本場での野球離れ傾向に気がめいっていたからだ。
昨年、ポストシーズンでのテレビ視聴率の低下はどうしたことかと思っていた。
今季も4月第4週までの統計で前年比4・9%の観客減。
米国でも野球は危機にある、と感じる。
特に黒人の野球離れが気になっていた。年々増加する大リーグの
米国外出身選手の割合は今季開幕時で26・1%にのぼった。
だが、多くはドミニカ共和国などヒスパニック。国籍は別に、
黒人の占める割合は17―18%。NBA80%強、NFL70%強に比べ
断然に低い。もう55年も前、人種の壁を破ったJ・ロビンソンが聞けば嘆くだろう。
http://www.sponichi.com/soci/ny/020503.html