサッカーを市民が群がり、観戦していた。時おり拍手喝采があがる。大連では、こうした「街頭サッカー」を、いたるところで見ることができる。
大連っ子はサッカーに対して、とくに熱い感情を抱いている。老若男女を問わず、サッカーがきらいな人はきわめて少ない。大連市民の心には、アイドル的なチーム「大連実徳サッカーチーム」の存在がある。
東北地方の人特有の背が高くてガッシリとした体格、豪放磊落な性格をもち、強者の覇気をそなえているからかもしれない。中国でプロサッカーリーグが行われてきた10年間に、大連チームは七回、リーグ優勝に輝いている。
現在、ヨーロッパのサッカーリーグで活躍中の中国人スター選手・孫継海とコツ海東は、まさに大連から飛び立った選手たちだ。
大連実徳チームは、大連っ子の誇りである。ホームスタジアムに行けば、サッカーファンがドラや太鼓を打ち鳴らし、色とりどりの旗を振って大声で叫んでいる。大連実徳チームのチームカラーが青なので、
大連スタジアムは青海原になったかのよう。チケットが手に入らなかったファンたちは、仕方なく広場に集まり、大型ディスプレーでの中継を観戦していた。

大連と日本の名古屋から来た子どもたちが、サッカーを楽しんでいた(写真・王士俊)
 ある記者がかつて、このように大連のサッカーを描写したことがある。
「大連では、サッカー場をよく見かける。そこは毎日、大変なにぎわいだ。以前、
大学のキャンパスで、ある若い父親が四歳にもならない息子を連れて、サッカーを練習していたところを見たことがある。
また路線バスの車内では、サッカー場へ行く母子のうれしそうな顔を見たことがある。そこからは、
大連っ子が骨の髄からサッカーを愛していることが見て取れるし、大連が『サッカー都市』と呼ばれるのもおかしくはない」

http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/200506/teji-2.htm